今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー74」キコルーレイロモデルのピック使ってみた」という話です。
今回取り上げるのはあのアングラのギタリストとして有名なキコルーレイロさんのアイバニーズ製シグネイチャーピックになります。
まず、結論から言うと、キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックは
「サウンドの丸さと操作性の高さの両立を目指すギタリストにおすすめのピック」
です。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックのスペック
まずは、キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティアドロップ
厚さ:1.2㎜
材質:ポリアセタール
では、次にアマゾンの商品説明欄から商品説明を引用してみましょう。
2015年、メタル・ファンの話題を攫ったMegadethへの電撃加入と二度の来日が記憶に新しいKiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)。Ibanezアーティストのなかでも屈指のテクニックと理論に裏付けられた高いセンスを併せ持つキコが長年にわたって使用するピックを再デザインし、Ibanezのシグネチャー・ピックとして登場です!表面をマットに仕上げた1.2ミリ厚のポリアセタール素材を使用した、定番ティアドロップ形状です。
引用
ふむ、説明文は、結構興味をそそられる内容ですよね。
なんせ、「あのアングラのキコルーレイロのピック」なのですから。
とはいえ、「誰かのシグネイチャーだからと言って必ずしも使いやすいとは限らない」というのはこれまでいろんなピックを使ってきた経験から言えます。
今回も余計な先入観や思い入れは排除して、出来るだけフラットにレビューしていくとしましょう。
ちなみに、キコさんはピックの大分後ろ側を持つようですね。
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックの音の特徴
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音がよく出力される一方で、高音は少なめ
・全体的に音の丸みが強い
・ピッキングノイズは基本控えめだが、5,6弦
・アタック音が比較的強め
本ピックは、全体的に丸みの強い音をしておりますが、アタック音は比較的強めです。
そして、ピッキングノイズはあまりそこまで強くはないですが、5,6弦でのノイズは比較的多めに出る印象ですね。
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックでの弾き心地等についてはいかに?
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れは比較的良好だが、少々引っ掛かりは感じられる
・高速度帯のカッティングが少々やりにくい
・ピッキングの急加速は基本スムーズだが少しひっかかる
・ピック表面は、比較的滑りにくいのでグリップはまずまず安定する
本ピックは、やはりキコさんのシグネイチャーというだけあって基本的な操作性は全体的に高めな印象です。
ただ、そうはいっても、「弦離れは思ったよりもスムーズではないな」といった印象があり、個人的には第一選択とはならない気がします。
先端の丸みが若干強いせいなのか判然としませんが、ピッキングの急加速と高速度帯でのカッティングはあまりやりやすくありません。
個人的にここは不満点ですねえ。
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックはどんなプレイに向いている?
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックは、
「音の丸みと操作性の高さを両立したい人向けのピック」
ではないかと思います。
本ピックは、操作性に関しては急加速と高速度帯でのカッティングがあまりやり易くはないので操作性単独ではあまり第一選択とはならない気がする次第。
しかし、出力されるサウンドは独特な丸みを帯びたものなので、「丸みのあるサウンドが好きだけど、かといって操作性の低いピックは使いたくない」という人にとってはうってつけではないかと思います。
本ピックは、速弾き等テクニカルなプレイにも十分対応できるくらいの操作性はあるので、音との兼ね合いでその使用を検討してみてもいいでしょう。
キコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックのスペックの評判
では、最後にキコルーレイロのアイバニーズ製シグネイチャーピックのスペックの評判を見てみたいと思います。
と言う事で、ツイッターをはじめとした各種SNSやその他のメディア等々をリサーチしてみた所、本ピックの使用感についての有力なコメントは見つかりませんでした。
いやあ、、、なぜなのか、、、。
ただ、本ピックの使用感については以前レビューしたスティーブヴァイさんのシグネイチャーピックと比較的似たようなものではあるようです。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー74」キコルーレイロモデルのピック使ってみた」と題しておおくりしました。
今回は、キコルーレイロシグネイチャーモデルのピックを使ってみたわけですが、本ピックの全体的な操作性は基本的に高いですが操作性だけではより上位に位置するピックがあるので積極的に選ぶ理由にはなりえません。
ただし、サウンドの丸さと操作性の高さの両立に関してはかなりのバランスだと思いますので、そこに重きを置く人は使ってみても損はないでしょう。
では!
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