今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ryogaピックの使用感について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー42」ryogaピック使ってみた」という話です。
今回とり上げるのは島村楽器の「ライブパフォーマンスギア」をコンセプトとするギターブランドryogaのピックになります。
結論から言うと、ryogaピックは
「弦離れが非常によくサウンドもクリアで汎用性の高いピック」
です。
トライアングル型のピックは、えてしてその大きさのために機動性に欠ける印象ですが、本ピックの場合はその欠点を補って余りある性能だと思います。
ですので、弾き語りを主とするギタリストにもテクニカル系のプレイを主とするギタリストのどちらにもおすすめですね。
気になった人はぜひとも手に取って試してみて下さいな。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ryogaピックのスペック
まずは、ryogaピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:トライアングル
厚さ:THIN(0.5㎜)、MEDIUM(0.75㎜)、HARD( 1 .0 mm ) ※今回はHARD。
材質:セルロイド
ryogaは、島村楽器の「アーティストのパフォーマンスを更に向上させる楽器を創る」という意図のもと、創設されたブランドであり、コンセプトは『ライブパフォーマンス・ギア』だといいます。
そして、Ryouga のデザインモチーフは、日本に生息するハチ類の中でも最も強力で攻撃性が高いオオスズメバチです。
んー、オオスズメバチ、、、とがってますねえー。
ryogaピックの音の特徴
ryogaピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・低音域成分がかなり多めに出力される
・中高音域が多めに出力されて音がクリア
・ピッキング時のアタック音が強い
・5、6弦を順アングルの角度をきつめにして弾くとピッキングノイズがかなり出る
ryogaピックは、低音域成分がかなり多めに出ているものの高音の主張も強くかなりエッジのきいた音を出力します。
ピッキング時のアタック音もかなり強いです。
そして、5、6弦を順アングルの角度をきつめにして弾くとかなり多量のピッキングノイズが出る模様。
そのため、本ピックは、丸みのあるマイルドな音を求めている人には不向きでしょう。
ryogaピックでの弾き心地等についてはいかに?
ryogaピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはかなり良い
・高速度帯でのカッティングがかなりスムーズ
・ピック表面は割合滑りにくくグリップが比較的安定する
・ピッキングの急加速がスムーズ
・ピック面積が大きいので多少小回りが利かず
本ピックは、トライアングル型にしてはかなりの弾きやすさを誇るピックです。
本ピックは弦離れが非常によく高速度帯での半拍三連や32分でのカッティングがかなりスムーズにできます。
また、ピッキングの急加速も容易。
ピックの表面が比較的滑りにくいので、グリップも安定します。
そのため、かなり使いやすいピックです。
ただ、やはりトライアングル型であるため、多少小回りという点では難がありますね。
とはいえ、本ピックの場合、このデメリットは「ピック面積が増えることでグリップが安定する」というメリットによって十分相殺できる」と思うのであまり問題ないでしょう。
総合的に見て、とてもバランスのいいピックだと思います。
ryogaピックはどんなプレイに向いている?
ryogaピックは、
「トライアングル型なので多少機動性の点で難があるものの、全体的に使い心地がよく汎用性の高いピックである」
と言えます。
そのため、本ピックは、速弾きを含むテクニカルなプレイから表現力重視のプレイと実に幅広いジャンルに対応できると思う次第。
ただ、出力される音質は、低音域成分がかなりおおいものの高音の存在感も強く人によっては耳障りに感じるかもしれません。
そのため、ソフトな音を出したい人には不向きかもしれませんね。
とはいえ、弾き心地はかなり良いので、スムーズにカッティングをしたい人にはぜひ一度は使ってみてほしいピックです。
ryogaピックの評判
では、最後にryogaピックの評判を見てみたいと思います。
ざっとryogaピックの使用感についてアマゾンやサウンドハウス等のショッピングサイトを含めネットを広く調べてみましたが、まったくといっていいほど見つかりませんでした。
なんか、最近マイナーなピックを扱っているからなのかはよくわからないですけども、ネット上にレビューが皆無のピックを取り扱う機会が増えてきましたねえ。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー42」ryogaピック使ってみた」と題しておおくりしました。
今回は」ryogaピックを実際に使ってみましたが、当初は「どうせトライアングル型だしそんなに使い心地はよくないんだろう」なんて思ってましたが、実際に使ってみたらかなり使いやすくて驚きましたよね。
本ピックは、トライアングル型の「面積が大きいせいで機動性に欠ける」というデメリットを補って余りある性能を持っていると感じます。
そのため、一般にトライアングル型のピックは弾き語りやバッキングを主とするギタリストに好まれる印象ですが、本ピックは、テクニカル系のプレイを主とするギタリストにおすすめできる良品だと思う次第。
本ピックが気になった人は、ぜひとも使ってみて下さいな。
では!
参考記事等
「ピックレビュー47」ジョンペトルーシのトリニティピック使ってみた
「ピックレビュー54」キラーギターズの高崎晃モデルピック使ってみた
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