今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ESPのウルテムエッジの使用感について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
速弾きに向いているピックを探している人
とにかく先端がとがったピックを探している人
話しのネタが欲しい人等
今回もよろしゅう!!
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回の話題は「「ピックレビュー8」ESPのウルテムエッジ1.0㎜を使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックはESPのウルテムエッジ1.0㎜になります。
このピックの存在は、日本最速の筋肉ギタリストjoeG、こと円城寺慶一さんが自身のチャンネルの動画で紹介しているのを見て知りました。
彼曰く、ウルテムエッジは「めちゃくちゃ先がとがっててデコピンしているみたいな感じの弾き心地でアタック音が激つよ」らしいので、非常に興味がわいたんですよね。
参考
まあ、わたしもギタースキル的には全然彼の足元どころか足先数センチにすら及ばないのですが、いちおうは人外的なトレモロの使い手?の一人ではあるので、この手の情報にはかなり関心があるんです。
まあ、そんなこんなで今回はウルテムエッジの弾き心地がどんな感じなのかについて検証してみたいと思います。
結論から言うと、「ウルテムエッジはアタック音がめちゃくちゃ強くなるのでインパクトの強いトレモロピッキングをぶちかましたい人には超おすすめ」です。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ESPのウルテムエッジ1.0㎜のスペック
まずは、ウルテムエッジ1.0㎜のスペックについて見てみるとしましょう。
厚さ:1.0㎜(他には0.6㎜、0.8㎜がある)
材質:ウルテム
形状:ティアドロップ(同シリーズには他にはオニギリ型もある)
価格:税込み110円
そして、ウルテムエッジの詳細を公式から引用すると以下の通り。
通常ピックは研磨処理を行いエッジ部分を丸めますが、このEDGEシリーズでは弦に触れる最も重要な部分であるエッジを限りなく残すように製作しています。このエッジ部分が鋭角に立っていることで、弦を弾いた時にアタック音が際立つことなり、また指先で行う弦へのアプローチを忠実に再生することができます。
ロゴ部分には滑り止めとして必要最小限のラバーグリップ加工を採用しています。ピックの反りや反発力に影響を与えることはありません。
引用
ふむ、もう紹介文から「アタック音命!!」という感じのメッセージをバシバシ感じますねw
正直、ここまで「アタック音の強調」を目指したピックは初めて見ましたね。
説明文に「研磨処理を施していない」という
どんな弾き心地でどんな音がするのか楽しみですな。
ESPのウルテムエッジ1.0㎜の音の特徴
で弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音成分はほどほどにあるので決して薄っぺらい音にはならない
・アタック音が非常に強い
・高音がかなり強調される
ウルテムエッジのアタック音の強さについては、円城寺さんの動画である程度しっていたつもりでしたが、、、正直言って想像以上でした!!
やはり、動画や音源で聞くのと自分で体感するのって天と地ほどの差がありますねえ、、、。
ウルテムッジは先端がそれこそ「人を刺せるんじゃないか?」と思うほどに尖っているからなのか、ピッキングした際に出る音もものすごく高音が強調されてキンキンしております。
もう、完全に好き嫌いが分かれるピックです。
とはいえ、ウルテム材が使われているからなのか、中低音の存在感もそれなりにある厚みのある音をしている気はしますよね。
「高音ばかりやたら目立って中低音は出が悪いペラペラの薄い音」はしていません。
まあ、わたしは結構この音色好きですね。
とりあえず、「ピッキングの際にアタック音を強調したい!!」という人には、もはや「代替品はほかに存在しないのではないか?」というレベルでおすすめですよ。
ESPのウルテムエッジ1.0㎜での弾き心地はいかに?
での弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・先端が鋭利すぎるので慣れないと少し扱いが難しい
・ピックが適度にしなる
・弦離れは良好
・比較的弱い力でも大きな音が出る
・トレモロのトップスピードが維持しやすい
ウルテムエッジは、全体的に見て速弾きやテクニカルプレイに向いたピックであるといえると思います。
適度にしなるので弦からの抵抗を処理しやすい上、ピイックに使用されている素材がウルテム材なので弦離れも非常に良好です。
そして先端が極めて鋭利なため、軽い力でもピッキングの際に大きな音が出やすいのもいいところでしょう。
ただ、先端が鋭利すぎるがために「ピッキングのコントロールが難しくなる」というデメリットも抱えている気がします。
いくらウルテム材が使用されていて弦滑りがいいとはいえ、先端が非常に鋭利なのでピッキングした際に結構弦からの抵抗を感じるんですよね。
特に、速度が増してピックのふり幅が狭くなってくるとその弦からの抵抗がかなり問題となってきて、ピックが弦にヒットしなくなってきます。
※筆者は、ウルテムエッジだと自身の最高速度が試してみた時点では0.5秒ほどしか持続できない。そのため、極限までふり幅を短くして速度を上げていくと、どこかでウルテムエッジの先端の鋭利さが大きなデメリットに転じると考えている。ただ、BPM500前後の16分程度なら支障はないと思う。
ピッキングの技術に習熟している人がウルテムエッジをつかうのなら問題はないでしょうが、あまりピッキングに習熟していない人が使うとつっかかってうまく弾けないかもなって気がします。
円城寺さんは、ピッキングスキルに関してはもはや化け物とか魔物レベルなので、ウルテムエッジの先端のとがり具合がプレイに支障を及ぼさないんだと思うんですよね。
いやあ、ウルテムエッジは、なかなか扱いの難しいピックだと思いますねえ。
ESPのウルテムエッジ1.0㎜はどんなプレイに向いている?
ウルテムエッジは、非常にくせの強いピックですので正直どのジャンルに向いているのか判断するのは困難な気がします。
ただ、円城寺さんがデスメタルバンドの兀突骨でプレイしていることを考えると、やはりハードコアやデスメタル、メタルで使うのが一番なんじゃないかなって思いますね。
特に、「アタック音を強調したい!」という人にとっては、現状わたしが知る限りでこのウルテムエッジよりもおすすめのピックはありません。
結構、いままで100とか200ではきかないほどいろんなピックを試してきたつもりですが、ウルテムエッジよりもアタック音を前面に押し出せるピックに出会ったことがありませんからね。
アタック音を強化したいギタリスト諸氏にとって、ウルテムエッジはリーサルウェポンって感じですよ。
「アタック音を強化したいならウルテムエッジ一択!!ウルテムエッジの代替品はない!!」
て話です。
ESPのウルテムエッジシリーズの評判
では、最後にウルテムエッジシリーズの評判を見てみたいと思います。
ふむ、やはり、ウルテムエッジのアタック音が強調された音質に魅了される人も結構いるようですねえ。
実際、わたしも今回ウルテムエッジを実際に試してみてメインピックにしようか悩むレベルで気に入ってしまったんで、まあわかる気がします。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー8」ESPのウルテムエッジ1.0㎜を使ってみた」と題しておおくりしました。
ウルテムエッジシリーズのピックは、アタック音が異常に強化される非常にくせの強いピックです。
しかも、形状面でも「これで人刺せるんじゃないの?」と思ってしまうほどに鋭利で癖が非常に強いですね。
そんな癖がくそ強いピックなので、好き嫌いはかなり分かれるでしょう。
さらにいえば、ピッキングのスキルに習熟していない人が手を出すとうまく弾けなくなる恐れもありますね。
とはいえ、現状「アタック音の強化」という面でこれ以上のピックは存在しないと思うので、気になる人は試してみてほしいです。
多分、驚くと思います。
では!
参考記事等
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