今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3の音等について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
扱いやすいジャズ型ピックを探している人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー49」ジムダンロップのウルテム製ジャズ3使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのはあの超絶ギタリスト藤岡幹大さんが愛用していたとして知られるジムダンロップのウルテム製ジャズ3になります。
このレビューシリーズを投稿する当初からいつ投稿しようか迷っていたピックでしたが、やっと投稿までこぎつけましたわ。
まず結論から申し上げると、ジムダンロップのウルテム製ジャズ3は
「速弾きを含むテクニカル系のプレイから表現力重視のプレイまで幅広く対応できる万能型のピック」
です。
ただ、ピックが小さいのは少しだけネックかもしれません。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3のスペック
まずは、ジムダンロップのウルテム製ジャズ3のスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ジャズ型
厚さ:1.38㎜
材質:ウルテックス(ウルテムの事)
本ピックは、冒頭でも触れた通り、あの変態超絶ギタリストとして有名な藤岡幹大さんが愛用していたことで有名なピックです。
これまで当ブログではジャズ3に関しては、赤、黒、黒トーテックスといった3種類を扱ってきたので、今回のウルテムで4つ目です。
これまでレビューしてきた感じでは、3種類のジャズ3はそれぞれに音や弾き心地に関してかなりの違いがありましたので、今回のウルテム製のジャズⅢに関してはどうなのか結構今から気になっています。
さて、では、実際に弾いてその音や弾き心地を確認していくとしましょう。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3の音の特徴
で弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・ピッキング時のアタック音はあまり目立たない
・低~高音域成分がまんべんなくよく出る
・特に、中音域成分は多めに出力される
・全体的に音がマイルドで丸みがある
本ピックは、全体的にマイルドで丸みがあります。
ピッキング時のアタック音は、かなり控えめです。
そして、低~高音域成分が全体的にかなり良く出ていて、音像はマイルドでありながらもかなり輪郭がはっきりしたクリアな音なんですよね。
その音のクリアさは、わたしがメインで使っているハイモジュラスに近いものがありますが、ハイモジュラスよりも中音域成分が多めな印象です。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3での弾き心地等についてはいかに?
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3での弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れがよい
・ピックが小さいので少し扱いが難しい
・ピックが滑りにくくかなりグリップが安定する
・ピッキング時の急加速が大分スムーズ
・高速度帯でのカッティングがやりやすい
・軽い力で大きな音が出やすい
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3は、弦離れがよくピッキング時の急加速がスムーズです。
そして、ピックがかなり滑りにくくてグリップが非常に安定するのもあるのか高速度帯でのカッティング(32分や半拍三連等)がスムーズですね。
そして、比較的軽い力で大きな音が出るのもいい所でしょう。
ただ、ピックが小さいので少しだけ扱いにくい印象はあります。
※とはいえ、グリップが非常に安定するため一般的なジャズ型をに比べると使いにくさは気にならない。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3はどんなプレイに向いている?
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3は、
「速弾きを含むテクニカル系のプレイから表現力重視のプレイまで幅広く対応できる万能型のピック」
といった印象です。
本ピックは弾きやすいのはもちろんの頃、非常に音が柔らかくアタック音が目立たなのでジャズやフュージョンでは大活躍すると思います。
また、本ピックはシンプルに弦離れがよい上にグリップが非常に安定するので、ジャズ型の弱点であるピック面積の小ささを幾分解消できているように感じますね。
これまで定番の赤いジャズ3、黒いジャズ3、黒いトーテックス製ジャズⅢといった3種類オジャズ3についてレビューしてきましたが、わたしは断トツで今回のウルテム製ジャズ3がおすすめです。
弾きやすさと扱いやすさは、ぴか一だと思います。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3の評判
では、最後にジムダンロップのウルテム製ジャズ3の評判を見てみたいと思います。
ふむ、音がマイルドとはいえかなり高音はよく出るのでそれが耳障りに感じる人がいてもおかしくはなさそうです。
弾きやすさとグリップの良さに関しては、やはり全体的に好評価な様ですね。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー49」ジムダンロップのウルテム製ジャズ3使ってみた」と題しておおくりしました。
ジムダンロップのウルテム製ジャズ3は、これまでレビューしてきたジャズ型のピックの中では一番扱いやすく弾きやすいピックであると思います。
もし、「ジャズ型ってなんか扱いにくいんよなあー」と思っている人は、今回紹介したウルテム製のジャズⅢを使ってみるといいかもしれませんよ?
では!
参考記事等
「カイハンセン」がよく使う「アーライ」って何を意味しているのか?
「ピックレビュー53」DAVAの Jazz Grip Gels使ってみた
「ピックレビュー47」ジョンペトルーシのトリニティピック使ってみた
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