今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumの使用感について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー51」ゼマイティスの ZP06 TD/Medium使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのはゼマイティスの ZP06 TD/Mediumになります。
ゼマイティスのギターはその非常に美しい装飾に定評があるギターブランドですが、今回とり上げるZP06 TD/Mediumもかなり凝ったデザインが表面にプリントされているピックです。
これで弾きやすかったら、ライブで大活躍しそうな予感がしますねえ。
まず、結論から申し上げますと、ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumは
「「基本的にテクニカル系のプレイをしても問題はあまりないが、何よりもその特徴的な音がを好きな人が使うとよいピック」
です。
本ピックは、かなり個性的な音をしていますので、個人的には弾きやすさよりもその独特のサウンドに着目して使うか使わないかを考えた方がいいと思います。
気になる人は買ってみて実際にその弾き心地等を試してみて下さいませませ。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumのスペック
まずは、ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:ティアドロップ
厚さ:0.75㎜
材質:セルロイド
ゼマイティスは、トニー・ゼマイティスさんが創始した高級ギターブランドであり、トニーさん本人がギター本体を一人で作ってきたといいます。
そして、彫金は友人であるダニー・オブライエンさんが担当していたそうな。
ゼマイティスのギターは、その上質なサウンドと彫金やインレイによる美しい装飾から「ギターのロールスロイス」とも「ロックンロールの歴史に刻んだ英国の栄光」等と呼ばれ高く評価されています。
なお、ゼマイティスのギターは、日本では布袋寅泰さんが使用しているギターというイメージが強いかもしれませんな。
さて、今回はそんなデザイン性の非常に高いギターブランドであるゼマイティスのピックなので、やはり見た目はかなり凝っています。
ピックは、シルバーを基調として表面に何模様というのか分かりませんがなかなか凝った装飾がされていますね。
裏面の「Z」もなかなかイケてます。
これで弾き心地等もいいとなれば、本ピックはライブ映えしそうな見た目なので積極的に使っていきたくなるかも。
ちなみに、本ピックの素材としてセルロイドが使用されているのを見ると、なんだかこれまで伝統の中に革新をとり入れてきたゼマイティスらしいなといった印象を受けますねえ。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumの音の特徴
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中低音域成分はかなり控えめ
・高音域成分が突出して多い
・全体的にクリアでかなりエッジがきいている
・ピッキング時のアタック音がかなり強い
・ピッキングのノイズが非常に出やすい
ゼマイティスのZP06 TD/Mediumの出音は、全体的に高音がかなり出る非常にクリアですが、ややもすると「キンキンしてうるさい」といった印象です。
わたしのメインで使用しているピックであるピックボーイハイモジュラスと比べてもおそらく音の傾向はそう変わらない気がします。
ただ、アタック音はかなり強めであり、ピッキング時に出るピッキングノイズも大分出やすい印象です。
深めの順アングルで弾くと、3弦ですら大分多めのピッキングノイズが生じます。
まあ、セルロイドって結構ピッキングノイズが出ますからねえ、、、しょうがないんかな?
ちょっと、サウンドは好き嫌いがはっきりしそうなほどクセが強いです。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumでの弾き心地等についてはいかに?
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れが良好
・高速度帯でのカッティングはやや突っかかるが比較的スムーズ
・ピッキング時の急加速はややスムーズ
・ピックがやや滑りやすいのでグリップは少し安定しにくい
・ピックがややしなる
ZP06 TD/Mediumは、基本的に弦離れは良好で高速度帯でのカッティングや急加速はスムーズですが、ピッキングの際にやや引っ掛かる感触があります。
また、ピックが少し滑りやすくグリップがやや不安定なのもあり、ちょっと個人的には扱いにくい感じがありますねえ。
とはいえ、ZP06 TD/Mediumは一般的には弾きやすいピックに分類されると思います。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumはどんなプレイに向いている?
ZP06 TD/Mediumは、
「基本的にテクニカル系のプレイをしても問題はあまりないが、何よりもその特徴的な音が好きな人が使うとよいピック」
だと思います。
もちろん、グリップが多少不安定とはいえ弦離れは比較的良好ですので、テクニカル系のプレイをする上で支障が出ることはあまり考えられないと思う次第。
ただ、やはり弾きやすさという点ではマスター8のインフィニックスU製ピックやDAVAのコントロールピックを選んだ方がいいでしょう。
※手汗が少ない人は、ピックボーイのハイモジュラスがおすすめ。
なので、本ピックを積極的に選ぶ理由があるとしたら、その個性的なサウンドに尽きると思うんですね。
多分、ハマる人はハマるサウンドですので、本ピックを使ったことがない人は一度試してみるといいと思います。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumの評判
では、最後にゼマイティスの ZP06 TD/Mediumの評判を見てみたいと思います。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumの使用感について触れている人はネットを検索してみた限りでは、かなり少ないように思いました。
まずは、ツイッターから調査してみるとゼマイティスの ZP06 TD/Mediumについては以下のような声がきかれます。
んー、ビジュアルにしか触れてないですなあ、、、、。
まあ、そりゃあかっこいいのはわかるけどさ。
次にアマゾンを見てみると、「なんとなく弾きづらい」といった意見があったもよう。
まあ、なんともですねえ。
いろんな人の意見を聞いてみないと、本当に弾きやすいのか弾きにくいのかってわかりませんしなあ。
やはり、自分で使ってみて判断するのが一番ですな。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー51」ゼマイティスの ZP06 TD/Medium使ってみた」と題しておおくりしました。
ゼマイティスの ZP06 TD/Mediumは、一般的には弾きやすい部類のピックに分類できると思いますが、それでも弾きやすさに関していえばまだまだ優れたピックはあります。
そのため、本ピックを採用するか否かはその個性的な音が自分の好みに合うか合わないかで決めるのがいいと思う次第。
本ピックは、中々高音が強くてエッジのきいたクセの強い音ですが、使い方によっては面白い事になりそうです。
と言う事で、気になった人はぜひ使ってみて下さいませませ。
では!
参考記事等
「ピックレビュー47」ジョンペトルーシのトリニティピック使ってみた
「ピックレビュー58」イングヴェイシグネイチャーピック使ってみた
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