今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
フェンダーの351 Shape Confettiの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー67」フェンダーの351 Shape Confetti(ティアドロップ)使ってみた」という話です。
今回取り上げるピックはフェンダーの351 Shape Confettiになります。
今回も前回に引き続きフェンダー社のピックをレビューしていきましょう。
ただ、今回扱うピックも同社のピックの中ではかなり知名度の高いものになります。
まず、結論から申し上げると、フェンダーの351 Shape Confettiは
「その独特のサウンドに魅力を感じるギタリストが使うのが最適なピック」
です。
興味がある人はぜひ使ってみて下さいませませ。
なお、自分はギター教室に通った方がいいのか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事参照。
では、ゆるりとおおくりします。
右手のピッキング速度ってなかなか簡単には上がりませんよね?事実、わたしも一時期かなり悩んでいました。
しかし、試行錯誤の末にある練習方法を思いつき、それを実践して比較的短期間に速度が一気に向上。さらに、今では開始当初の2倍以上の速度になっています。
そこで、ピッキング速度を徹底的に追求したい人は、わたしがピッキング速度の限界を2倍以上に引き上げた少し独特な練習方法を試してみてはどうでしょうか?
フェンダーの351 Shape Confettiのスペック
まずは、フェンダーの351 Shape Confettiのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティアドロップ
厚み:スィン、ミディアム、ハード、エクストラハード
材質:セルロイド
今回はフェンダーの351 Shape Confetti
フェンダーの351 Shape Confettiは、フェンダーのティアドロップ型ピックの定番中の定番である351 Shape の Confettiカラーです。
フェンダーの351 Shapeと言えば、べっ甲柄があまりにも有名ですが、本ピックはConfetti(紙ふぶき、キャンディ)カラーなのでちょっとおしゃれでデザインに独自性があります。
ともはいえ、結局は351 Shapeであることには変わりないので、カラー間で音弾き心地やサウンドに基本的な違いはないと思っていいでしょう。
※ただ、場合によっては、表面の加工の違いなどで微妙にサウンドに差が出ることもある。
と言う事で、フェンダー定番の351 Shapeのピックの具体的な使用感についてみていきたいと思います。
フェンダーの351 Shape Confettiの音の特徴
フェンダーの351 Shape Confettiで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・高音域成分は大分少なめ
・アタック音は控えめ
・全体的にマイルドで柔らかい
・中低音域成分の出が大体同じ
・5.6弦においてピッキングノイズが強くなる
本ピックの出音は、高音域成分が大分控えめで中低音域成分の出る割合は大体同等であり、全体的にマイルドで柔らかい印象です。
全体的に何とも言えない独特な音をしているように思う次第。
また、アタック音は控えめですが、ピッキングノイズはやや出やすく、特に5,6弦においてノイズがかなり出ます。
以前レビューした同じくフェンダーのピックの定番中の定番であるトライアングル型の346が大分クリアなサウンドであったことを考えると、大分意外な結果です。
今回の351 Shapeは、ティアドロップなので通常の感覚ならばこちらの方が大分高音が強調されクリアな音色になるはず。
しかし、結果はその逆だったわけです。
何とも、不思議ですなあ。
んー、、、やはり、表面の加工の違いによるものなのかもしれませんねえ、、、。
フェンダーの351 Shape Confettiでの弾き心地等についてはいかに?
フェンダーの351 Shape Confettiでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはややスムーズさに欠ける
・高速度帯でのカッティングはあまりスムーズではない
・ピッキングの急加速はしなりのせいもあってか少々やりにくい
・ピック表面は比較的滑りにくいのでグリップは比較的安定する
・しなるのでトップスピードまで至るのにタイムラグを感じる
本ピックは、意外にも?弦離れはさほど良くありません。
そして、ピッキングの急加速も高速度帯でのカッティングもやりやすいとは言えない模様。
さらには、ピックのしなりのせいでトップスピードに至るまでに少々タイムラグがあるのようにも感じられます。
んー、以前の346が非常に弦離れがよかったのとは、対照的な結果です、、、、。
なんで、音に引き続き弾き心地までこんなに真逆なのか???
