今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ヒストリーのティアドロップ型ピックの使用感が知りたい人
いろんなピックを試してみたい人
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー11」ヒストリーのティアドロップ型ピック使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックは島村楽器のオリジナルブランドとして有名なヒストリーのウルテム製ピックになります。
結論から先に言うと、
「滑りにくくグリップが安定しほどほどにしなるのでカッティングには向いているが、速弾きは微妙」
って感じです。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
ヒストリーのティアドロップ型ピックのスペック
まずは、ヒストリーのティアドロップ型ピックのスペックについて見てみるとしましょう。
ヒストリーティアドロップのスペックは以下の通り。
形状:ティアドロップ
厚さ:medium(多分0.8㎜位と予想)
素材:ウルテム
ヒストリーは島村楽器のオリジナルブランドで、ある意味当然ですが島村楽器の店舗ではよく売れているようです。
今回取り上げるティアドロップ型は、実際に今村楽器ららぽーと横浜店で店員の方に確認してみたところ非常に売れ行きの良い商品の一つでした。
※ほかにも以前レビューしたジムダンロップのトーテ-ックスやマスター8も売れ行きが良かった。
どうやら、店員の方によるとギター初心者の方が購入することが多いとの事。
たしかに、材質がウルテムであることを考えると弦離れがよく弾きやすそうではありますよね。
さてさて、実際のところはどうなのか?
ちょっと検証していくとしますかね。
ヒストリーのティアドロップ型ピックの音の特徴
ヒストリーのティアドロップ型ピックで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、ざっと以下のようなものが挙げられます。
・高音域はひかえめ
・中低音域成分強めの丸い音
・アタック音はよわめ
当ピックは、全体的に丸くバランスのいい音をしている印象です。
中低音域がよく出るのでペラペラな音ではありませんし、高音が変に強調されることもないので非常にマイルド。
そして、アタック音はあまり目立ちません。
本ピックは、オールラウンドなサウンドをしていると言えそうです。
ヒストリーのティアドロップ型ピックでの弾き心地等についてはいかに?
ヒストリーのティアドロップ型ピックでの弾き心地等について感じたことを列挙すると以下の通り。
・弦離れは悪くないけどちょっと微妙
・先端がほどよく丸いので弦抵抗は少ない
・先端の形状がかなり鋭角なので握る深さに気を使う
・カッティングは基本的にはやりやすい
・ほどよくしなる
・ピック表面と裏面にある滑り止めのおかげでグリップが安定する
当ピックは、ウルテム製なので弦離れ自体は悪くないのですが、クレイトン等他のウルテム製ピックと比べるといささかピックに弦がまとわりつくような感覚があります。
このようなピックに弦がまとわりつくような感覚は、よくとらえれば「ピッキングの安定にとってプラス」と言えそうですが速弾きには向いていない気がしますね。
また、ピックの先端に向かう傾斜がかなり鋭角なので、少しピッキングコントロールが要求される気もします。
握りこむ深さやピックを持つ手の緩まさ方には結構気をつけないと上手く弾けないかもしれませんねえ。
ただ、ピックがほどよくしなるので、それほど扱いにくい印象はないです。
ヒストリーのティアドロップ型ピックはどんなプレイに向いている?
ヒストリーのティアドロップ型ピックで弾いてみて、わたしは
「本ピックはあんまりテクニカルなプレイには向いておらず、どちらかといえばコード弾き向き」
との印象を持ちました。
上述の通り、本ピックはウルテム製にしてはあまり弦滑りがいい印象はなくピック先端に向かう角度もかなり鋭角なので握りこむ深さを変えることが重要になる印象で割と気を使うことが多いです。
ただ、程よくしなるので基本的にカッティングはやりやすいと思います。
※ただし、BPM120以上で32分を弾こうとすると、先端に向かう傾斜が急であることが災いして弾きにくい印象がある。
なお、本ピックは、初心者の方がピックが弦に負ける感覚をつかむのには、あまり向いている気はしません。
ギター初心者の方が弦がピックに負ける感覚を会得するためには、クレイトンのウルテム製ミディアムの方がいい気がしますね。
ヒストリーのティアドロップ型ピックの評判
では、最後にヒストリーのティアドロップ型ピックの評判を見てみたいと思います。
ふむ、やはり本ピックの先端に向かっての鋭角さが気になる人もいるようですね。
そして、クレイトンミディアムよりも本ピックの方が張りのある音がするというのは少しだけわかる気もします。
クレイトンよりは若干心持ち高音が出るので音像が引き締まっている気しますよね。
まあ、これはわたしの主観にすぎませんが。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー11」ヒストリーのティアドロップ型ピック使ってみた」と題しておおくりしました。
ヒストリーのティアドロップ型ピックを実際に使ってみて、あんまり速弾きには向いていない気がしたい次第。
とはいえ、テクニカルなプレイをするのでければそんなに問題視するほど弾きにくいと思いませんし、むしろ一般的には弾きやすい部類に入ると思います。
ただ、やっぱり先端に向けての鋭角さと弦離れに関しては、個人的に気になるかなあって感じです。
まあ、実際に使ってみてくださいな。
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
ぼっちざろっくでの使用楽器のモデルを各キャラごとにまとめてみる
「ピックレビュー15」グローバーオールマンのヴィンテージセルロイド使ってみた
「ピックレビュー39」ヒストリーの渡辺香津美モデルピック使ってみた
参考
https://store.shimamura.co.jp/ec/pro/disp/1/mt0002963?sFlg=2
紅茶ランキング