今回は以下の様な方に向けておおくりします。
スコアレイピックスのちいかわピックの使用感について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「|ピックレビュー35| スコアレイピックスのちいかわピック使ってみた」という話です。
まず、結論から言うと、ちいかわピックは
「トライアングル型には珍しいほどの弾きやすさを備えたピック」
といっていいでしょう。
可愛くて弾きやすいピックを探している人には、全力でおすすめできる良ピックですな。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
スコアレイピックスのちいかわピックのスペック
まずは、ちいかわピックのスペックについて見てみるとしましょう。
形状:トライアングル
厚さ:0.96㎜
材質:セルロイド
カラーバリエーション:ピンク、ブルー、イエロー(今回はブルー)
ちいかわピックの表面には「ちいかわ(ピンク)」「ハチワレ(ブルー)」「うさぎ(イエロー)」がそれぞれプリントされており、裏面には3キャラが集合してお馴染みのポーズをしたデザインがプリントされています。
なんで、今回私がわざわざピンクのちいかわデザインではなくブルーのハチワレデザインをチョイスしたかというと、それは単に「店頭に並んでいた「ちいかわピック」がこれだけだったから」です。
今回のちいかわピックは、ららぽーと横浜店で入手したのですがちいかわピックの売れ行きはかなりのものだったのでしょうねえ。
まあ、あと私は圧倒的猫派でもあるので、「はちわれデザインを選んだ」のは結果的に大正解だったかもしれないですな。
ちなみに、今回のピック本体を製造しているスコアレイジャパンは、主にGrover Allmanのピックやオリジナルピック、ギターパーツの製作を行う企業です。
グローバーオールマンのピックと言えば、世界中に愛用者がおりその品質が高く評価されていますので、今回のちいかわピックにも期待出来そうです。
※グローバーオールマンのピックの代表作には、以前レビューしたヴィンテージセルロイドがある。
スコアレイピックスのちいかわピックの音の特徴
ちいかわピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・ 中高音域成分は多めだが、中音域成分の出力が一番多い
・ 低音域成分はやや控えめ
・ピッキング時のアタック音はつよめ
・音全体がやや軽めでシャープだが、丸みもある
ちいかわピックの材質はセルロイドだそうですが、全体的な音質はややカーボンナイロンに近い印象で、どこか透明感のあるようなすっきりした音をしています。
特に、前面によく出てくる伸びのある高音は特徴的ですね。
ただ、本ピックは高音がとがっている一方で、どこか丸みもあるのであまり高音が耳障りではありません。
なお、ピッキングの時に発生するアタック音はやや強めです。
スコアレイピックスのちいかわピックでの弾き心地等についてはいかに?
ちいかわピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れはかなりよい
・高速度帯でのカッティングがやりやすい
・ピック表面がやや滑るので材質的にはグリップの安定性はやや不安定気味だが、ピックの面積が大きいためそこまで問題にならない
・ピッキングの急加速が楽
・ピック自体がトライアングル型で大きめなため、少々小回りが利かない場面がある
表面の加工のおかげもあるのか、非常に弦離れがいいです。
いわゆる速弾き的なフレーズもストレスなく弾けます。
そして、ピッキング時の急加速も楽なので使い勝手がいいですよね。
ただし、ピックの表面がやや滑りやすいので、材質的な観点からはグリップの安定性に少々難ありですが、ピックの面積が大きいためそこまで致命的な問題ではありません。
とはいえ、ピックの面積が大きいせいで若干小回りが利かなくなっているので、複数の指を駆使するハイブリッドピッキングや細かい弦移動を激しく繰り返すプレイでは少々ピック面積の大きさがネックになりそうです。
スコアレイピックスのちいかわピックはどんなプレイに向いている?
ちいかわピックは、
「総合的に見て非常に弾きやすく、いわゆる速弾きを含むテクニカルなプレイにも対応できる汎用性高めのピック」
と言えるでしょう。
そのため、弾き語り系を主戦場とするギタイリストからいわゆるシュレッダー、つまり速弾きを全面的に押し出した演奏スタイルのギタリストといった幅広い層が使えるピックと言えるわけです。
ただし、ちいかわピックは、トライアングル型であるため、「やや小回りが利かない」ので弦移動を激しく繰り返すフレーズや複数の指を駆使するハイブリッドピッキングでは不利になるかもしれません。
まあ、個人的には誤差程度という感じですが、確かなことは言えませんので。
ただ、ちいかわピックの明確な弱点はトライアングル型ピック全般に対して言えるものだけなので、弾き語りを主にするギタリストからテクニカルなプレイを主にするギタリストといった様々なギタリストにちいかわピックはおすすめできそうです。
一度、使ってみてその使い心地を確かめてみるといいでしょう。
スコアレイピックスのちいかわピックの評判
では、最後にちいかわピックの評判を見てみたいと思います。
ちいかわピック大人気ですなあ~。
まあ、可愛いからわからんではない。
それしてもツイッター見ても使い心地についてコメントしている人が本当にいない、、、。
もち、サウンドハウスにもおりません。
かわいけりゃなんでもええんかい!!
まあ、、、アリよなww
可愛いもの見ると集中力上がるっていうし、可愛いピック使えば練習もライブもはかどるでしょ。
知らんけど。
おわりに
この記事は「|ピックレビュー35| スコアレイピックスのちいかわピック使ってみた」と題しておおくりしました。
ちいかわピックは、総合的に見てかなり使い勝手のいいピックです。
正直、わたしは今回のレビュー以前にちいかわピックの存在を知っていましたが、「まあ、こういう系統のピックはいろものでしょ。弾きやすさなんて期待できないさ」くらいに斜に構えていました。
ところが、実際に使ってみたらそんな私のよこしまな心?はスッときえてなくなり、一転して「おい、これずいぶん使いやすいじゃねえか!!」といった印象に変わりましたよね。
もう気持ち悪いくらいの手のひら返しですが、本当にそんな感じでした。
可愛くて弾きやすいピックを探している人には、マジでちいかわピックはおすすめです!
では!
参考記事等
「ピックレビュー50」メタリカのヘットフィールドモデルのHETFIELD BLACKFANGピック使ってみた
「ピックレビュー51」ゼマイティスの ZP06 TD/Medium使ってみた
「ピックレビュー56」初音ミクシグネイチャーピックESP PD-Miku05B 使ってみた
「ピックレビュー62」ピックボーイの木製(ローズウッド)ピック使ってみた
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