今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー82」ディルアングレイの薫シグネイチャーピック使ってみた」という話です。
今回とりあげるのはディルアングレイのギタリスト薫さんのシグネイチャーピックになります。
まず、結論から述べておくと、ディルアングレイの薫シグネイチャーピックは、
「手汗が多い人を除いては、速弾きを含むテクニカルなプレイに非常に適性のあるピック」
です。
気になった人はぜひとも使ってみて下さいませ。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
薫シグネイチャーピックのスペック
まずは、薫シグネイチャーピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティアドロップ
厚み:0.8㎜
材質:??
本ピックは、表面がかなりつるつるした感じですが、その材質については不明です。
ただ、わたしの経験からいうと、なんとなくポリアセタールのような気はします。
そして、せっかくなのでちょっとここで、ディルアングレイというバンドについて少し触れておきましょう。
ディルアングレイは1997年に結成された日本のヴィジュアル系ロックバンドであり、その音楽性はメタル、ハードコアをベースにしてそこに民族音楽等といった様々な要素を加えて様なものとなっています。
人気曲には、「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」や「THE FINAL」、「予感」等といったものがありますね。
参考
薫シグネイチャーピックの音の特徴
薫シグネイチャーピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・低~高音域成分がまんべんなくよく出力されるが、特に高音域成分が多い(ただ、ハイモジュラスよりは微妙に高音の出力は抑えめ)
・ピッキングノイズは弱め
・アタック音はかなり強め
・音が全体的にシャープでクリア
本ピックは、低音~高音までが全体的によく出力されシャープでクリアです。
また、アタック音は強めでピッキングノイズは弱め。
本ピックのサウンドの全体的な傾向は、ピックボーイのハイモジュラスに大分近い印象です。
ただし、シャープさと高音の出に関してはハイモジュラスの方が上である気がします。
薫シグネイチャーピックでの弾き心地等についてはいかに?
薫シグネイチャーピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れは非常に優秀
・高速度帯でのカッティングはスムーズ
・ピック表面はすべりやすいのでグリップが安定しにくい
・ピッキングの急加速が容易
本ピックの弦離れは、非常に優秀であり高速度帯でのカッティングもピッキングの急加速に関しても大分スムーズです。
ただ、ピック表面のすべりやすさは少し気になりますかね。
あと、本ピックは0.8㎜という薄さの割には比較的しなりにくい方ですが、それでもピッキングの際にしなりが加速や最高速度への到達を多少邪魔することもあると感じます。
と言う事で、個人的には本ピックを1.0㎜に調整しなおせばもっと性能がアップする気がしてしましますね。
薫シグネイチャーピックはどんなプレイに向いている?
薫シグネイチャーピックは、
「手汗が多い人を除いては、速弾きを含むテクニカルなプレイに非常に適性のあるピック」
だといえそうです。
本ピックは、弦離れや高速度帯でのカッティングもピッキングの急加速の点で大分優秀であり、テクニカルなプレイには大分適性があると思います。
しかし、本ピックのしなり具合やピック表面のすべりやすさはネックと言えるでしょう。
手汗が多い人に関しては、このピックのすべりやすさは大分問題になる気がしますね。
そして、 サウンドは大分シャープなのであまりヒュージョンやジャズといったジャンルには向いていそうな気がしません。
まあ、個人の趣味趣向によるところもあるでしょうが。
薫シグネイチャーピックの評判
では、最後に薫シグネイチャーピックの評判を見てみたいと思います。
まずツイッターをリサーチしてみましたが、本ピックの使用感についてのコメントはありませんでした。
と言う事で、次にサウンドハウスのレビュー欄を調べてみましたが、こちらもなし。
んー、中々みつからないもんですなー。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー82」ディルアングレイの薫シグネイチャーピック使ってみた」と題しておおくりしました。
ディルアングレイの薫シグネイチャーピックは、弦離れやピッキングの急加速、高速度帯でのカッティングがスムーズで総じて操作性の点で優れたピックと言えます。
ピックのしなりが多少ありますが、あまり操作性に悪影響与えるほどではありません。
ただ、唯一のネックと言えそうなのは、ピックのすべりやすさでしょうかね。
手汗の多い人にはお勧めできませんな。
あと、サウンドに関しては、大分硬質なので丸いサウンドが好きな人には向かないかもしれませんねえ。
いずれにせよ、気になったら使ってみて下さいませませ。
では!
参考記事等
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