もう、わけがわかりません。
以前の346に関しては素材にでしたがビンテージセルロイド」でしたが、今回の351の素材はただの「セルロイド」なのでひょっとしたらこれが関係しているのかも、、、なんて思えてきます。
確かに、同じくビンテージセルロイドが使用されているピックとしては、以前レビューしたグローバーオールマンのティアドロップがありましたが、あちらは確かに弦離れはかなりスムーズでした。
、、、と言う事で、ビンテージセルロイドについて少し調べてみると、セレクトショップ「リュネッタ」のブログで以下のような解説がなされておりました。
フレームの生地の原材料として
アセテートとセルロイドがあるのですが、
これはいずれも繊維系の素材でできており、
ただ、単体の素材だけでは成り立たないので
組成が安定するために
つなぎとして可塑剤(かそざい)という混ぜ物をしています。
お蕎麦につなぎとして小麦粉を使うようなもんです。
大体、セルロイドでは約25%、アセテートでは約22%だそうです。
ただしこの可塑剤、成形した瞬間から気化して抜け始めるとのこと。
抜けてしまったらどうなるかって?
そりゃあ成形そのものが成り立ちませんから、
フレームはバキバキになってしまいます。
この期間が、セルロイドは約10年、
アセテートは約7年とのこと。
引用
ビンテージ・セルロイドについて
この記述は、メガネフレームについての説明の中で登場したものですが、ここからビンテージセルロイドが
「経年劣化により可塑剤がある程度抜けたセルロイド」
の事を意味していると考えられます。
なので、フェンダー社やグローバーオールマン社は、ピックの材料として製造後数年~10年、ないしそれ以上のセルロイドを使用してビンテージセルロイド製ピックを作っているのかもしれません。
つなぎである可塑剤が抜けると、セルロイドは硬くなり縮むというのでビンテージセルロイドの方がシャープで硬い音がする可能性はあります。
もしそう解釈するなら、セルロイド製ピックよりもビンテージセルロイド製ピックの方が音が硬質でクリアであることの説明がつきますね。
まあ、真実は知りませんが。
ただ、本ピックの表面は比較的滑りにくくなっているので、グリップはある程度安定しますので、そこは文句なしにいい所です。
フェンダーの351 Shape Confettiはどんなプレイに向いている?
フェンダーの351 Shape Confettiは、
「その独特のサウンドに魅力を感じるギタリストが使うのが最適なピック」
です。
あくまでも、わたしが使ってみた感じでは、本ピックはお世辞にも弾きやすい部類ではありません。
弦離れはあまりよくないですし、ピッキングの急加速や高速度帯でのカッティングに際しては弦にピックが大分引っかかるので思ったように弾けません。
本ピックは、間違ってもテクニカルなプレイに向いているピックじゃありませんよね。
しかし、本ピックのサウンドはかなり独特なので、これは本ピックを選ぶ積極的理由となるでしょう。
と言う事で、本ピックの音が好きな人が使えばいいと思う次第。
フェンダーの351 Shape Confettiの評判
では、最後にフェンダーの351 Shape Confetti(または、351 Shape )の評判を見てみたいと思います。
んー、351 Shapeは引っかかって使いにくいという人もいれば、弾きやすいという人もいる、、、、どっちなんじゃ???
まあ、弾きやすいかどうかは個人差なのかなあー、ちょっとわかんなくなってきましたな。
とりあえず、「私は弾きにくく感じた」と言う事だけは確かです。
まあ、実際に使ってみて各自使用感を確かめてみるのがベストですわな。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー67」フェンダーの351 Shape Confetti(ティアドロップ)使ってみた」と題しておおくりしました。
フェンダーの351 Shape Confettiは、わたしにとって操作性の面ではお世辞にも弾きやすいピックではない気がします。
なので、操作性にだけ着目するなら、わたしはあまり本ピックをお勧めしたいとは思いません。
しかし、本ピックのサウンドはかなり独特なので、このサウンドに着目すれば十分積極的に選ぶのはありだといえるでしょう。
気になる人は使ってみて下さいませ。
では!
参考記事等
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