今回は以下のような方に向けておおくりします。
話しのネタが欲しい人
紅茶の聖典と言われるオールアバウトティーって何なのか気になる人
オニギリス!
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「紅茶の聖典「オールアバウトティー」って何?作者はいったい誰?」という話です
今回はちょっとマニアックな内容なので、需要があるかわかりませんがティータイムに話すちょっとした雑学としてはありかなって感じなので取り上げます。
あなたは俗に「紅茶の聖典」と称される「ALL ABOUT TEA」という書籍をご存じでしょうか?
紅茶に関しての書籍は古今東西数あれど、ここまでの分量と完成度を誇る書は他に類も見ないといいます。
もちろん、学術的価値も非常に高く貴重な書なんですね。
今回はこのオールアバウトティーについて少しだけ紹介してみたいと思う次第。
なお、世界の紅茶産地を概観したい人はリンクからどうぞ。
では、ゆるりとおおくりします。
クスミティーは創業150年を誇るフランスを代表する老舗ティーブランド。そのレシピは独創的でそのフレーバーはモダンで革新的。クスミティーは以下の様な方にお勧め。
- フレイバーティーの本場フランスの本格的なフライバーティーを味わってみたい人
- オーガニックにこだわった良質な紅茶が飲みたい人
- 健康志向の人
- ユニークで好奇心をそそるフレイバーに出会いたい人
- 多少高価でも美味しい紅茶を飲みたい人
- 紅茶缶をインテリアとして利用したい人
クスミティーの全てのプロダクトは最高級の原料を使用し、フランスのワークショップで丁寧に製造されています。その豊富なラインナップは一日の様々なシーンを優雅に彩ります。
また、茶葉の入っている缶は、可愛らしくも気品あふれておりインテリアや贈り物にも最適。ぜひ、フレイバーティーの本場フランスの本物の気品ある味に触れてみて下さい。
オールアバウトティーってどんな本?
ALL ABOUT TEA(以下オールアバウトティー)とは、1953年にアメリカのニューヨーク ティー アンド トレード ジャーナルから出版された書籍。
著者は「William H. Ukers(1873-1945)」さんというアメリカのジャーナリストの方です。
※以下、Ukersはユカースと表記する。
この書籍は「ALL ABOUT TEA(直訳すると紅茶の全て)」とのタイトルの通り、まさに「紅茶についてこれでもか!これでもか!」と詳細に書いてある書籍なんですね。
現在でも、紅茶についてここまでの大作はないため「紅茶の聖典」なんて言われている模様。
ユカーズさんは実際にインドやスリランカ、ジャワ、日本などの産地を訪れており、ヨーロッパやアメリカの資料を色々と集めております。
オールアバウトティーの目次を見ると以下の様な事が見てとれるんだそうな。
- ヨーロッパに茶が紹介された経緯やセイロンでの成功や各国での移植等について200ページ以上の記述がある
- 産地や各国の製法の違いについて詳細に記述されている
- 各の飲み方の違いについて詳細に記述されている
もう、「飲み物としての紅茶」の範囲にとどまらず、「紅茶を通してその国の文化や国際関係への洞察を深めている」といった内容と言えますね。
その内容の濃さは実に圧巻(上下2巻、54章、系154ページ、60万字もの大作)で、全編に使用されている挿絵や写真は1700枚をこえており、もはや今となってはそれ自体が貴重な歴史的価値を有しているといいます。
非常に学術的価値が高い書籍と言えるわけですな。
しかしここ日本においては、この名著の知名度は低く和訳もロクに進んでいない様子。
そんな状況にあって、オールアバウトティーの研究は現在静岡大学で行われている様子。
参考
静岡大学ALL ABOUT TEA研究会
http://aat.fc2web.com/content/aat/article.htm
オールアバウトティーの著者「W.H. ユカース」とは何者なのか?
さて、最後に少しだけオールアバウトティーの著者である ユカースさんについて少し詳しく見てみたいと思います。
ユカースさんは上述した通り、アメリカのジャーナリストの方です。
彼はアメリカにてTea & Coffee Trade Journal社を20代の時に立ち上げて、その生涯をお茶とコーヒーに捧げたといいます。
事実、彼は今回取り上げた紅茶の聖典「オールアバウトティー」の他に「all about coffee(コーヒーの全て)」というこれまた大作を世に出しております。
筋金入りの紅茶オタク・コーヒーオタクだったという感じですねえ。
こんな大作を作っているだけのことはありますなあ。
しかも、社名に「Tea & Coffee 」と堂々と入れてしまうあたりがもう凄い熱狂ぶりですよな。
そして現在も、彼が創設したTea & Coffee Trade Journal社はお茶とコーヒーの情報誌として世界中で高い支持を得ているといいます。
参考
そして、どうもその人柄に関しては、非常に紳士的な人物でありかなりの親日家でもあった模様。
日本には実際に二度にわたり訪問しており、静岡を中心にお茶の生産地を回って積極的に取材をしたといいます。
彼の親日家ぶりを物語るエピソードには、
「松が好きだったという理由で自分の日本名を「松之助」とし夫人に「富士子」という日本名をつけた」
というものがあるそう。
んー、ちょっとオールアバウトティー読んでみたい気もしてきますねえ。
ただこれアマゾンでも売っているけど、くそ高いんだよねえ、、、。
ちなみに、オールアバウトコーヒーの方は和訳があります。
興味がある人はぜひ。
おわりに
この記事は「紅茶の聖典「オールアバウトティー」って何?作者はいったい誰?」と題しておおくりしました。
今回の内容はもうかなりニッチな話題だった気がしますが、まあ知っていると「お!コイツ通やな!」と思われるかもしれない内容かも?、、、知れませんねえ。
もっとも、「通だったら何なんだよ」て話ですし、以前の記事で言及したようにことさらうんちくを披露する人ってうっとおしいですしな。
ま、「へー、こんなものもあるんだあ~なんかおもしろ」って感じで、紅茶のおともにでもしてくれればいいかなって感じです。
では!
参考
http://aat.fc2web.com/content/aat/article.htm
http://aat.fc2web.com/content/aat/editor.htm
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