ピックの削れ方でピッキングの上手い下手が分かるのか気になりますよね?結論から言うと、ピックの削れ方を見れば少なくともそのプレイヤーの弾き方の癖はある程度見えてきます。
ただ本来ピッキングに正解も何もありませんが、「どんなジャンルにも適応しやすい弾き方」というものはあります。そのような、弾き方についてきちんと学んでみたい人はレッスンプロにならうのがいいです。
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ピックの削れ方には弾き方の癖が出る気がするという話
多分、わたしに限らずそこそこ歴の長いギタリスト諸氏は、以下のようなことを感じているはず。
「ギタリストの弾き方の癖がピックの削れ方に表れるのではないか?」
実際、この傾向はあると思います。いや、、、あります!
例えば、普段から強くピッキングする人はピックの材質にもよりますがおそらくピックの消耗が激しいでしょう。また、ピッキングする際にどんなアングルで弾くかで、どの部分が削れるかだって変わってくるはずです。
事実、弾き方によってピックの削れ方に差があることについて気が付いている人たちは結構いるようですね。
ピックの削れやすさにはピックの材質も関係している
当たり前と言えば当たり前ですが、ピックが削れやすいか否かに関しては弾き方もさることながら「ピックの材質が何であるか」とも密接なかかわりがあります。
例えば、ピックの素材として多用されるセルロイドは、サウンドがまろやかでアーティキュレーションが付けやすいと言われていますが、かなり削れやすいとされている模様。これはいろんなピックを試してきた私としても非常に納得がいくことです。
実際、セルロイド製ピックは削れやすいと思っている人は結構いるみたいですね。
個人差はあるでしょうが、わたしの場合もセルロイド製のピックを使っていた時期は、「なんかいつもよりもピックの消耗が速いなあ」といった印象でした。
わたしの記憶が正しければ、わたしの常用しているピックボーイのハイモジュラスに比べると1.4~5倍?くらいの速さで削れていくような印象です。
と言う事で、ピックの削れやすさをどうにかしたいと思っているのなら、削れにくい素材が採用されたピックを選ぶといいでしょう。
例えば、トーテックスやinfinix-Uが素材として採用された以下のピックはおすすめです。
マスター8 ジャパン1.0㎜( 速弾き系ギタリスト向き)
ジムダンロップトーテックス0.6 mm( 弾き語り系ギタリスト向き)
これまでの自分の経験等から正しい削れ方について考察してみる
ここからは、わたしのこれまでの経験も踏まえて「ピックの正しい削れ方」について考えてみたいと思います。
わたしが思うに、
「ピッキングがうまい人のピックは、先端が徐々に丸みを帯びピックの右側が緩やかかつ均等に削れていく傾向にある」
と思っている次第。
そして、一概には言えないものの、ピッキングの技術に習熟していない人ほど、「ピックの消耗が早い傾向にある」と思います。
「ピックの正しい削れ方が存在する」という主張の裏には、「正しいピッキングが存在する」という前提が存在することになるので厄介ですが、わたしはピッキングの上手い下手を判断する基準として「均一さ」、「中低高音のバランスのよさ」、「ダイナミクスとアーティキュレーション」の3要素が特に重要だと思っています。
まず、「均一さ」とは「どれだけ音の粒がそろっているか」であり、音を均一にするためには「毎回ピックのおよそ決まった範囲内の決まった位置である程度均一な力加減で弦を弾かないといけない」と言う事になるでしょう。
そして、中低高音のバランスに関してはピックの極端に先端で弾くのではなく中低音もしっかり出せるよう、ある程度ピックの先端を出して(自分の場合大体7㎜前後?)弾く必要があると思うんです。
そのため、もし「毎回ピッキングするたびにピックと弦が接する位置がバラバラである」とすれば、「ピックの側面がギザギザ削れる」なんてこともあると思います。
ピックがこのような削れ方をする場合、きっとピッキングによって出力される音も均一ではないでしょう。
そして、最後にダイナミクスとアーティキュレーション、つまり「音量の幅と音の強弱」についてですが、日ごろからピッキングが強いのは別にいいんですが「常に自分のできる最大の音量や強さで弾いている」のは問題です。
いつもフルパワーでピッキングしていて力が制御できないとしたら、強弱や音量の差を付けるべきところで差が出せません。これじゃあ表現力もくそもないので、決してピッキングがうまいとは言えないでしょう。
この場合、ピックの消耗は極端に早くなるでしょう。
逆に、「ピッキングが弱すぎて強く弾けない」のもうまいとは言えないはずです。この場合は、「ピックの消耗が極端に遅い」と言う事になりそうですね。もっとも、ここら辺は適切なピックの消耗速度が割り出せないので、わたしにはわからないです。
※参考までに記しておくと、自分の場合は一日2時間くらい練習している時は一か月に一枚~2枚のペースでピックを交換していた。
ここまでの話に、異論は大いにあるでしょう。
わたしは趣味でギターを弾いているだけの素人であり、たまに友人知人にギターを教えてくれと言われたら、「こうすると上手くいくかも」とやんわり提案する程度の人間です。
しかし、わたし自身ピッキング速度を上げるためにひたすら効率的なピッキングの仕方を追及していた時期があるので、なんとなく正しいピッキングに関しては思うところがあるんです。
とはいえ、正直、以前の「正しいピッキング」についての記事でも取り上げたように、ピッキングの仕方の正解なんて「出音がすべて」な気がします。
出音がよければ、どんなにへんてこな弾き方だって基本的に問題はないってことです。なので、本来なら「取り立てて正しいピックの削れ方なんて考える必要すらない」とも思っています。
まあ、結局、「いい音が出ている!」とオーディエンスが言ってくれるなら、取り立ててピッキングの仕方を考えなくてもいいのかもしれませんね。
、、、とはいえ、わたしはピッキングに関して「どんな状況にでも通用する普遍的真理」みたいなものを見つけたい気持ちが強いですけども。
おわりに
この記事は「ピッキングが下手かどうかはピックの削れ方を見ればわかる?」と題しておおくりしました。
今回はピックの削れ方とピッキングのうまい下手との関係について、少し考えてみた次第。
まだまだ詰めなければいけないところは沢山ある気がしますが、基本的に正しくピッキングできていれば「ピックは先端が徐々に丸みを帯びピックの右側が緩やかかつ均等に削れていく」と思います。
また、確たる目安はないものの「ピックの消耗が極端に早かったり遅かったりする」のもピッキングが下手である可能性がりそうです。まあ、頭こんがらがってきますよなあ、、、。
では!
参考記事等
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