今回は以下の様な方に向けておおくりします。
- ギターのフレット数は多ければ多いほどいいのか気になっている人
- 話しのネタが欲しい人等
今回の話題は「ギターのフレット数が多い事によるメリットデメリットについて」という話です。
ギターのフレット数の最大値については、以前の記事で触れたように私の知る限りでは「48が最大値」ですが、「そもそもギターのフレット数って多ければ多いほどいいもんなの?」と思う人もたくさんいると思います。
結論から言うと、「フレット数は単に多いからいいとか少ないから悪いなんて単純な話ではなくニーズに合わせて選ぶ」のが正解です。そこで、まず簡単にフレット数選びのガイドラインを示しておくと以下の通り。
ギターのフレット数 | 向いている人 |
---|---|
21フレット | 概観も含めヴィンテージスタイルにこだわるギタリスト |
22フレット | フロントピックアップの音色をはじめとしたトータルでのサウンドの倍リエーションを求めるギタリスト |
24フレット | とにかく汎用性や使い勝手という操作性に重きを置くギタリスト |
25フレット以上 | 奇抜なプレイ、自分独自の奏法などを主軸にプレイするギタリスト、ギターの独自性をもって自身の存在感を高めていきたいギタリスト |
まあ、何事も過ぎたれば及ばざるがごとしですからねえ。と言う事で、今回は「ギターのフレット数が多い事によるメリットデメリット」についてとり上げてみたいと思う次第。
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ギターのフレット数が多い事のデメリット
まずは、ギターのフレット数が多い事により生じるデメリットについてみていきましょう。
ギターのフレット数が多いと以下のようなデメリットがあるといいます。
フロントピックアップの位置がリアピックアップ寄りになって全体的にややトレブリーな音になる
ネックジョイントの位置が深くなることで音のなりが悪い意味で変わってしまう
以下順次補足です。
・フロントピックアップの位置がリアピックアップ寄りになって全体的にややトレブリーな音になる
フレット数の多いギターは、フレット数の少ないギターに比べてフロントピックアップの位置がリアピックアップ寄りになります。
、、、といっても、なかなかイメージできないと思うので、サーのCLASSIC SとJ Select Modern Plusを比較してみましょう。
CLASSIC S(22フレット)
引用:https://www.okada-web.com/suhr/classic-s-2018-discontinued
J Select Modern Plus(24フレット)
引用
https://www.okada-web.com/suhr/suhr-j-select/j-select-modern-plus
ふむ、確かにフレット数の多いJ Select Modern Plus(の方がフロントピックアップとリアピックアップの一が近くなっていますよね。
どうやらこの構造の違いによって、フレット数の多いギターではそうでないギターに比べて全体的に音がトレブリー、つまり「高音成分が強調される一方で低音成分が少なってしまう」んだとか。
フレット数が多い場合、当然フロントピックアップの音色もややとれブリー気味になるので、人によっては「せっかくの中低音がいい塩梅で出力され全体的にどこか丸っこい甘い音が台無しだ!」なんて話になるでしょう。
こだわりが強い人にとっては、結構重大なデメリットですな。
・ネックジョイントの位置が深くなることで音のなりが悪い意味で変わってしまう
上掲の画像を見ればわかる通り、フレット数が多くなってくるとどうしても演奏性との兼ね合いからネックとボディの接合部の位置がネックの先端よりになってしまいます。
ゆえに、「ネックとボディの接合部の強固さ」という点では、当然ながらフレット数の少ないギターの方に軍配が上がりますよね。
ギター全体での鳴りは接合部の強固さに左右されますから、両者で出力される音はかなり違ってきます。フレット数の少ないギターの方が、一般的に鳴りがよいとされている模様。
ギターのフレット数が多い事のメリット
以前のフレット数の最大値の記事で言及したように、メタルやハードロックの流行によって市場における「より高音を出せるギター」のニーズが高まったことがギターのフレット数の増加と関係しています。
そう、これまでギターは「いかに高音を出せるか」という課題に対して、ギターそれ自体としての進化の方向性でいえば主に「フレット数を増加させる」という手段で対応してきたわけです。
事実、フレット数が多い最大のメリットは、「より高音が出るようになり音域の幅が広がる」という点でしょうし、正直それ以外のメリットらしいメリットはないように思われます。
いずれにせよ、フレット数が多い事のメリットは「出力できる音域の幅が広がる」と言う事に尽きますね。
ギターのフレット数はニーズで選ぶのがベスト
ギターのフレット数は多ければ多いほどいいわけではないのは、ここまでの流れでお判りいただけたかと思います。
上述したように、フレット数の増加にともなって全体的に音はトレブリーでギターのなりも悪くなっていく傾向にありますから、音にこだわりのある人は慎重にギターを選ぶ必要がありますよね。
んで、わたし結局のところ、「ギターのフレット数は各人のプレイにおけるニーズで選択する野庭ベスト」だと思います。
例えば、わたしの独断と偏見でギターのフレット数とそのフレット数のギターが適している人を対応させてみると下図のようになりますね。
ギターのフレット数 | 向いている人 |
---|---|
21フレット | 概観も含めヴィンテージスタイルにこだわるギタリスト |
22フレット | フロントピックアップの音色をはじめとしたトータルでのサウンドの倍リエーションを求めるギタリスト |
24フレット | とにかく汎用性や使い勝手という操作性に重きを置くギタリスト |
25フレット以上 | 奇抜なプレイ、自分独自の奏法などを主軸にプレイするギタリスト、ギターの独自性をもって自身の存在感を高めていきたいギタリスト |
まあ、ざっとこんなものでしょうか?
正直、わたしは現代のテクニカルギターでは24フレットが一般的である点や単純に機材やそれ自体からくる音色の違いにそこまでの思い入れがない上に、「物理的に弾けないフレットがあることが最大の問題だ。音はエフェクターやイコライザーでも使えばいいさ」位の雑さ加減なので24フレットでいいと思っています。
実際、物理的に弾けない事には機材とかにこだわってもしょうがないですからね。わたしとしては、「物理的に弾けるか否か」が一番重要ですよ。
おわりに
この記事は「ギターのフレット数が多い事によるメリットデメリットについて」と題しておおくりしました。
今回はギターのフレットが多い事によるメリットとデメリットについて考えてみましたが、正直わたしは「物理的に弾けるかどうか」という点を一番重視するので24フレットが総合的に一番バランスが取れていると思う次第。
最近では、24フレットまであるギターでないと物理的に弾けないような曲がたくさん出てきているので、個人的にあえて21フレットや22フレットを使う必要性はないと思うんですよね。
まあ、各人のニーズによって最適なギターのフレット数は何かを考えていきましょう。
では!
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