今回は以下のような方に向けておおくりします。
- ・紅茶を入れる時に重要と言われるジャンピングについて知りたい人等
- ・ジャンピングが起こらないと紅茶がまずいのではないかと不安になっている人
オニギリス!
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「紅茶を入れる時に重要と言われるジャンピングって何なん?」という話です。
ジャンピングとは一般に「ティーポット内で起こる茶葉のゆったりとした上下運動の事」であるといわれております。
このジャンピングが一般には「紅茶が美味しく入れられている証拠」の一つとされているんですね。
ただ、どうもこのジャンピングに関しては「別に必要ないのではないか?」という説もあり中々奥が深いんですよねえ。
今回はそこら辺に少しばり突っ込んでみたいと思う次第。
では、ゆるりとおおくりします。
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ジャンピングって一体何か?
ジャンピングとは、冒頭でも言った通り
「ティーポット内で起こる茶葉のゆったりとした上下運動の事」
です。
まるで、ポット内で茶葉がジャンプしているように見えるからこう名付けられたのだそうな。
ジャンピングが起こることで、茶葉の一遍一遍からまんべんなく香りや味が抽出されるとされています。
そして、ジャンピングが起こすために重要な要素というのが以下の3点。
- くみたての新鮮な水(水道水でよい)をふっとうさせて使う
- ふっとう直後に勢いよくお湯をそそぐ
- 丸みのあるポットを使う(湯の対流が起きやすくなることでジャンピングが促されるという)
※お湯の温度は98度くらいが適温。お湯がぬるいと上に浮き上がったままだし、ふっとうさせ過ぎると水中の空気が少なくなり茶葉が下に沈む。
そして一点、注意しなくてはいけないことに、「ジャンピングという用語が使われているのは日本だけだ」という事があります。
海外にはジャンピングという表現は存在しません。
ただ、イギリスの紅茶研究家ガーバス=ハックスレーさんが出版した『Talking of tea』の記述の中にジャンピングに相当する表現があるようです。
そもそもジャンピングに意味なんてあるのか説
ジャンピングが起こらないと「果たしてこの紅茶は美味しくなるのだろうか?」なんて不安になるものですが、あまりこだわらなくてもいい様です。
日本紅茶協会編の「紅茶の大事典」によると、以下の様な記述があります。
ただし、すべての茶葉にジャンピング現象が起こりやすいわけではなくジャンピングが起こりにくい茶葉もありますが、決してまずい紅茶というわけではありません。あくまでも目安ですので、茶葉が上下に舞っていないからと言って、スプーンでかき混ぜたりしてはいけません。
日本紅茶協会編『紅茶の大事典』p.14より引用
ジャンピング信者の方は、あまりジャンピングに気をとられなくてもいいんだなって思ってくださると幸いです。
ただ、ここで話は終わりません。
実に、マニアックな所まで研究されている方が世の中にはおられるようで、「そもそもジャンピングなんて美味しい紅茶をいれるためには全く必要ない!」という話もあります。
例えば以下の記事の執筆者である紅茶専門店 TEAS Liyn-anのオーナーである堀田信幸さんはジャンピングに関してかなり鋭い指摘をしていますね。
参考
https://liyn-an.com/tea_club/20/jumping_tea_01.html
その指摘を凄く雑に要約すると大体以下のようになります。
- そもそもジャンピング現象の原因が対流であるかは怪しい
- 重要なのは「わかしたてのお湯」。理想的な条件のお湯の場合に、日本でジャンピングと呼ばれる現象がたまたま起こっているだけにすぎない
ふむ、たまたま起こるって当り本当に気にしなくてもよさそうですね。
ちなみに少し余談ですが、上述した紅茶研究家のハックスレーさんは、「プロテイスターは5~6分蒸らす」とその著書『Talking of tea』の中で述べている模様。
そして同時に彼は「最低3分」とも言っており、一般に言われる3分はこれが根拠なのかもしれませんねえ。
んー、今度から6分むらしてみようかしら?
ただ、彼はセイロン紅茶の大ファンだったようなので、これはセイロン紅茶に限定しての話かもしれない点は注意。
ジャンピングについてより詳しくマニアックに追及してみたい方は堀田さんの記事を読んでみるといいと思われます。
読んだ後には「何だ別にジャンピングなんて気にしなくていいのか」って気分になるでしょう。
とにかく、
「新鮮なくみたての水をつかう!!」
のを重要視したいものですね。
おわりに
この記事は「紅茶を入れる時に重要と言われるジャンピングって何なん?」と題しておおくりしました。
ジャンピングとは「ティーポット内で起こる茶葉のゆったりとした上下運動の事」で紅茶が美味しく入れられている目安とされる現象です。
しかし、このジャンピングという名前は日本だけのものであり、海外では言及すらされていない模様。
というのも、「そもそもジャンピングなんて気にする必要がない」可能性があるからです。
何だか、本当に混乱しますが、まあジャンプしてたらして他でいいししてないならしてないでいいって感じで紅茶入れてればいいでしょうねえ。
ま、あまり形式ばっても美味しくないので変な固定観念は捨ててある程度自由にてい―タイムを楽しみたいものですな。
では!
参考
https://liyn-an.com/tea_club/20/jumping_tea_01.html
参考記事等
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