今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
テリーゴールドの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー18」ピックボーイのテリーゴールドティアドロップ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックはピックボーイのテリーゴールドのティアドロップ型ピックになります。
もしかしたら、今回のテリーゴールドはあまりメジャーではないかもしれませんが、ちょっとどんな弾き心地なのか気になるので島村楽器で購入してみました。
で、結論から言うと、
「比較的滑りやすく弦離れがよくないが、サウンドは丸みがあってマイルド」
って感じです。
多分、テリーゴールドのティアドロップは表現力重視の人向きのピックですね、きっと。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップのスペック
まずは、ピックボーイのテリーゴールドティアドロップのスペックについて見てみるとしましょう。
素材:ポリアセタール
厚さ:0.60mm 0.80mm 1.00mm(今回は1.00mm)
形状:ティアドロップ
参考
当ブログのピックレビュー記事でとり上げたポリアセタール製ピックは、おそらくこのテリーゴールドのティアドロップが初めてでしょう。
以前の記事で言及したように、ポリアセタールは、一般に「音がブライトで、ミドル~ハイが綺麗に出て摩擦や耐久性に強いのが特徴」だとされています。
とはいえ、正直わたしもポリアセタール製ピックは多分ほぼ使ったことがないので、今回は実際にどんなにサウンドが出てどんな弾き心地なのかについて検証していきたいと思う次第。
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップの音の特徴
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・高音域成分が少なめ
・中低音域成分が強い。特に中音域はよく出る
・ピッキング時のアタック音は控えめ
・音は全体的に丸みがある
ふむ、テリーゴールドティアドロップのサウンドは、一般的に言われるポリアセタールの素材の特性通りといった感じでしょうか。
あと、先端の丸みが強いのもこのサウンドと当然関係があるでしょうねえ。
中高音域がよく出力される厚みのある音が特徴的です。
本ピックで6弦を弾くと、結構大圧があるのでヘビーなリフを弾く際にもつかえるかもしれません。
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップでの弾き心地等についてはいかに?
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・比較的滑りやすい(以前取り上げたマスター8の通常のピック、またINFINIX-U 採用ピック、やDAVAのコントロールと比べた場合)
・弦離れがあまりよくない
・先端が丸みと自体の柔軟性の問題なのか弦から受ける抵抗が強め
・高速でのカッティング、例えば32分カッティングはやりにくい
・急な速度変化、特に遅い所から急加速する場合はコントロールが難しい
テリーゴールドティアドロップは、個人的に弾きにくいですねえ。
わたしが一番気になったのは、何といっても「弦離れの悪さ」ですかね。
おそらく、この弦離れの悪さは、ポリアセタールという素材自体に起因するというより「先端の丸みが強すぎる事に起因している」のだと思っています。
先端が丸あまりにいとピック先端に引っ掛かりがあまりないので、急加速しようとしても滑って空振りする確率が増えそうな気がしてくるんですよね、、、。
なので、あんまり使い勝手がいいとは思えません。
そして、ピックの表面もつるつるしていて滑りやすいのであんまりグリップも安定しない感じです。
グリップの安定に関していえば、INFINIX-U採用のマスター8のピックやDAVAのコントロールピックの方が頭一つ以上抜けて優秀な印象があります。
まあ、いずれにしても、速度の顕著な変化に対応するには難がありそうなピックですねえ。
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップはどんなプレイに向いている?
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップは、
「丸みのあるマイルドな厚みのある音がするため表現力重視のプレイヤーに向いている」
と言えそうです。
その一方、急激な速度変化への対応のしにくさや弦離れの悪さ、ピックの滑りやすさ等の要因から、速引きを含むテクニカルなプレイには向かないといえます。
別に、テリーゴールドティアドロップを使ってテクニカルなプレイができないとは思いませんが、「明らかに他にテクニカルプレイ向きのピックが他にある」という状況なため、テクニカル志向のギタリストがあえて積極的に本ピックを使う理由はないでしょう。
あえてつかう理由があるとしたら、「音」だけかと。
ただ、それとてイコライザーとかを使えば、多少ごまかしがきく気もするので、、、、んー、どうなんでしょうね。
まあ、結局人それぞれってことになるんですかねえ。
しらんけど。
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップの評判
では、最後にピックボーイのテリーゴールドティアドロップの評判を見てみたいと思います。
ふむ、どうやら、わたしはテリーゴールドティアドロップを弾きにくいと感じていましたが、逆に弾きやすいと感じている人もいるんですねえ。
んー、やっぱ感じ方は人それぞれってことなんでしょうね。
あー、ややこしや。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー18」ピックボーイのテリーゴールドティアドロップ使ってみた」と題しておおくりしました。
ピックボーイのテリーゴールドティアドロップは、表現力重視のプレイには適しているかもしれませんが、速弾きを含むテクニカルなプレイにはまるで向いていない気がします。
やはり、先端の丸みの強さと滑りやすさがネックって感じでしょうかねえ、、、。
しかし、わたしはピックボーイのテリーゴールドティアドロップは使いにくいと思う一方で、そうでない人もいるようなのでまずは実際に試してみて下さいな。
ピックが使いやすいかどうかって実際に使ってみないとよくわかりませんからね。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
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