今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
カークハメットシグネイチャーピックの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー84」カークハメットシグネイチャーピック使ってみた」という話です。
今回取り上げるのはのレジェンドメタルバンド「メタリカ」のギタリストであるカークハメットさんのシグネイチャーピックになります。
まず結論から言っておくと、カークハメットシグネイチャーピックは
「「もっぱら単音弾きに適しており、複雑な弦移動を伴うテクニカルすぎるプレイには向いていないピック」
です。
気になる人は使ってみて下さいませませ。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
カークハメットシグネイチャーピックのスペック
まずは、カークハメットシグネイチャーピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ジャズ型
厚み:1.38㎜
材質:ナイロン
本ピックは、ジャズ型と言う事ですが一般的なジャズ型ではなく「一見すると桜の花びらのような非常に独特な形状をしている」ので、純粋なジャズ型とは全く違います。
正味、本ピックは「ジャズ型のピックはただでさえ小さいというのにここまで小さくして大丈夫なのか??」みたいな不安が湧き上がってくるレベルで小さいですよ。
個人的に、このサイズだと操作性は大分下がりそうな悪寒がします。
まあ、実際に使って確かめていくとしましょうか。
メタリカの個人的なおすすめ曲についてはリンク先の記事参照。
カークハメットシグネイチャーピックの音の特徴
カークハメットシグネイチャーピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・低音から高音まで満遍なくよく出力される。特に、中低音域の主張が強い
・全体的にシャープで輪郭がはっきりしている
・ピッキングノイズはかなり少ない
・アタック音は大分強め
本ピックは、低音から高音まで満遍なくよく出力され全体的なサウンド傾向はピックボーイのハイモジュラスにかなり近いですが、中低音域の主張が高音域よりも強い点が違いますね。
特に、ピッキングノイズが少なめかつアタック音が強めという特徴の組み合わせになっているピックはあまり多くはないので中々に興味深いですな。
本ピックで低音弦をダウンピッキングすると大分太い音がするので、まさしく「重くそれでいてぬけのいい音がするメタルに最適化されたサウンドのピック」と言えそうです。
カークハメットシグネイチャーピックでの弾き心地等についてはいかに?
カークハメットシグネイチャーピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはかなり良好
・高速度帯でのカッティングはピック面積がかなり小さいので出しにくい
・ピッキングの急加速はピックの厚さと面積の小ささが多少ネックとなり多少やりにくい
・ピック表面は多少滑りにくいので比較的グリップが安定する
・ピック面積が小ささと独特の形状のせいで、テクニカルなプレイにはあまり向いていない
本ピックの弦離れはかなり良好なので、ここは非常に操作性においてプラスです。
しかし、本ピックの面積の小ささと独特の形状が操作性においてかなりネックとなっている印象。
特に、厚みと小さいピック面積の組み合わせはかなり良くないですよね。
ちょっとここまでピック面積が小さいとなると、そもそも高速度と急加速とかに関わらずカッティング自体が大分やりにくくなります。
さらにいうと、上部がvの時にカットされた独特の形状のせいでグリップが安定しにくいような気がします。
ので、本ピックは「もっぱら単音弾きに適したピック」と言えそうです。
カークハメットシグネイチャーピックはどんなプレイに向いている?
カークハメットシグネイチャーピックは、
「もっぱら単音弾きに適しており、複雑な弦移動を伴うテクニカルすぎるプレイには向いていないピック」
です。
本ピックは、弦離れの点ではかなり優秀ですがその小ささのせいで全体の操作性が相当低下している印象です。
ピックが小さい事でカッティングはやりにくいですし、複雑な弦移動もとてもやりにくいんですよね。
なので、本ピックは速弾きなどでつかうとしても複雑な弦移動をしない場合に使うのが最適解だと思います。
実際、カークハメットさんはそこまで弦移動の複雑な速弾きを披露している気はしませんから、本ピックは本人のプレイスタイルを如実に反映したデザインをとっているといってもいいんじゃないかと思いますね。
カークハメットシグネイチャーピックの評判
では、最後にカークハメットシグネイチャーピックの評判を見てみたいと思います。
ふむ、「ピックが傾きやすくなって脱力しやすい」、、、なるほど、そういう意見もあるか―て感じですねえ。
わたしは、あんまりこういった実感はありませんでしたが、本当に人によっていろんな感想があるんですな。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー84」カークハメットシグネイチャーピック使ってみた」と題しておおくりしました。
今回はカークハメットシグネイチャーピックを実際に使ってみましたが、ピックの小ささと厚さ、その独特の形状の組み合わせが相当なネックになる印象です。
本記事で何度も言っていますが、ピッキングの急加速と高速度帯でのカッティングのどちらも本ピックだとやりにくい気がしてなりません。
とはいえ、先ほどのツイートにみられるように「このピックは脱力しやすい!」という声が聴かれるのも事実です。
わたしにとっては、「使いにくかった」と言うだけで、他の人にとっても使いにくいとは限らないので、気になる人は実際に使ってみて下さいませ。という
では!
参考記事等
参考
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