今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
ギブソンのトライアングル型ピックの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー62」ギブソンのトライアングル型ピック 73M使ってみた」という話です。
今回とり上げるピックは、ギブソンのトライアングル型ピック 73Mになります。
ギブソンの 73Mは、ギタリスト、特に弾き語り系のギタリストにとっては定番中の定番のピックです。
まず、初めに申し上げておきますと、ギブソンの 73Mは
「とにかく柔らかい音を出したい人に向いているピック」
です。
コードカッティングを主としてプレイするギタリストや表現力を重視したプレイをするギタリストは、本ピックを使ってみるといいでしょう。
なお、自分はギター教室に通った方がいいのか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事参照。
では、ゆるりとおおくりします。
右手のピッキング速度ってなかなか簡単には上がりませんよね?事実、わたしも一時期かなり悩んでいました。
しかし、試行錯誤の末にある練習方法を思いつき、それを実践して比較的短期間に速度が一気に向上。さらに、今では開始当初の2倍以上の速度になっています。
そこで、ピッキング速度を徹底的に追求したい人は、わたしがピッキング速度の限界を2倍以上に引き上げた少し独特な練習方法を試してみてはどうでしょうか?
ギブソンのトライアングル型ピック73Mのスペック
まずは、ギブソンのトライアングル型ピック73Mのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:トライアングル型
厚さ:thin、 medium、 hard(今回はmideum。おそらく0.8㎜??)
材質:セルロイド
ギブソンのトライアングル型ピック73Mは、もはやギタリスト、特に弾き語り等コードカッティングを主としてプレイするギタリストにとっては、もはや定番中の定番となっているピックです。
本ピックは、ギターピックの素材として昔から採用されてきたセルロイド製。
セルロイド製のピックには、サウンド面ではクセが少なく物理的には削れやすいという特徴があります。
そのため、おそらく本ピックもその傾向通りの特徴があると思う次第。
とはいえ、クセが少ないとしても細かく見ていけば、そのクセが少ない中にも「独自の特徴がある」ものですから、じっくりと検証していくとしましょう。
ギブソンのトライアングル型ピック73Mの音の特徴
ギブソンのトライアングル型ピック73Mで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・全体的に非常にマイルド
・ピッキング時のアタック音はマイルド
・ピッキングノイズはかなり出やすく、順アングルの角度をきつめにして4~6弦を弾くとかなり強烈なノイズが出る
・ 高音域成分が大分すくなめ
・中高低音域成分の出力が多いが、特に中音域成分が前面にでる
本ピックは、 出音が全体的に非常にマイルドです。
アタック音はかなりやわらかく高音域成分は大分少なめで中音域成分の存在感が非常に強い印象ですね。
そのため、悪い見方をすると「モヤっとした輪郭のはっきりしない音」と認識される恐れもありそうです。
とはいえ、本ピックの出音は個性的でこのような音色のピックはあまりない気がするので、この音色の独自性は本ピックを選ぶ積極的理由となります。
柔らかい音が好きな人にはうってつけのピックであるのは間違いないです。
ただし、ピッキングノイズは比較的でやすいのでそこは要注意ですね。
ギブソンのトライアングル型ピック73Mでの弾き心地等についてはいかに?
ギブソンのトライアングル型ピック73Mでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れがだいぶ良い
・ピッキング時の急加速が容易
・高速度帯のカッティングはあまりスムーズではない
・ピックが比較的しなるので、トップスピードに至るまで少しタイムラグがある
・ピック表面がほどほどにしっとりしているので、グリップが安定する
本ピックの弦離れはかなり良いです。
しかし、その弦離れの良さの割にはピッキングの急加速と高速度帯でのカッティングはスムーズではない印象。
なんでこんな事が起こるのかを少し考えてみましたが、おそらく先端の角度の鋭角さ加減がちょっとすくない事が原因ではないかと思います。
注意深く観察してみると、本ピックって一般的なトライアングルピックよりもほんのわずかに先端の傾斜が緩やかなのです。
それこそ数ミリレベルでの話。
ピックの弾きやすさはミリ単位で変わるんですよなあ。
なお、ピック表面は適度にしっとりしていてグリップは安定します。
ギブソンのトライアングル型ピック73Mはどんなプレイに向いている?
ギブソンの 73Mは、
「とにかく柔らかい音を出したい人に向いているピック」
です。
本ピックの基本的な弦離れはかなりいいものの、ピッキングの急加速や高速度帯でのカッティングのスムーズさといった操作面での利便性において、あまり特筆すべき優位性を発揮する印象がありません。
しかし、そのサウンドは、非常にマイルドで独自性の高いものとなっているのでこの独特なサウンドは本ピックを選ぶ際の積極的理由となりえます。
クリーントーンで演奏する機会の多い人にとっては、かなり重宝するピックであると思う次第。
ギブソンのトライアングル型ピック73Mの評判
では、最後にギブソンのトライアングル型ピック73Mの評判を見てみたいと思います。
まずは、ツイッターにある評価から。
次に、サウンドハウスのレビュー欄を見てみると、以下のような意見があった模様。
・柔らかすぎる
・弾きやすさが最高
・先端が削れるのは早いが、このピックでしか出せない音がある
・このピックでアコギを弾くと、艶があってとても気持ち良い音がする
ふむ、本ピックに限らずセルロイド製のピックって大体が削れやすいですからねえ、、、。
まあ、削れやすくてもしょうがない気がしますなあ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー62」ギブソンのトライアングル型ピック73M使ってみた」と題しておおくりしました。
ギブソンのトライアングル型ピック73Mは、弦離れはかなりいいものの高速度帯でのカッティングやピッキングの急加速はあまりスムーズではない印象です。
しかし、本ピックの柔らかい独特のサウンドは本ピックを選らぶ積極的な理由となりそうですよね。
表現力重視の人は手に取ってみるといいと思います。
では!
参考記事等
「ピックレビュー62」ピックボーイの木製(ローズウッド)ピック使ってみた
「ピックレビュー64」タカミネのセルイド製ピックP1G使ってみた
「ピックレビュー69」ジェイソン=リチャードソントーテックスjazz3使ってみた
「ピックレビュー40」ルナシーのスギゾーモデルのピック使ってみた
「ピックレビュー72」人間椅子の和嶋慎治モデルピック使ってみた
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