今回は以下の様な方に向けておおくりします。
いろんなピックを試してみたい人
赤いジャズⅢの使用感について気になる人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー27」ジムダンロップの赤いジャズⅢ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックはジムダンロップの赤いジャズⅢになります。
赤いジャズⅢといえば、もはや速弾き系ギタリストにとってのスタンダードとなっているピックですが、結論から言うと
「ジャズⅢは個人的に特別弾きやすいとは思わなかった」
です。
ただ、ジャズⅢのサウンドはかなり独特なので、サウンドが好みなら積極的に採用するといいでしょう。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
赤いジャズⅢのスペック
まずは、赤いジャズⅢのスペックについて見てみるとしましょう。
・形状:ティアドロップ
・厚さ:1.38㎜
・ナイロン
赤いジャズⅢの材質なんてこれまで真面目に考えたことなかったんですが、まさかナイロンだったんですねえ。
ナイロンと言えば、一般にクリーントーン向きの音色がでるといわれていますが、中にはその通りにならないものもあるので赤いジャズⅢはどうなのか気になると言うものです。
そして、赤いジャズⅢの厚さは1.38とかなり分厚いですな。
赤いジャズⅢの音の特徴
赤いジャズⅢで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・中音域成分は多めで音が全体的に丸い
・低音域成分は比較的抑え目
・高音域成分は先端がとがっている割に控えめ
・アタック音は比較的マイルド
いわゆる速弾き系のギタリストが使用するイメージの多いジャズⅢですが、その出音に惹かれて弾きやすいかどうかといった操作性の面を度外視して使うプレイヤーも多いといいます。
ジャズⅢの出音は、全体的に丸くマイルドで低音域成分が控えめといった独特なものとなっている印象です。
そして、アタック音も高音が多少目立つものの全体的にマイルドでこちらも個性的なサウンドをしています。
正直、ジャズⅢくらい先端がとがっていると、たいてい高音成分の主張が激しくなるのですが、ジャズⅢの場合は「行き過ぎない程度に高音が強調されている」感じがするので個人的にバランスがいいかなって思う次第。
ただ、低音の出力は結構控えめなので、実はヘビーなリフを弾く場合には向いていないんじゃないかって気がします。
まあ、イコライザー等の設定でも変わるでしょうが、、、。
赤いジャズⅢでの弾き心地等についてはいかに?
赤いジャズⅢでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・ピックが小さいので少しグリップが不安定
・弦離れは良好
・カッティングはあんまりやりやすくない
・ピッキングの急加速は比較的やりやすい
・アーティキュレーションがつけやすい
ジャズⅢは弦離れに優れています。
そして、先端が程よくとがっているおかげもあってかピッキングの急加速に対応しやすいですしアーティキュレーションもつけやすいです。
ただ、なぜかあまりカッティングがやりやすい印象がありませんでした。
やはり、カッティングをスムーズかる高速でやろうとするとそれなりに先端を長く出す必要があるので、ピックが小さいとカッティング自体がまずやりにくいっていうのもあるんでしょうね。
知らんけど。
まあ、ジャズⅠのレビュー時にも言及したことですが、「ピック自体が小さいので少々扱いにくい」のは困りものです。
ピックサイズの小ささは、ジムダンロップのジャズシリーズ系のピックの弱点って気がしますな。
赤いジャズⅢはどんなプレイに向いている?
ジムダンロップの赤いジャズⅢは、個人的に
「赤いジャズⅢの独特のサウンドが好きなプレイヤーが使えばいい」
と思います。
正直、ジャズⅢを使用する速弾き系ギタリストは非常に多い印象ですが、ジャズⅢ自体は別に速弾きに向いているピックだとは思わないんですよね。
実際にジャズⅢを使ってみると、弦滑りがいいとはいえ、サイズが小さすぎて普通のティアドロップ型ピックと比べてグリップやピックの軌道が安定しにくいといった問題が起こりやすくなる気がします。
そのため、速弾きを含むテクニカルなプレイにおいて積極的にジャズⅢを用いる必要性はあるように思えません。
もし速弾き等でジャズⅢを積極的に使用するとすれば、ジャズⅢの独特なサウンドが好きである場合だと思います。
赤いジャズⅢの評判
では、最後に赤いジャズⅢの評判を見てみたいと思います。
ふむ、わたしは数あるピックの中でジャズⅢが特別弾きやすいとは思いませんが、ジャズⅢを弾きやすいと思っている人も結構いるようですねえ。
もしかして、これはわたしが普段からピックの先を比較的長めに出すようにピックを持っていることと関係があるのかもしれませんなあ。
まあ、確かなことは言えませんけども。
とりあえず、毎度の事ですが、「ピックが使いやすいかどうか」は自分で実際に体験して決めるのが一番です。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー27」ジムダンロップの赤いジャズⅢ使ってみた」と題しておおくりしました。
ジムダンロップの赤いジャズⅢを愛用する速弾きギタリストはかなり多いですが、わたしは特に赤いジャズⅢが速弾き含むテクニカルプレイに向いているとは思えませんでしたね。
赤いジャズⅢの弦離れは確かに良好なのですが、ピックの小ささと若干のグリップの不安定のせいでジャズⅢはあまり弾きやすいとは言えない気がするんです。
ただ赤いジャズⅢは、非常に独特なサウンドを出力するピックなので、実際に使ってみてそのサウンドが好みであったなら自身のメインピックに採用してみるといいでしょう。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
「ピックレビュー28」ジムダンロップの黒いトーテックス製ジャズⅢ使ってみた
「ピックレビュー43」ジムダンロップの黒いジャズⅢ使ってみた
「ピックレビュー49」ジムダンロップのウルテム製ジャズ3使ってみた
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