今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumの使用感について知りたい人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー52」ゼマイティスのZP05 TD/Medium使ってみた」という話です。
今回とり上げるピックは前回に引き続きゼマイティスのピックでZP05 TD/Mediumになります。
相変わらず、ゼマイティスのピックはデザインがすごいです。
今回のZP05 TD/Mediumは、表面が見る角度によってその見方を変えるホログラムっぽい感じの見た目になるような加工がなされています。
かなり綺麗です。
んで、まずは結論からですが、ゼマイティスのZP05 TD/Mediumは、
「テクニカル系のプレイをする際に基本的に支障はあまりなく、その個性的な音が好きな人が使うとよいピック」」
です。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumのスペック
まずは、ゼマイティスのZP05 TD/Mediumのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティアドロップ
厚さ:0.75㎜
材質:セルロイド
このスペックを見ると、前回レビューしたZP06TD/Mediumと完全に一緒ですよね。
、、、となると、「音や弾き心地も全く同じなのか???」なんて思ってしまうものですが、「同じ形状、厚さ、材質」であっても出音や弾き心地が違うなんてことはよくあるので、スペックだけを見て「まあどうせ同じ音でしょ。検証するまでもないよね」と断じるのはちょっと気が早いです。
、、、とはいえ、やはり大体同じような気はしてしまいますよなあ。
さて、と言う事で、ZP05 TD/Mediumの弾き心地やサウンドについてきちんと検証していくとしましょうかね。
ただ、デザインはかなり違いますよね、当たり前ですけど。
個人的にデザインに関しては本ピックの方が好きだったりします。
やっぱり裏面もとってもクールです。
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumの音の特徴
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音域成分はかなり控えめだが、中音域は ZP06 TD/Mediumに比べるとほんの少しだけ多め
・高音域成分が突出して多い
・全体的にクリアでかなりエッジがきいている
・ピッキング時のアタック音がかなり強い
・ピッキングのノイズが非常に出やすいが、 ZP06 TD/Mediumに比べるとやや少なめ
ふむ、 サウンドに関しては前回レビューしたZP06 TD/Mediumとほぼ同じです。
やはり、素材や厚さ、形状が一緒なのでまあ出音が同じでも当たり前なのかなって感じはありますよねえ。
ただ今回のZP05TD/Medium と前回のZP06 TD/Mediumでは、表面の加工が違うからなのか、ピッキングノイズや中音域成分の出方は本当に若干違うような気がします。
ZP05 TD/Mediumの方が ZP06 TD/Mediumよりも、ピッキングノイズが出やすいし中音域が出やすい印象です。
いやあ、表面の加工一つでこんなに違うとはねえ、て感じですよ。
ひょっとしたら気のせいかもしれませんが(笑)
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumでの弾き心地等についてはいかに?
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れが良好
・高速度帯でのカッティングはやや突っかかるが比較的スムーズ
・ピッキング時の急加速はややスムーズ
・ピックがやや滑りにくくてグリップはやや安定している
・ピックがまましなる(ZP06 TD/Mediumよりもしなる)
んー、、、ZP05 TD/MediumとZP06 TD/Mediumの弾き心地も、ほぼほぼ一緒です。
ただ、ZP05 TD/MediumとZP06 TD/Mediumでは表面の加工が違うので、ZP05 TD/MediumはZP06 TD/Mediumに比べて表面が滑りにくくグリップが比較的安定する傾向にありますし、ピックはややしなりやすいです。
これだけ聞くと非常に微々たる「どうでもいい差」といった感じがしますが、しなりやすいと言う事は素早くピッキングするうえで不利になるので結構大問題なんですね。
なので、ピッキングの急加速に関しては本ピックの方がZP06 TD/Mediumと比べると本当に若干ですがタイムロスがある気がします。
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumはどんなプレイに向いている?
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumは、ZP06 TD/Mediumと同様に
「テクニカル系のプレイをする際に基本的に支障はあまりなく、その個性的な音が好きな人が使うとよいピック」
です。
まあ、本ピックの弾き心地とサウンドに関しては、ZP06 TD/Mediumと比べてそこまで大きな違いはないので、どちらを選んでもそこまでこだわりのない人にとっては「どうでもいい」レベルだと思います。
しかし、「いかにトップスピードを素早く出すか」みたいなことを考える変態?ギタリストに関しては、断然ZP06 TD/Mediumの方がおすすめです。
まあ、あとは好きにしてください。
この両者の違いなど「あー、誤差っすね!」で済むレベルですので。
ゼマイティスのZP05 TD/Mediumの評判
では、最後にゼマイティスのZP05 TD/Mediumの評判を見てみたいと思います。
ネットで検索してみたところ、ゼマイティスのZP05 TD/Mediumの使用感に関するレビューらしきものは以下のツイートくらいしか見つかりませんでした。
まあ、そのデザイン性を高く評価するツイートはそこそこ見つかるんですがねえ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー52」ゼマイティスのZP05 TD/Medium使ってみた」と題しておおくりしました。
ゼマイティスのZP05TD/Mediumは、ZP06 TD/Mediumと弾き心地とサウンドの両面でほぼ同じです。
両者で若干の違いはありますが、大してこだわりのない人からしたらその違いは誤差にすぎないでしょう。
あえてその違いを確認したい人は、実際に買って比べてみるといいと思います。
では!
参考記事等
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