今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
ジムダンロップの黒いジャズⅢの使用感が気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー43」ジムダンロップの黒いジャズⅢ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのはジムダンロップの黒いジャズⅢになります。
以前赤いジャズⅢとトーテックス製の黒いジャズⅢはレビューしましたので、今回の普通の黒いジャズⅢをレビューしたら、ジャズⅢシリーズはあの藤岡幹大さんが愛用していたというウルテム性のジャズⅢとジョンペトルーシさんのシグネイチャーのジャズⅢをレビューすれば完結と言う事になりますな。
残すところわずかと言う事で今回も張り切ってまいりましょう!!
結論から言うと、ジムダンロップの黒いジャズⅢは
「赤いジャズⅢより若干エッジがきているが全体的にマイルドで丸みのある音がして、かなり弦離れがよくて弾きやすいピック」
です。
本当に、ジャズⅢはその材質によって音が大分変わりますな。
実際に、弾き比べてみると面白いと思います。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ジムダンロップの黒いジャズⅢのスペック
まずは、ジムダンロップの黒いジャズⅢのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ジャズ型
厚さ:1.38㎜
材質;ナイロン
本ピックは、ぱっと見では普通の赤いジャズⅢをただ黒くしただけの色違いのピックでしかないですが、ネットでもリアルでも「黒い方が赤よりもサウンドが硬質だ」といった意見がよく聞かれます。
今回は本当に赤いジャズⅢよりも黒いジャズⅢの方が硬質なのか、どちらの方が弾きやすいのか等についてしっかり見ていくとしましょう。
ジムダンロップの黒いジャズⅢの音の特徴
ジムダンロップの黒いジャズⅢで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音域成分がよく出力される
・低音域成分の出力が最も多い
・全体的に丸みがありマイルドだが、赤いジャズⅢに比べるとやや硬めか
・ピッキングのアタック音はよわめ
黒いジャズⅢは、赤いジャズⅢに比べると比較的中高音域が多く出力されてエッジがきいた音がするような気がします。
とはいえ、やはり全体的にマイルドで丸みのある音がしますね。
良くも悪くもジャズⅢらしい音といった感じでしょうか。
もちろん、ピッキングの際に出るアタック音は弱めです。
なかなか、本ピックも赤いジャズⅢに負けず劣らすの個性的な音がするピックですね。
ジムダンロップの黒いジャズⅢでの弾き心地等についてはいかに?
ジムダンロップの黒いジャズⅢでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはかなり良い
・ピッキングの急加速が容易
・高速度でのカッティングはスムーズだがピックがの小さいので少し軌道が安定しない
・ピック表面がある程度滑りにくいので、グリップが比較的安定する
・ピックが小さいので少しピッキングの軌道が安定しにくい
本ピックの弦離れは、トーテックス製の黒いジャズⅢ程ではないですがかなり良く、ピッキングの急加速も容易で高速度帯でのカッティングもスムーズです。
ただ、やはりピックの面積が小さいせいで、多少ピッキングの軌道が不安定になる感は否めません。
とはいえ、ピック自体は比較的滑りにくいので、ピッキングの軌道が不安定になることを過剰に心配する必要はないでしょう。
ジムダンロップの黒いジャズⅢはどんなプレイに向いている?
ジムダンロップの黒いジャズⅢは、
「表現力重心のプレイからテクニカルなプレイまで幅広く対応できるピックである」
と思います。
サウンドも赤いジャズⅢ程ではありませんが、丸みがあってマイルドなので、本ピックはフュージョンなどでも十分活躍すると思う次第。
ただ、やはりピックの面積が小さいのでちょっと扱いずらい感はありますよね。
トライアングル型だと大きすぎて機動性が損なわれ、ジャズ型だと小さすぎて軌道が安定しなかったりして手先の細かいコントロールが必要になる、、、、何とも難しいものです。
ちなみに、今、この「帯に短したすきに長し」みたいな状況を一変させるためなのか小型のトライアングル型ピックが登場しています。
例えば、この小型トライアングルのピックと言えばジョンペトルーシさんのシグネイチャーモデルである「トリニティーピック」がありますね。
ジャズ型の小ささが気になる人は、トリニティピックを使ってみるのもいいかもしれません。
ジムダンロップの黒いジャズⅢの評判
では、最後にジムダンロップの黒いジャズⅢの評判を見てみたいと思います。
ふむ、ツイッターを見てみると、黒のジャズⅢにほれ込んでいる人が沢山いますねえ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー43」ジムダンロップの黒いジャズⅢ使ってみた」と題しておおくりしました。
今回はジムダンロップの黒いジャズⅢを実際に使ってみましたが、やはりジャズⅢらしい独特な丸みのあるマイルドな音がしますね。
もっとも、赤に比べるとややエッジがきいている気はしますけども。
自分が弾きたい楽曲のジャンルに合わせて、赤や黒、ウルテムを使い分けたりするといいかもしれませんな。
とりあえず、自分で実際に使って試してみるのがおすすめです。
では!
参考記事等
「ピックレビュー49」ジムダンロップのウルテム製ジャズ3使ってみた
「ピックレビュー50」メタリカのヘットフィールドモデルのHETFIELD BLACKFANGピック使ってみた
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