今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
ゲイターグリップの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー14」ジムダンロップのゲイタ-グリップ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのは Jim Dunlop のゲイターグリップになります。
結論から言うと 、
「Jim Dunlop のゲイターグリップは割とグリップが強力でピッキングの軌道が安定しやすいものの弦離れがあまり良くないので、速弾き等テクニカルなプレイには不向きな印象」
がありましたね。
そして、サウンド面に関しては低音が控えめで中高音域成分のバランスが良いと感じました
サウンド面に関しては幅広いジャンルに対応できるものといえるでしょう。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ゲイターグリップのスペック
まずは、ゲイターグリップのスペックについて見てみるとしましょう。
ゲイターグリップのスペックについては以下の通り。
素材:ゲイター
形状:ティアドロップ、トライアングル、ジャズ(今回はティアドロップ)
厚み:0.58 mm、 0.71 mm 、0.96 mm、 1.14 mm、 1.50 mm、 2. mm(今回は0.96mm)
価格税込110円
本ピックに使用されている素材であるゲイターは Jim Dunlop 社の独自素材です
本ピックの表面はかなりザラザラしているので明らかに滑りにくそうな印象。
また今回検証していく厚さは0.96 mm ですその厚みの割にはしなやかでよく曲がるような印象です。
このしなりが実際のプレイにどの程度影響するのかを中心に見ていきたいと思います
あと余談ですが、本ピックの表面にはワニのデザインが施されていますが、これはきっと商品名のゲイターーグリップや素材の「ゲイター」とアリゲイター(英語でワニの事)の「ゲイター」をかけているからだと思う次第。
Jim Dunlop 社の遊び心が垣間見えるなかなか粋なデザインですな。
ゲイターグリップの音の特徴
ゲイターグリップで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・低音の出力が弱め
・中高音域成分のバランスが良い。ただし高音がやや前面に出ている
・ピッキングの際に生じるアタック音がやや強め
本ピックのサウンド面に関しては、全体的にバランスがよくぬけのいい音をしている印象です
おそらくエッジの効いたカッティングやリードプレイには適した音質だと思います。
一方で、低音があまり出力されないので重いリフを弾きたいような人には向かないかなと思うところ。
ゲイターグリップでの弾き心地等についてはいかに?
ゲイターグリップでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れがあまり良くない
・表面がざらついているために手が滑りにくい
・適度にしなるのでアーティキュレーションがつけやすい
・先端に程よく丸みがあるので抵抗が比較的少なめ
本ピックの表面は、かなりザラザラ付いており実際に持ってみるとかなり手が滑りにくいです。
そのため、ライブ等で長時間ハードなプレーをするギタリストや手汗の多いギタリストにはかなり重宝するピックと言えるでしょう。
しかし、一方で弦離れがあまり良くないのであまり激しい弦移動等を伴うテクニカルなプレイをするギタリストには不向きな印象があります。
とはいえ、本ピックは先端に程よく丸みがあることもあってかマイルドな音がしますし、かつ適度にしなるのでアーティキュレーションもつけやすく表現力重視のプレイヤーにとっては使い勝手が良いのかもしれないです。
ゲイターグリップはどんなプレイに向いている?
ゲイターグリップは、グリップが強力であるものの弦離れがあまり良くないために、速弾き等のテクニカルなプレイにはむかないと思います
もし、テクニカルなプレイに適したピックが欲しいならマスター8のINFINIX=Uシリーズかピックボーイハイモジュラス、ESPのウルテムエッジの方がいいでしょう。
またサウンド面に関しては中高音域の抜けが良いのは利点ですが、低音域があまり出力されないのでデスメタルやメタルのようなヘビーさが重視されるジャンルではあまり使い勝手が良くないでしょう
しかし 先端の適度な丸みとその適度なしなり具合からアーティキュレーションがつけやすいので、表現力重視のプレイヤーにとってはかなり有用と思うところ
本ピックは、極端にテクニカル思考の人には向かないですが、表現力を重視するプレイヤーにとってはおすすめですかね。
ゲイターグリップの評判
では、最後にゲイターグリップの評判を見てみたいと思います。
ふむ、やはりゲイタークリップはしなると思われているようです。
そして、やっぱり速弾きには向かないと思っている人もいるみたい。
まあ、ゲイターグリップは表現力重視の人に向いてるんでしょうねえ、やっぱり。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー14」ジムダンロップのゲイターグリップ使ってみた」と題しておおくりしました。
ゲイターグリップは、グリップが強力でピッキングの軌道が安定する上よくしなるので、表現力重視の人にはおすすめです。
しかし、弦離れはあまりよくないので速弾き等テクニカルなプレイを主戦場とするギタリストには、もっと弦離れのいいピックがおすすめですね。
本当、世の中にはいろんなピックがありますねえ。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
「ピックレビュー16」DAVA コントロールJazz Grip Delrin使ってみた
「ピックレビュー13」MASTER 8 のINFINIX-U Hard Grip 使ってみた
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