今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
キラーのトリムエッジピックの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックビュー85」キラーのトリムエッジピック使ってみた」という話です。
今回取り上げるのはキラーのトリムエッジピックになります。
キラーギターズと言えば、X字型のあの独特なフォルムのギターを生産していることで有名なギターメーカーですが、実はピックもあるんですね。
で、今回紹介するトリムエッジピックは、これまた非常に個性的な形状をしており、「こんなの絶対使いやすいわけないやん!」といった形状をしています。
まず、結論から言っておくと、キラーのトリムエッジピックは
「基本的な操作性は高いが、その独特の形状のために取り扱い方をミスると一気に操作性が低下する危険性をはらんだ扱いの難しいピック」
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
キラーのトリムエッジピックのスペック
まずは、のスペックについて見てみるとしましょう。
形状:??(独特すぎて命名不能)
厚み:1.0㎜
材質:??(なんとなく、感触的にポリアセタールか?)
本ピックは、相当変わった形状ですよね。
そのため、ティアドロップとかトライアングルといった具体的名称を与えること自体が非常に困難です。
まあ、しいて言うなら、、、6角形??、、、ですかねえ。
この手の変形ピックは、経験上「弾きなれるまでに結構時間がかかる」と思っているので、あまり一般的におすすめできるピックではないと思ったりします。
例えば、前回レビューしたカークハメットさんノシぐネイチャーピックも結構扱いにくい印象でしたしね。
とりあえず、実際に使ってみるとしましょうか。
キラーのトリムエッジピックの音の特徴
キラーのトリムエッジピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・全体的にかなりクリアでシャープだが、中低音域成分が特によく出る
・アタック音は大分強い
・長辺側で弾いた場合のピッキングノイズは少なめだが、長辺側の反対側で弾くとピッキングノイズはかなり多めに出る
本ピックは、全体的にシャープで大分クリアではありますが、高音域よりも中低音の方がよく出力されます。
アタック音はかなり強い印象です。
そして、本ピックの最大の特徴は、「ピックの長辺側と長辺側のちょうど反対側の先端では出力される音が大分違う」と言うものが挙げられます。
長辺側については、先ほど述べた通り「シャープで大分クリアで高音域よりも中低音の方がよく出力されます」が、長辺の反対側に関しては「長辺側に比べると高音が大分弱く低音が強い」といった感じです。
またピッキングノイズに関しては、ピックの長辺側でのピッキングノイズは少ないですが、その反対側でのピッキングノイズは大分強い(特に5,6弦では強烈)。
キラーのトリムエッジピックでの弾き心地等についてはいかに?
キラーのトリムエッジピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れは大分良好
・高速度帯でのカッティングはスムーズ
・ピッキングの急加速はスムーズ
・ピック表面はかなり滑るのでグリップが不安定になりやすい
・かなり独特な形状のため持ち方によってはグリップが不安定になり操作性が下がる
本ピックの長辺側の弦離れは大分良好であり、高速度でのカッティングもピッキングの急加速もスムーズです。
一方、長辺の反対側に関しては、弦離れとカッティングに関しては同じですが、急加速に関しては大分難がある印象。
そして、ピック表面はかなり滑りやすいので、グリップは安定しにくいですね。
基本的に本ピックは操作性に関しては高めなのですが、その独特な形状のせいで「持ち方を間違えると一気に弾きにくくなる」という危険性もあるのでそこは要注意です。
キラーのトリムエッジピックはどんなプレイに向いている?
キラーのトリムエッジピックは、
「基本的な操作性は高いが、その独特の形状のために取り扱い方をミスると、一気に操作性が低下する危険性をはらんだ扱いの難しいピック」
です。
本ピックは、弦離れやピッキングの急加速、高速度帯でのカッティングのスムーズさといった点では大分優秀な部類ですが、独特の形状のせいで少しピックの軌道を安定させるのに苦労する印象があります。
試しに、本ピックの長辺側でピッキングする場合を考えてみますと、その反対側にある先端が人差し指の第二関節あたりにあたり力の入れ方によっては痛いんですよね。
なので、弾いている最中に器用にこの先端との接触を回避する必要もあるとおもう次第(単音から高速のカッティングに切り替える時が問題と思う)。
そのため、本ピックは基本的に手先の器用な人にしかおすすめできない気がします。
キラーのトリムエッジピックの評判
では、最後にキラーのトリムエッジピックの評判を見てみたいと思います。
ふむ、やはり本ピックの使い方に関して難しいと感じている人は、いるみたいですねえ。
ただ、本ピックは使い慣れればそれなりに扱えるようになると思います。
なので、「どうしてもこのピックでギターが弾きたいんじゃ!」という人は、本んピックを使い慣れるよう努力していみるといいかと思う次第。
おわりに
この記事は「「ピックビュー85」キラーのトリムエッジピック使ってみた」と題しておおくりしました。
今回はキラーのトリムエッジピックを実際に使ってみたわけですが、やはりとうりょの予測通り大分癖の強いピックでしたね。
本ピックは、基本的な操作性は高いですがその特殊な形状のせいで使い慣れるまでは操作性に支障が出そうです。
とはいえ、実際に使ってみない事には、何とも言えないところもあるので、まずは実際に使ってみるのがいいと思います。
気になる人はぜひとも使ってみて下さい。
では!
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