今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ジムダンロップのビッグスタビーの使用感が気になる人
変わったピックを探している人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー6」ジムダンロップのビッグスタビー3.0使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックは、「ジムダンロップのビッグスタビー3.0]になります。
ビッグスタビー3.0は、その名の通り3.0㎜とかなりの厚みのあるピックなので、結構好みが分かれそうな気がしますがどんな使用感なのか具体的に見ていきたいと思う次第。
結論から言うと、「軽い力で大きな音が出て中低音成分強めの味覚的マイルドな音がするピック」です。
おそらく、いろんなジャンルに適していると思われます。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ビッグスタビーのスペック
まずは、ビッグスタビー3.0のスペックについて見てみるとしましょう。
ビッグスタビー3.0のスペックは以下の通り。
・厚さ:3.0㎜(ビッグスタビーシリーズにはほかにも1.0㎜、2.0㎜がある)
・形状:ティドロップ
・材質:LEXAN(ポリカーボネイト樹脂の一種)
価格:税込み165円
ビッグスタビーの材質であるLEXANについては、聞きなれない人も多いでしょう。
LEXANとは、ポリカーボネイト樹脂の一種でありGENERAL ELECTRIC PLASTICS社の登録商標です。
ポリカーボネイト樹脂を素材として使用したピックのサウンド面での特徴としては、一般に「アタック音がはっきりしてシャープである」事があげられるといいます。
そして、このびっぶスタビー3.0は分厚いですが、先端の方が結構鋭利で指で押すと痛いです。
また、ビッグスタビーの形状の特徴として、指の置く位置をするようなくぼみがあるのですが、これがちょっと個人的にはプレイアビリティーを左右する重要な要素になりそうな気がしています。
というのも、ピックを握りこむ深さを一定に保つことは音色を均一にするために不可欠なので指を置く一の目安があること自体はいい事です。
しかし、あんまりくぼみが深いと音色等をかえる必要がある時に握りこむ深さを変えにくいんですよね。
特に、ピッキングハーモニクスを出すときに苦労しそうな予感がします。
ビッグスタビーの音の特徴
ビッグスタビー3.0で弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・音が全体的にマイルド
・中低音と高音のバランスがよく、厚みがあるのに埋もれない音をしている
・アタック音がほどよい
ビッグスタビー3.0の音は、全体的に丸く柔らかい印象ですが先端が鋭利なおかげなで高音も結構出ているのでまろやかながらも芯があるバランスのいい音をしていると思います。
そして、アタック音は強めにピッキングしないとそこまで出てこないので、ピッキングの際にアタック音だらけになるのが嫌な人には向いているかもしれません。
ビッグスタビーでの弾き心地等はいかに?
ビッグスタビー3.0での弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れが非常によくストレスなくピッキングできる
・スウィープが非常にスムーズにできる
・軽くピッキングしただけで大きな音がでる
・ピッキングハーモニクスが出しにくい
・ピックが全くしならないのでコントロールが難しいかも
・大分削れにくい
ビッグスタビー3.0は、弦離れが非常にスムーズなのでその点は速弾きに向いているといえるでしょう。
スウィープを行う際にも、非常にスムーズにできます。
そして、厚いピック全般に言えることですが、軽くピッキングするだけで大きな音量が出せるのも利点といえそうですね。
しかも、音は上述の通り高音成分も十分に含まれているため、埋もれたような印象の音ではありません。
しかし、やはりピックにあるくぼみが少し問題に感じます。
個人的にピックの先端はかなり短めに持った方が弾きやすいので、ビッグスタビーのくぼみに指を置くとちょっと違和感がありますね。
まあ、弾けなくなるなんてことは全然ないんですけども、、、軽い違和感はあります。
特に、ピッキングハーモニクスを出すときに少し出しにくさは感じるので、これは個人的に問題だと思っていますね。
とはいえ、このくぼみがなくなると、今度は「ピックが滑りやすくなる」という別の問題が発生しそうなので、何とも言えないところです。
とりあえず、わたしは「ピッキングハーモニクスをよく使うギタリスト」には、ビッグスタビーはお勧めできないかもしれません。
ビッグスタビーはどんなプレイに適しているのか、適していないのか?
ビッグスタビーを実際に試してみて感じたのは、やはり何といっても「ピッキングハーモニクスがやりにくい」と言う事です。
そのほかの事について特に文句はありません。
ですので、多分ですが、ピッキングハーモニクスを多用するスタイルの音楽、例えばハードコアやメタル全般にはもしかしたら向いていないかもしれませんね。
ピッキングハーモニクスを多用しないのであればテクニカル系であっても何であっても対応可能だと思います。
あと、わたしのようにピックの先端をほぼ出さないで演奏するような人にもあんまりおすすめはしません。
いつもよりもピックの先端が長めに出ているので、弦との距離感などに慣れるまで少し時間がかかります。
そして、ビッグスタビーは全くしならないので、ギター初心者の人にはお勧めできないです。
全くしならないピックってかなり扱いにくいんですよね。
ビッグスタビー3.0の評判はどんなもん?
では、最後にビッグスタビー3.0の評判を見てみたいと思います。
ふむ、どうやら、ビッグスタビー3.0はノイズの少なさと弦離れの良さで定評があるようですな。
これは納得です。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー6」ジムダンロップのビッグスタビー使ってみた」と題しておおくりしました。
ビッグススタビーは、中低音がよくでつつも埋もれないサウンドが出せる上、弦離れがよく軽い力で大きな音が出せるピックです。
全体的に使い勝手がいいといえるでしょう。
ただし、中心にある大きなくぼみのせいで、いささかピッキングハーモニクスがやりに久野だけは何点かなって感じがします。
いやあ、なかなか弱点のないピックってないもんですね。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
参考
http://www.bobheathvisors.com/bob/lexan.html
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