今回は以下の様な方に向けておおくりします。
- 日々の基礎練習につかえるフレーズを探しているギタリスト
- そこそこギターが弾ける自負のある人
- 話しのネタが欲しい人等
今回の話題は「ギターの基礎練習」個人的に最近やってるギターの基礎練習まとめてみた」という話です。
今回はギター歴19年くらい(途中長期のブランクあり)のわたしが、「これは役に立っている!」と思う基礎練習フレーズについていくつか紹介してみたいと思う次第。
万人に役に立つとは思いませんが、「なんか役に立つ基礎練習ってないかなあ~」と思っているギタリストの方々は参考にしてみてください。
少しは新しい発見があるかもしれません。
なお、ギター教室に通うべきか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事が参考になるかと。特に、「オンラインで全部完結させたい!」という人にはオンラインレッスンのパイオニアであるTHE POCKETがおすすめです。
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わたし自身のギターの演奏の履歴書
まずは、当記事執筆者のわたし自身のギター歴等の全体像について簡単に提示しておきます。わたしのギター歴をはじめとした経歴は大体の以下の通り。
上記をご覧になればわかるように、わたしは歴だけ長いへっぽこギタリストであります。
しいて言うなら、ピッキング速度がそこそこ早いくらいが取りえといったところですかね?まあ、これ単独ではまるで意味ないんですが、、、。
最近は、わたし自身、歴だけ長くなってしまったことを強く後悔しており、自分のギター演奏の問題点として以下のようなものを見つけそれを克服しようと頑張っているところです。
気分によって原曲のスピードを無視しがち(リフによっては大体原曲の2~3倍速くらいで弾きがち。個人的にBPM400~500くらいの速さが弾いているときに一番「弾いている感」を感じられて気持ちがいい。)
リズム符がよくわかっていない
曲の練習の時にメトロノームを使わない事がほとんど
右手の限界速度(大体体感でBPM1040~1050程度の16分だと思う。体感なので保証はできない)と左手の限界速度があまりに違いすぎてバランスが悪い
左手小指の押弦する力が弱い
コードを知らなすぎる
コードチェンジがまるでできない
いつも途中で飽きてつまみ食いしかしないので、一曲まるまるきちんと演奏できる曲がほぼ存在しない
まあ、わたしは大体大雑把に以上のような問題点があるとにらんでいます。そのため、今回の基礎練習は上級者にはまず意味がないものだと思いますね。わたし自身がクソギタリストなのでwww
それは最初に確認しておいてくださいませ。
弦とびエコノミーの練習フレーズ
・目標テンポ:130程度
- ・目標テンポ:130程度
※アプリの都合で6連符になっているが、本当は一拍当たり9連。つまり、上記譜例は6連符が3つあるのではなく、「5弦7からスタートして1弦15までの上昇9連」と「一弦15から始まり5弦7までの下降9連」の二つと解釈してほしい。上昇も下降もエコノミーピッキングで弾く。
弦と弦の距離感をしっかりと把握しないと上手にギターは演奏できません。
そのため、最近は弦と弦の距離をしっかり把握できるようにする目的で弦とび、つまり「1→3弦、5弦~1弦といった隣接する弦を飛び越えてピッキングする練習」をするようにしています。
なお、今回は上昇も下降もそれぞれエコノミーピッキングを使用するのもポイントですな。
上記のフレーズは、ユーチューブにて天才ギタリストの藤岡幹夫さんの教え子である「KAYAさん」が紹介されていた「藤岡さんの手癖的フレーズにおいて使用されていたポジション」を参考に、わたしが勝手に作成してみたものです。
どうやらこの手の弦とびフレーズは「無理クソ弦とび」等と呼ばれている模様。
参考
KAYAさんによると、藤岡さん本人はこのようなフレーズをBPM160の6連、つまり「BPM240の16分」くらいの速度で弾いていたそう。
