今回は以下の様な方に向けておおくりします。
- 左手の運指のコツについて知りたい人
- どうも練習している割にはギターがうまくならないと思っている人
- 話しのネタが欲しい人等
今回の話題は「ギターの運指はすべて意思を持って行わないといかんと思ったという話」という話です。
「左手の運指はちゃんと意識して練習しないと成長しない」という事実に異論を唱える人はいないですよね?その際に、練習効率を向上させたいのなら、「左手の指のどの部位を使いどこに負担があるのか」に細やかに気を付けるといいです。 逆に、意識をせず漠然と弾いていると、いつまでたってもうまくならないでしょう。
今回は「左手の運指への 意識の仕方」等について具体的に見ていきたいと思う次第。
なお、ギター教室に通うべきか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事が参考になるかと。特に、「オンラインで全部完結させたい!」という人にはオンラインレッスンのパイオニアであるTHE POCKETがおすすめです。
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ギター練習にもトレーニングの3原理5原則は当てはまる
以前の記事でも申し上げた通り、「ギター演奏も身体操作を伴うという意味ではれっきとしたスポーツの一種」です。
そのため、ギターの練習にもトレーニング分野で提唱されている3つの原理と5つの原則が当てはまると考えて間違いないでしょう。トレーニングの3原理5原則とは大まかに以下のようなものです。
・過負荷の原理:体に一定以上の運動負荷を与えることにより機能は向上する
ギターでの例:いつも自分のできる範囲内の速度でピッキングしていたら速度がいつまでたっても上がらない
・可逆性の原理: トレーニングで得られた効果は、トレーニングを中止すると徐々に失われていく
ギターでの例:ギターの練習を長期間休むと腕が鈍って下手くそになる
・特異性の原理:トレーニングによって刺激した機能(内容)にだけ特異的に効果があらわれる
ギターでの例:右手のピッキングの練習をしているだけでは、左手の指の独立性は向上しない
・全面性の原則:全身をバランスよく鍛える必要がある。さもないと、全身のバランスが崩れて、ケガや痛みが発生しやすくなる
ギターでの例:無理のあるフォームでずっと練習していると、腱鞘炎やけがをしやすい
・個別性の原則:その人の特性や能力に合わせたトレーニングをするべき。
ギターでの例:現状、簡単なコードカッティングすらできない人が単音での高速オルタネイトを練習するのは無謀
・意識性の原則:トレーニングをする際の意識の持ち方で効果が変わる。トレーニングの際は、鍛えている部位に意識を向けることが重要。
ギターでの例:左手の運指は常にどの指を使っているか、その使い方はどうか意識を意識しながら練習すると練習している動きが無意識にスムーズにできるようになってくる。今回の記事でとり上げたいのはこの内容。
・漸進性(ぜんしんせい)の原則:トレーニングは段階的に行うべき。
ギターの例:曲の練習をするときは、メトロノームを使って少しずつテンポを上げていく。
・反復性の原則:トレーニングは継続的に行うことでより大きな効果が得られる。
※生理学的な側面から言えば、これは「小脳がその運動を記憶し無意識にできるようになった」とか「特定動作に対するニューロンの反応速度が上昇した」と言う事といえる。いわゆる「熟練者と初心者の違い」に関する話。
ギターでの例:最初は弦に引かかってスムーズにできなかったオルタネイトピッキングが繰り返すうちに次第とスムーズにできるようになる。
ふむ、かなり沢山の項目がありますが、どれもこれも重要です。そして、これらの項目を見てあなたも「あー、確かにギターの練習にも当てはまるわあ」と納得したんじゃないかと思います。
ギター演奏もスポーツの一種ですので、上記の3原理5原則をきちんと意識して日々の練習を行っていくと、上達が早いのではないかと思う次第。
「一体、今自分はどの指をどう動かしているのか?」という意識は常に持つ!!
