今回は以下の様な方に向けておおくりします。
ジムダンロップのジャズ1の弾き心地について気になる人
いろんなピックを試してみたい人
速弾きに適したピックを探している人
話しのネタが欲しい人等
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「「ピックレビュー4」ジムダンロップのジャズⅠ使ってみた」という話です。
今回レビューしていくピックは、ジムダンロップのジャズⅠです。
多分、多くの速弾き系ギタリストが使うのはジャズⅢだと思うんですが、みんながやっている事をやってもあんまり芸がないのであえて今回はジャズⅠのレビューをやって行こうかなという感じです。
まあ、今後ジャズⅢも取り上げるつもりなので、その時はまたよろしゅう。
なお、自分の右手のピッキング速度の限界を超えてみたいのなら、一からあなたがピッキング速度の向上に関する方法論を考えるよりも、一応サンプルは少ないながらも「わたしは自分なりに方法を編み出して、限界速度を大幅に上げた」のでわたしの方法を参考にしてみるのも手だと思います。
右手のピッキング速度が上がれば、速弾きや半拍三連、32分といった高速カッティンングといったテクニカルな演奏技術の習得を行う上でその効率と各技術の精度は格段に上がります。
それなりに、ギターを弾いてきたとかテクニカルなギターに興味があるという人であれば、右手のピッキング速度の向上はもはや自分のギターライフの行く末を左右するレベルの重大課題。
「右手のピッキング速度はギターを楽しみ続ける希望を与えてくれる非常に重要な存在」と言っても言い過ぎではありません。
というのも、ピッキング速度の向上により「自分が練習して弾けない曲は物理的にはほぼ存在しないはずだ」という自信がつきどんな難曲にも心おれず立ち向かっていく事が出来る可能性が高まるからです。
また、速度上限が高ければ高いほど、余裕をもって正確にニュアンス豊かに弾ききることのできるフレーズの幅が増えます。
自分の余裕いっぱいいっぱいの速度では細やかな表現力を発揮するなどまったくもって不可能です。
しかし、多くの場合、我流で練習を重ねても右手のピッキング速度がなかなか上がらないのが現状ではないでしょうか?
実は、わたしも今でこそ、かの元ギネスホルダーのティアゴ=デラベガさんのようにBPM600の16分以上でのピッキング速度が出せるようになっていますが、本格的に速度向上の練習を始めるまではどんなに頑張ってもせいぜいBPM320行くかどうか程度でした。
そこから、いろいろと試行錯誤を重ねて自分なりにピッキング速度を向上させる方法を見つけ実践し今に至ります。
ピッキング速度向上の方法の詳細はノートに書いていますので、「今よりも速いピッキング速度が出力できる右手をを手に入れて、色んな難曲やテクニカルなフレーズに挑戦していきたい」という方はぜひご覧くだされ。
では、ゆるりとおおくりします。
1、ジムダンロップのジャズⅠの材質等について
では、まずはジャズⅠの材質等についてみていくとしましょう。
ジャズⅠの材質等の基本スペックについては以下の通り。
素材:ナイロン
厚さ:1.10㎜
先端の形状:round
なお、一般にナイロン製のピックは、なりやすく弦当たりの感触も滑らかで音がマイルドな傾向があるといわれております。
ダンロップのジャズシリーズのピックには、ジャズⅠ~Ⅲまでがあり、Ⅰから順に先端のとがり具合が増していくので、ジャズⅠが一番先端が丸いモデルとなります。
実際に、下の画像を見てみてくださいませ。
ジャズⅠはかなり丸みの強い先端をしております。
対して、ジャズⅢが以下。
引用
https://moridaira.jp/posts/jdunlop-picks-47
ジャズⅠと比べると、ジャズⅢの先端の鋭利さは歴然としていますよね。
また、ジャズⅠ~Ⅲまでは、それぞれ「赤と黒」のカラーバリエーションがあり、黒の方が赤よりも少し硬めだとの噂がある模様。
※赤のジャズⅠは結構しなる
この噂の真相はあとで調査しますので、しばしお待ちを。
2、ジムダンロップのジャズⅠの音の特徴
ジャズⅠで弦を弾いた際に出る音の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
・高音が抑え気味で中低音成分が強めで全体的に丸い
・ピックと弦が接触する際にでるアタック音が少ない
・アタック音が弱いため、BPM 300 の16分以上の速度になってくるとどれくらいの速さなのかわからなくなる
・音の分離が悪い気がする
当記事執筆時点では、手元にジャズⅢがないので何とも言えませんが、ジャズⅠで弾いた際に出る音は先端のとがっているピック、例えばわたしのメインであるピックボーイハイモジュラスと比較した場合より明らかに高音が抑え気味のマイルドなものとなっています。
そして、アタック音もうるさくはないので、ピックと弦が接触した際に生じるアタック音が耳障りで嫌いだという人にとってはかなりありがたいピックでしょう。
ただ、高音成分がかなり抑え気味なせいで若干わたしには埋もれていて音の分離が悪いという印象もあります。
なにより、BPM300以上の高速度帯でトレモロピッキングをした場合、アタック音が弱すぎるので「音がつながっていてどこが切れ目かわからない」といった印象になりますね。
「ジャズⅠは、BPM300以上の様な高速度帯で使うようなピックではない」と、今回わたしは感じました。
3ジムダンロップのジャズⅠでの弾き心地はいかに?
