今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
シェクターのポリアセタールピック
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー45」シェクターのポリアセタールピック0.5㎜使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのはシェクターのポリアセタールピック0.5㎜になります。
シェクターのピックは、前回ルミナスをレビューしたので今回が2枚目ですが、や針同じメーカーのピックでも形状や材質、厚さ、などが違えば当然音も変わってくるものです。
今回のシェクターのポリアセタールピックは、いつもハードばかりではつまらないのであえて0.5㎜という極薄のものを選んできましたので、そこがどう影響するのかも加味してみていきましょう。
さて、まず結論から言っておくと、シェクターのポリアセタールピック0.5㎜は
「クリアなサウンドのコードカッティングや非高速度帯でのリードプレイに向いてるピック」
です。
気になった人はつかってみてくださいませませ。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜のスペック
まずは、シェクターのポリアセタールピック0.5㎜のスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ジャズ型
厚さ:(今回は0.5㎜)
材質:ポリアセタール
シェクターのピックとしては、前回ルミナスピックをレビューしましたが、今回はいたって普通のポリアセタール製ピックですね。
シェクターのティアドロップは、先端が割と鋭利なのでそこが弾きやすさや音質にどう影響するのかが気になるところです。
さて、実際に使って使用感を確かめていくとしましょう。
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜の音の特徴
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜で弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音域成分がかなり控えめ
・高音域成分が最も多く
・全体的に音がクリア
・ピッキングノイズが比較的強め
・6弦をきつめの順アングルで弾くと結構ピッキングノイズが出る
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜は、やはり0.5mmと薄いためもあってか中低音域成分がかなり控えめで高音域成分がよく目立ちます。
よく言えばクリアで悪く言えば軽い音がするといった感じですね。
そして、ポリアセタールという硬質の材質の特性もあってかピッキングノイズは結構強めであり、6弦を順アングルの角度をきつめして弾いた時に比較的多量のピッキングノイズが出ます。
勝手な予想ですが、これが0.5㎜ではなく1.0㎜であったなら、もっとノイズがひどい事になっていた気がしますねえ。
順アングルの角度には気をつけたいものです。
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜での弾き心地等についてはいかに?
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜での弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れは比較的よい
・高速度帯でのカッティングはピックがしなるのもあって比較的スムーズ
・ピッキングでの急加速が比較的容易
・ピックは比較的すべるのでグリップがあまり安定しない
・ピックが小さいので扱いには手先の器用さが必要かもしれない
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜の弦離れは、それなりに良いですが、特筆するほどよくはありません。
わたしは日ごろやや順アングル気味の平行といった感じのアングルで弾くことが多いのですが、そのアングルで弾くとどうも本ピックの先端にやや突っかかる感覚を覚えるため本ピックの弦離れはスムーズだとはいいがたいです。
ピッキングの急加速も先端のとがり具合のおかげで、比較的容易ですが、今度は本ピックの「ピックがよくしなる」という特性のせいで少々コンマ数秒なのかもしれませんが加速にタイムラグがある気がしてなりません。
なんとなく、よくしなる極薄ピックは速弾きに向いている気がしませんねえ。
ただ、よくしなるためカッティングはやりやすいです。
そして、ピックの面積が小さいのと表面が比較的滑るのもあってあんまりグリップは安定しません。
本ピックは、少し扱いが難しい気がしますねえ。
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜はどんなプレイに向いている?
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜は、
「クリアなサウンドのコードカッティングや非高速度帯でのリードプレイに向いてるピック」
だと思います。
本ピックは、0.5㎜と極薄で非常によくしなるのでコードカッティングはとてもやりやすいです。
また、弦離れも決して悪くないので、単音弾きにも十分対応できるはず。
ただしよくしなると言う事は同時に「ピッキングの急加速をする際や速弾きをする際にタイムラグが生じる」と言う事も意味します。
また、ノートの方でも書いていますが、ピックのしなりは一定以上の速度を出そうとすると邪魔になるんです。
そのため、本ピックのようなクリアなサウンドでよくしなるピックは、速弾きに向いているとは言えません。
というわけで、クリアサウンドのコードカッティングやあまり高速でないリードプレイに適していると思うわけです。
シェクターのポリアセタールピック0.5㎜の評判
では、最後にシェクターのポリアセタールピック0.5㎜の評判を見てみたいと思います。
んで、いろいろとネットをざっと検索してみてみた感じだと、どうも本ピックの使用感について言及している方は見当たりませんでした。
エクストラハードの使用感なら、多少あるんですけどねえ、、、。
と言う事で、一応参考までに本ピックのエクストラハード版を使用した方の感想を以下に紹介しておきます。
やはり、今回の0.5㎜ではしなりすぎて弾きにくいんでしょうねえ。
後で、エクストラハードとかもつかってみようかしらん。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー45」シェクターのポリアセタールピック0.5㎜使ってみた」と題しておおくりしました。
今回はシェクターのポリアセタールピック0.5㎜を実際に使ってみた結果、「しなりすぎるので速弾きには向かない」と言う事が分かった次第。
そして、本ピックは弾きにくいわけでは全くないですが、さほど弦離れがいいわけでもないので取り立てて弾きやすいと言う事もないです。
ただ、サウンドはかなりクリアなので、弾こうとする楽曲によっては積極的に採用する価値があるかと思います。
それと本ピックは速弾きには不向きな気がしますが、ギター初心者がピックが弦に負ける感覚をつか武野には最適であるとも思いますね。
気になった人はとりあえず使ってみて下さいな。
では!
参考記事等
「カイハンセン」がよく使う「アーライ」って何を意味しているのか?
「ピックレビュー47」ジョンペトルーシのトリニティピック使ってみた
「ピックレビュー56」初音ミクシグネイチャーピックESP PD-Miku05B 使ってみた
「ピックレビュー59」ラウドネスの山下昌義シグネイチャーピック使ってみた
「ピックレビュー60」プレイテックの激安ライアングルピック使ってみた
「ピックレビュー61」Wedgie(ウェッジ)のナイロン製ティアドロップ使ってみた
「ピックレビュー68」ESPの大村孝佳シグネイチャーピック PA-TO10 使ってみた
「ピックレビュー71」ダイム=バッグダレルシグネイチャーピック使ってみた
「ピックレビュー44」シェクターのルミナスピック実際に使ってみた
紅茶ランキング