今回は以下の様な方に向けておおくりします。
マスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピックの使用感について気になる人
いろんなピックを試してみたい
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「|ピックレビュー33|マスター8とパラドックストーキョーのコラボピック使ってみた」という話です。
今回レビューしていくのはマスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピック(長すぎるので以下パラドックストーキョーコラボピックと表記)になります。
いつものようにレビュー用にピックを買うとしていたら、ピック売り場にひときわ存在感のあるデザインのピックがありました。
それが今回とり上げるパラドックストーキョーコラボピックです!
なんか見た目がやたらかっこいいんですよ、このピック。
これで弾きやすかったら最強ですねえ。
てなわけで、まず最初に結論から言っておくと、パラドックストーキョーコラボピックは
「基本的に弦滑りがよくテクニカルなプレイに向いたピック」
です。
ただし、ピッキングをする際に順アングルの角度が急な人にとっては、かなり癖の強いピックになってしまいます。
ちなみに、ギターのピッキング速度をBPM300の16分以上の速さにしたい人は、よかったらわたしのnoteを参考にしてみてくださいな。
では、ゆるりとおおくりします。
マスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピックのスペック
まずは、パラドックストーキョーコラボピックのスペックについて見てみるとしましょう。
パラドックストーキョーコラボピックのスペックについては以下の通り。
形状:トライアングル、ティアドロップ、ジャズ(今回の形状はティアドロップ)
厚さ:0.88㎜
材質:インフィニックス
価格:165円
※全国の島村楽器で販売中
本ピックは、PRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelなので、きっとあなたは「PRDX PARADOX TOKYOっていったい何のブランドなのよ??」と疑問に思ったかと思います。
と言う事で、かるく説明をしておきますと、PRDX PARADOX TOKYO とは株式会社からくさの展開する2012年にスタートしたユニセックスアパラレルブランドです。
PRDX PARADOX TOKYO のコンセプトは、”二面性のあるファッション”であり、世界観を反映した独自のグラフィックや機能的なギミックを取り入れたモードウェアを提案しているんだとか。
また、音楽シーンのアーティストやスポーツチームへのデザイン提供等も行っているそうで、本ピックもそのよう活動の一環と考えられます。
なお、PRDX PARADOX TOKYOのマスター8社以外の企業とのコラボ商品として、ストラップやギターケースなどもある模様。
ちなみに、PRDX PARADOX TOKYOのデザイナーは栗林乃絃さんという方のようです。
おそらく、本ピックのデザインを担当されたのも栗林さんなのでしょう。
いや、本当にかっこいいんよ、このデザイン。
そのうえ、ピック本体の素材はグリップと弦離れに定評のあるインフィニックス材ですので、本ピックはデザイン性と機能性の両面が高次元に組み合わされたピックである可能性があります。
いやあ、これは試し甲斐があるね。
マスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピックの音の特徴
パラドックストーキョーコラボピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中高音域成分が多めだが高音域成分が一番多い
・低音域成分は中高音域に比べてやや弱い
・ピッキング時のアタック音は比較的強め
・順アングルの角度がきついときは4、5,6弦で多量のピッキングノイズが混じる
本ピックは、やや低音が控えめで中高音域成分が多めです。
特にその中でも高音域成分のリョウは一番多い気がします。
全体的な音のバランスはピックボーイハイモジュラスに近い印象ですね。
そして、ピッキング時に生じるアタック音は比較的強めです。
ただ、順アングルの角度を急にした場合は4、5,6弦をピッキングした際に顕著にピッキングノイズが増加するので、サウンド面での癖は強い印象ですね。
マスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピックでの弾き心地等についてはいかに?
パラドックストーキョーコラボピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れは基本的に良好だが、順アングルの角度をきつくした場合は、4、5,6弦でザラザラした感触が増加し弦離れが悪くなる
・ピッキング時の急加速はあまりしやすくない
・ピックが程よくしなる
・ピック表面が滑りにくいのグリップが安定する
・高速度帯でのカッティングは比較的やりやすい
本ピックの弦離れは基本的には良好ですが、4,5,6弦を急な角度のついた順アングルで弾くとかなり弦離れが悪くなります。
そのため、普段から順アングルの角度がきつい人は要注意です。
そして、本ピックの先端の丸みがやや強めな成果ピッキングの急加速はやりにくい印象。
また、ピックは程よくしなりグリップも安定し、BPM 150程度の32分音符でのカッティングも比較的やりやすいですね。
マスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピックはどんなプレイに向いている?
パラドックストーキョーコラボピックは、総合的に見て
「テクニカル系のプレイをするのに適したピック」
と言えるでしょう。
ただ、やはりネックは上述したように、「順アングルの角度がきつくなったときに生じる弦離れの悪さとピッキングノイズの増加」です。
まあ、弦離れの悪さに関してはある程度以上ピッキング技術のあるギタリストならあまり問題だと思わない誤差レベルの話です。
しかし、ピッキングノイズに関してはかなり顕著ですので、サウンド面が気になって本ピックの使用を見合わせる人も出てきそうな予感がします。
サウンド面でかなり癖の強いピックですよね。
もっとも、「ピッキングノイズをガンガンに出してアグレッシブな印象の演奏がしたい」という人にはうってつけのピックと言えそうです。
マスター8のPRDX PARADOX TOKYO Collaboration Modelピックの評判
では、最後にパラドックストーキョーコラボピックの評判を見てみたいと思います。
ツイッターやアマゾンや楽天をはじめとしたさまざまなネットショッピングサイトを確認して回りましたが、本ピックのレビューは皆無でした。
いやあ、一件くらいあってもいいじゃないかって感じなんですけどねえ、、、。
なぜなのか?
まあ、でも、ないもんはないんでしょうがないですよなあ。
おわりに
この記事は「|ピックレビュー33|マスター8とパラドックストーキョーのコラボピック使ってみた」と題しておおくりしました。
パラドックストーキョーコラボピックは、テクニカルプレイ向きのピックといえます。
ただ本ピックは、ピッキングの際に順アングルの角度が急な人にとってはかなりくせの強いピックと感じられるでしょう。
いずれにせよ、本ピックが気になった人は近くの島村楽器にいって入手して、実際に使ってみて下され。
では!
参考記事等
最強のピックを音質、弾き心地で形状別にランキング形式でまとめてみた
「ピックレビュー59」ラウドネスの山下昌義シグネイチャーピック使ってみた
参考
紅茶ランキング