ジャズⅠでの弾き心地等について列挙すると以下の通り。
・アタック感が弱くて弾きやすい
・先端が丸いため弦との摩擦が少なすぎて速度を上げにくい
・ピックが小さすぎてカッティングがやりにくい
・先端が丸いからなのか速い弦とびフレーズが弾きにくい(おそらく、これは慣れで解決する問題)
・努めて平行気味に弾かないと音の粒立ちが悪くなりがち
・アーティキュレーションがつけにくい
ジャズⅠの先端は丸いので、弾きやすいのは間違いないのです。
しかし一方で、ピッキング速度があげにくい上にアクセントもつけにくい印象がありますね。
また、ジャズ1で順アングル気味で弾く、音と音の分離が悪い粒立ちの悪い音になる気がするのもちょっと気になります。
ただ、ジャズ1の平行アングルでないと音の分離が悪いという特徴を逆手にとって、平行ピッキングをマスターするために使うのはありかもしれません。
そして、ジャズⅠは先端が丸い事とピック全体が小ぶりなせいで先端のとがったティアドロップ型のピックと比べると大分カッティングがやりにくいです。
まあ、こんな感じなので、あまりテクニカルなプレイをするギタリストにはお勧めできそうにないってのが私の印象ですかね。
3、ジムダンロップのジャズⅠを使っている人はどう感じているのか?
さて、では最後にジャズⅠを使っているギタリスト達は、ジャズⅠの使用感についてどう思っているのかについて少し見てみましょう。
ふむ、、、全体的にやっぱり弾きにくいという印象を持っている人が多いみたいですね。
しかし、ジャズⅠでピッキングした際に出る音にひかれて愛用している人もいるみたいです。
ジャズⅠは、「弾きやすさをある程度犠牲にしてでもマイルドな音を出したい人」にとっては最適なのかもしれません。
知らんけど。
おわりに
この記事は「「ピックレビュー4」ジムダンロップのジャズ1使ってみた」と題しておおくりしました。
ジャズⅠの出音は、音は丸くピッキングもしやすいですが、その反面弾いて見た感じでは「速度を上げにくい」とか「平行アングルで弾かないと音の粒立ちが悪い」、「カッティングがやりにくい」といった問題点もある気がします。
そのため、いわゆる速弾きギタリストやテクニカルなフレーズを弾くことが多いギタリストにはあんまりジャズⅠはお勧めできないかなって気がしました。
ま、こんなのは私の感想に過ぎないので、あなたにとって弾きやすいかはわかりません。
もし、ジャズⅠの弾き心地が気になるなら、実際にピックを購入して試してみてくださいませませ。1はおすすめできな
では!
参考記事等
オンラインギターレッスンならThe Pocket がおすすめ。評判についても調べてみた
「ピックレビュー2」アイバニーズのまん丸いピックPA1Mつかってみた
速弾きに適したピックは何か少し考察してみた(エレキギターの場合)
「ピックレビュー16」DAVA コントロールJazz Grip Delrin使ってみた
「ピックレビュー15」グローバーオールマンのヴィンテージセルロイド使ってみた
「ピックレビュー43」ジムダンロップの黒いジャズⅢ使ってみた
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