さきほど、トレーニングの3原理5原則について触れましたが、その中に「意識すると効果が出やすい」という意識性の原則がありましたね。これは当然のことながら、左手の運指にも当てはまります。
惰性で練習?していると、「何となくそれっぽく音が出ていればいいや」とか「なんかそれっぽく左手が動いているから弾けてるっしょ」みたいな感覚に陥りがちです。
でも、実際に録音してみたら「ん?なんだなんだ、6連の3つ目の音なってねえじゃん」とか「なんか、右手のピッキングのタイミングと左手で指板を押さえるタイミングがズレてる??」、、、といった事に気が付いたりします。
ピッキングにおいては、「左手と右手のタイミングが合う事が絶対に必要になる」ので、なんとなく「それっぽければいいか」なんて雑な意識を持たず一音一音を「今、右手はダウン、左手は人差し指でフレットをとらえた」と等と常に右手と左手の同期を意識しないといけません。
なので、「テレビやユーチューブを見ながら練習」とかは絶対にやってはいけないですね。
これは禁忌です!練習はとにかく集中して意識を研ぎ澄ますのが重要かと。実際、わたしもこういった「ながら練習」を結構な間やっていましたが、最近では一切やめて練習の際はとにかく今やっていることに集中しています。
集中して練習するようになって、わたしが客観的に見てどの程度上達したのかは不明ですが、「あきらかに習得速度が上がっている」という実感があるんですよね。
より具体的にいうと、各指やどの腕のどの部位をつかって今弾いているのかを強く意識して練習するようになって、わたしが客観的に見てどの程度上達したのかは不明ですが、「あきらかに習得速度が上がっている」という実感があるんですよね。
具体的には後述しますが、わたしはこの意識の持ち方は、ストレッチコードやストレッチフレーズ等を弾く際に必要となる「指の柔軟性」を高める練習にも非常に有用だと思いっています。
特に、ストレッチコードに関しては、今は明らかに押さえるのがきつかったアランホールズワースさん独自のコードフォームもある程度余裕をもって押さえられ音も出せるようになってきました。
以前の「難しいコードランキング7選」の記事でいうところの、一位のEbm add9と2位のAm7(9、11)のコードがここで言及したコードです。Ebm add9とAm7(9、11)について気になる人は、「難しいコードランキング7選」の記事からどうぞ。
まあ、わたしの場合まだまだ精度は低いですが、出くわした当初の様な「ああ、こんなもの人ができるもんじゃないわ!人外の領域じゃねえか!!」等といった絶望感は全くありません。今は「もっと練習すれば、なんとかなるわ、こんくらい」といったかなり前向きな気持ちになれています。
ちなみに、プロギタリストの方々にも「ながら練習はよくない」という意見を発信していらっしゃる方は結構いるようです。例えば、プロギタリストの下園聡さんも「ながら練習」はよくないと言っていますね。
参考
とにかく、左手の運指は集中して意識を研ぎ澄ませて各指ごとに詳細に意識を送りながら練習しないとダメです。
運指の際の各指への意識の仕方について考えてみる
では、最後に運指の際に「どういう意識でいたらいいのか」について考えてみたいと思います。
正直、何のエビデンスもない私の経験上の話ゆえ「ああ、科学的根拠のない事は聴くに値しなんでいいっすわ」という方はここでお別れです。少しは気になるという人だけ、おつきあいくださいませませ。
さて、いきなり胡散臭さ全開で申し訳ないのですが、わたしは練習する前に5分ほど瞑想して集中力を上昇させてから練習をしています。実際、この方が体験上では修得率が幾分かいい気がするので練習前の瞑想はおすすめです。
で、次にいろいろとその時々で異なったフレーズを練習をすることになるのですが、その際に運指に関しては以下の事に注意しながら練習しています。
- 右手でピッキングしたと同時に左手が目標とするフレットをとらえているかを意識する
- 自分の指がフレットをとらえに行く際に、どこが主に稼働しどこに負担を感じるかを感じとり強く意識する
一番目は、よく言われる当然の事ですが、個人的には2つ目の「どこが稼働しどこが負担を感じているか」も一番目と同じくらい重要な気がします。明らかに「身体の動いている状況」に意識をやった方が、成長が早い気がするんですよね。
なんで、こんなことを私が思いついたのかというとそのきっかけが先ほど言った瞑想なのです。わたしは瞑想時に必要に応じてボディスキャンを取り入れているのですが、その感覚がギターの練習にもなぜか自然と生きてきたんですよね。
「まず第2関節あたりが曲がり、そして、、、、」みたいに、脳内で自分の体の動きを実況中継しながら練習しているって感じです。
こうした強い意識を持った練習では当然スピードなど出せませんので、それこそメトロノームなしですごいスローでやっています。そして、ある程度自分なりに納得がいった段階で速度を上げて今度は無意識で練習し、また意識を強くして、、といった意識と無意識を行ったり来たりしながら練習しているんですな。
この練習に切り替えてから、上述したようにアランホールズワースさん独自のへんてこなコードフォームも何とか克服できました。
これらコードフォームの克服に当たっては、まず人差し指と小指の位置どりをコードフォームの必要な位置へ行って間接に一番無理のなさそうな肘の入れ具合や手首の角度を調整します。
そして次に、一指し指と小指の位置取りに無理がなさそうだと感じたら、次に中指位置取りをし最後に薬指の位置取りをしにかかるんです。
この作業の中で、指や腕全体のどの辺が痛くてどんなふうに不快かを詳細に感じ取っていき動きそうなところから無理のない範囲で動かしてコードフォームを完成させようとしました。
こうした事を1週間ほど毎日続けていたら次第に関節が柔軟になったり、自然とコードが押さえられるような指の位置取りができるようになってきた感じです。当初はもう手の関節が痛くて痛くてしんどかったんですがね。次第にいろいろ調整が進んだんだと思います。
ま、そんな感じなので、運指の際は「どの部位を使いどこに負担があるのか」をち密に感じ取り、その感覚を頼りに練習をしていくと効果的かと思いますよ。まあ、エビデンスはないですが気が向いたら参考にしてみてください。
おわりに
この記事は「ギターの運指はすべて意思を持って行わないといかんと思ったという話」と題してお送りしました。
ギター演奏も身体を操作するものである以上、スポーツの一種と考えて刺しつかないと思います。
そして、トレーニングの原理原則には「意識性の原則」と言うものがありますので、左手の運指も「今どこが動いていてどういった状況なのか」といった事に強く意識をやると成長が早いでしょう。
とはいえ、わたしなんてまだまだ全然クソなのでもっともっと練習しないとあきまへんわ、、、。まあ、長い道のりですが頑張るとしましょう。
では!
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