今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
ストリクトリー7ギターズのピックの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー46」ストリクトリー7ギターズのピック使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックは、ストリクトリー7ギターズのピックになります。
結論から言うと、ストリクトリー7ギターズのピックは
「決して弾きやすくはないが、マイルドでありつつもクリアな個性的なサウンドが出るピック 」
です。
個人的に本ピックの機能性についてはあまり高いとは思いませんが、サウンドに関しては気に入る人もいるでしょう。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ストリクトリー7ギターズのピックのスペック
まずは、ストリクトリー7ギターズのピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ジャズ型
厚さ:1.00㎜、1.20㎜(今回は1.0㎜)
材質:ポリアセタール
おそらく、当記事で初めてストリクトリー7ギターズというブランドを知った人もいると思いますので、少し補足しておきます。
ストリクトリー7ギターズは、2007年に木工職人であると同時に理学療法士でもあったメタルベーシストのJim Lewisさんにより設立された多弦ギターブランドです。
ストリクトリー7ギターズの、7はきっと「7弦ギターの7」なんでしょうね。
なんかそんな気がします。
ストリクトリー7ギターズのピックの音の特徴
ストリクトリー7ギターズのピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・全体的に丸みがありマイルド
・高音域成分は控えめ
・中低音域成分、特に中音域がよく出力される
・ピッキング時のアタック音は弱め
・4~6弦を角度きつめの順アングルで弾くとピッキングノイズが非常にでる
ストリクトリー7ギターズのサウンドは丸みはあってマイルドでありつつクリアさも失っていないという少し独特なものです。
高音域は控えめで中低音域、特に中音域成分が多めで音に厚みがあります。
そして、ピッキング時のアタック音は弱めなので、アタック音の主張の強さを気にする人にとっても快適でしょう。
ただ、4~6弦、特に6弦を急な順アングルで弾くと、なかなか強烈なピッキングノイズがでます。
ピッキングノイズが気になる人は4~6弦は努めて平行アングルで弾かないとダメな気がしますねえ。
ストリクトリー7ギターズのピックでの弾き心地等についてはいかに?
ストリクトリー7ギターズのピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れがあまりよくない(特に1~3弦で)
・ピック表面がややしっとりしているので比較的グリップが安定する
・高速度帯でのカッティングはやりにくい
・ピッキングの急加速はやりにくい
・ピックが小さいのでピッキングの軌道が安定しない
ストリクトリー7ギターズのピックは、弦離れがあんまりよくありません。
そのうえ、先端はそこまで丸みを帯びているわけでもないのになぜかピッキングで急加速しようとすると
突っかかる感覚があって思う様に加速できないし、高速度帯でのカッティングも思ったようにはスムーズにいきませんねえ。
これにはピックの小ささが多様なりとも影響はしていそうですが、、、ジャズⅢ系のピックはちいさくてもカッティングしやすいんですよね。
この点に関しては、弦離れの違いが主要因であると思っています。
ちょいと、謎です。
ただ、本ピックの表面がややしっとりしていて滑りにくいのでグリップが安定しやすいのは長所ですよね。
ストリクトリー7ギターズのピックはどんなプレイに向いている?
ストリクトリー7ギターズのピックは、
「丸みがありつつもクリアなその特徴的なサウンドを好きな人が使うといいピック」
です。
上述したように本ピックの操作性は一般的に見てあまり高くないし、下手をすると結構弾きにくい部類ではないかとすら思います。
なので、わたしは本ピックをいわゆる速弾きを含むテクニカルなプレイを主とするギタリストが積極的に採用する必要性は薄いと思う次第。
しかし、サウンドは全体的にマイルドで中々個性的な気がするので、この個性的なサウンドを基準に本ピックの採用を決めるのはありだと思います。
まあ、ピックも最終的には「音がよければ」って話になりますからね。
音を基準にピック選びをしていいと思います。
ストリクトリー7ギターズのピックの評判
では、最後にストリクトリー7ギターズのピックの評判を見てみたいと思います。
ただ結論から言うと、ネットをいろいろと調べてみましたが、ストリクトリー7ギターズのピックの使用感についてのレビューは見つかりませんでした。
正直、わたしは恥ずかしながら、今回このピックを見つけるまでストリクトリー7ギターズについてもそのピックについても全く知りませんでしたから、このブランドの知名度はまだまだこれから伸びていくんでしょう。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー46」ストリクトリー7ギターズのピック使ってみた」と題しておおくりしました。
ストリクトリー7ギターズのピックは、操作性自体はあまり高くありませんがそのサウンドに着目すれば、積極的に選ぶ理由が見つかりそうです。
ピックを選ぶにあたって、弾きやすさという操作性の面は当然重要なのですがサウンドも同じくらいに重要。
むしろ、プロギタリストは、「ピックが弾きやすいかどうか」よりもどちらかというと「サウンドを重視してピックを選びをしている」という話も聞きますよね。
と言う事で、サウンドを実際に確かめるために使ってみるのもいいと思います。
では!
参考記事等
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