今回は以下の様な方に向けておおくりします。
話しのネタが欲しい人等
人によって気持ちのいいテンポが違う気がするギタリスト
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「自分にとって気持ちのいいテンポ(パーソナルテンポ)は人により大分違う」という話です。
人によって「このテンポだと気持ちがいいなあ~」といったものがあるといいます。
このテンポによって、「やりやすい速弾きの速度」といったものが決まる気がするんですね。
つまり、「今から適当に自分の気持ちのいい速度でテキトーに弾いてください」と言われたときに出る速度と言う事です。
このテンポを把握することによって、自分の練習すべきリズム面での癖や弱点といったものがはっきりしてくるのではないかと思う次第。
と言う事で、今回は「自分の出しやすい速度の計測の仕方」も含めて「パーソナルテンポ」についてみていくとしましょう。
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一般に言われる心地よいテンポとは?
一般に、心地よいテンポは人の心拍数を基準として考えらることが多いようです。
そのため、心地よいテンポは日常のシーンによって異なるとされており、具体的に以下のような基準があるんだそうな。
・リラックス状態:BPM60~90(人の脈拍の速さと同じ)
・ドライブやランニング:BPM:140~180
・歩行時:BPM:110~120
大体、気分のいいテンポのシーン別の分類はこんな感じのようです。
ちょっと、作曲をするときに参考になりそうな情報ですな。
心地のいいテンポは人によって違う!
先ほど見たように一般に「人が心地よいと感じるテンポ」はあるとされており、それは脈拍や心臓の鼓動いったものを基準としたもののようです。
ただ、これはあくまでも一般論であって、心地の良いテンポはかなり人によって違うという話もあります。
例えば、2017年の千葉大学の研究では、個人が意識的に作り出した心地よいと感じたテンポ(タッピングテンポ)とと歩行速度、音読速度、日常における活動性(自己評価)の3つの相関を調べている模様。
その結果、これら3つのうち歩行速度、音読速度の2つは、タッピング速度と同調する傾向にあったといいます。
※ちなみに、本研究では各テンポ聴取時の生理機能(脈拍数,血圧,呼吸数,唾液アミラーゼ,自律神経活動,脳波)を測定しテンポとの関連性を探っているが,特に規則的な変化は見られんかったという。特に,脳波の割合の結果には小さな変化しか見られず,比較することも困難だったとの事である。
この研究の結果は、「人にはそれぞれ固有の心地よく感じるテンポ(パーソナルテンポ)が存在している」という可能性を示唆しているといえます。
やっぱり、一般論だけでは片付かないようですな。
自分の心地よいテンポを探してみよう!
自分にとって心地よいテンポがわかると、リズムトレーニングをする際に「自分が得意なテンポと符得なテンポ」の予想がついて練習効率が上がると考えられます。
そこで、「いったい自分が心地よいテンポはどのくらいなのか」について計測してみましょう!
パーソナルテンポの測り方は以下の通り。
音読テンポの計測
ランダムに文字の書かれた文章を声に出して読み,30
秒間で読むことのできた文字数を測定する。
3パターンの文章で測定し60秒あたりの文字数を計算。
※参考:音読速度の一般平均は、360~420字/分、ニュースの読み上げ速度平均は300字/分、競馬の実況の平均は700~800字/分だという。
平均を音読テンポとする。
タッピングテンポの計測
自分の心地の良いテンポをタッピングする。
20秒間のタッピング回数を測定。
3回測定を行って、60秒あたりのタッピング回数を計算し平均をタッピングテンポとする。
参考までに、私の計測結果は以下の通り。
音読テンポの計測
1パターン:447字(60秒で894字)
2パターン:410字(60秒で820字)
3パターン:432字(60秒で864字)
平均:オニギリの中の人の音読テンポ:859.333...約859字/分
※使用書籍は、積読状態になっているダイレクト出版の「ストーリーブランド戦略」。
タッピングテンポの計測
1回目:106回(60秒で106×3=318)
2回目:120回(60秒で120×3=360)
3回目:111回(60秒で111×3=333)
オニギリの中の人のパーソナルテンポ:(318+360+333)÷3=337よりBPM 337
日ごろから何となく思っていたことですが、やはり私が気分のいいテンポって速いのかもしれません。
私がドラゴンフォースのようなBPM200超のメタルばっかり聞きたがるのも、当然と言えば当然なのかもしれませんなあ。
まあ、それにデスメタルでよく出てくるブラストビートを聞いてて気分良くなるのは、昔からだし、、、うーむ、これ結構妥当なのでは?
自分の得意テンポがわかると見えてくると練習の方向性が見えてくる
自分のパーソナルテンポがわかると、練習の方向性が見えてくるものです。
例えば、私の場合上述のように、BPM337 程度がパーソナルテンポである可能性があります。
こうやって、パーソナルテンポを算出してみると、かなり腑に落ちるところはあるんですよね。
というのも、気を抜いて特にあてもなく「何か弾こうか」と思ったときに無意識に速弾きしている時のフルピッキングは、確かにBPM 340~400程度の16分程度の速さである気がするからです。
まあ、あくまでも気ですがね。
一般に、このBPM337という数値は、速いと思いますが、パーソナルテンポが速いと言う事は決していい事ではなく、「油断するとリズムがどんどん走ってしまう」と言う事を意味していると考えられます。
なので、パーソナルテンポが速い人に関しては、「意識して走らない様にする必要がある」と思うんですよね。
逆に、パーソナルテンポがゆっくりの人は、「意識してリズムがも足らないようにする必要がある」というわけです。
自分のパーソナルテンポによって、「自分が不得意な速度(要するに気持ちがよくない速度)を重点的に練習する」のも大事ですね。
と言う事で、私の場合はスローテンポで正確に弾く練習を重点的にやらないといけないのだと思った次第。
おわりに
この記事は「自分にとって気持ちのいいテンポ(パーソナルテンポ)は人により大分違う」と題しておおくりしました。
一般に、人が気持ちのいいテンポについては、脈拍を基準に考えられますが、個人単位で詳しくて見ていくとそれとは別に「人によって気持ちのいいテンポがある可能性がある」んですね。
パーソナルテンポが速い人は速いなりに、ゆっくりの人はゆっくりな人なりにきちんと自分の傾向に基づいて、きちんとリズム練習を積んでいきたいものです。
本当、もっと練習しなくては、、、。
では!
参考記事等
参考
https://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/104469/S13482084-65-P407-KANE.pdf
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