そのため、個人的な目標としては藤岡さん以上の速度で、かつほぼノイズゼロで弾けるようにすることです。まあ、無謀ですが、、、、目標は高い方がいいんですよww
「できるかできないか」ではなく、「やりたいかやりたくないか」なのです!!てなわけで、上記譜例では「BPM130で9連」、つまり「BPM293くらいの16分」に目標を設定している次第。
このフレーズは一拍当たり9連ですので、「3音をひと固まりとしてとらえてBPM130で3連を弾く」と解釈すると比較的弾きやすくなる気がします。
なのでこのフレーズをざっと何回かなぞってみた後に、より速度と精度を上げていこうと思ったら、以下のフレーズをエコノミーで弾く練習をしつつ上記のフレーズの練習を並行するといと思う次第。
上記の「無理クソ弦とび」が難しい最大の理由は、「左手のポジション移動の困難さ」と「ミュートの難しさ」です。そこで、まずは「弦の移動感覚から攻略していくのがいいかもしれない」と思ったんですな。3連ならめっちゃ簡単です。
上記3連の譜例を目をつむってもできるようになってしまえば、あとはその移動感覚を持ちつつ各弦の音数を3倍にすればいいだけなので割とシンプルでしょう。
どこか「9連を弾かねば!!」と思うよりも大分気が楽になる気がするのですよ。まあ、「わたしは」という話ですが。正直、偉そうに言っていますが、わたしは今のところbpm100程度が限界なのでまるでダメです。
やっぱり、左手がアカンですね、、、。右手もなんか普通に隣接している弦を弾くよりも弾きにくくてどこかしんどいです。右手の速度的にはそこまで馬鹿みたいに速くないはずなんですがね。瞬間的にポジションを抑えられないし、音の分離もノイズ制御もまだまだです。
なお、この記事を読んでいるような人たちにいまさら言う事でもないですが、エコノミーは比較的準アングル気味にして弦からの抵抗を減らさないとスムーズに弾けないし音の粒がそろわないので注意です。
- しかし、ピックの角度をつけすぎると今度はアタック音が弱くなりすぎて弾いているのかよくわからない演奏になる点も注意。
アタック感等々との兼ね合いでベストなピックの角度を試行錯誤するしかないですなあ、、、きっつ!
ストレッチの練習フレーズ
- 目標BPM160~?
最近のテクニカルギター界では、ストレッチを多用するようになってきています。そのため、テクニカルなフレーズに対応しようと思うならストレッチもきちんとできるようにしていかないとダメです。
そこで個人的にストレッチを強化しようと思って基礎練習に「これ以上は使わんやろ」という感じの極端なワイドストレッチフレーズを取り入れています。
上記のフレーズはおそらく現状日本最速のギタリストであるジョージさんが、動画の企画「筋肉ギター道場VOL17」で紹介していたフレーズです。運指自体はよくあるパターンですが、ストレッチがとんでもない事になっていますよね。特に、二拍目がきつい印象。
この手のフレーズを弾く際の注意点として、「ギターを置く脚を左にする事」が多くの人にとって必須となります。
それというのも、わたしは右足に置くと上記のフレーズが全く弾けなくなるからなんですね。ギターを置く脚を右足から左足に変えるだけで左手の可動域が格段に広がるのです。
- 動画内でジョージ氏も同様の事を注意している。
参考までにわたしの手の大きさを示しておくと、手首のしわから中指の先端までが20センチ程度、親指から小指までを限界まで広げると22センチ程度と多分アジア人の平均ジャストあたりです。
多くの人の手は、わたしくらいの大きさでしょうから、このフレーズを弾くときだけでも左足にギターを置いてくださいな。
そもそも、左足に置くのが経験上ベストだとわたしは思っているので、これを機会に左脚にギターを置くようにしてはいかがでしょうか?めっちゃ弾きやすくなること請け合いです。
また、たまにもっぱら手の柔軟性を向上させるだけの目的で以下のようなフレーズを練習することもあります。
このフレーズは音を綺麗に出すことなどどうでもよくて、ただ単に手の横に広がる距離を延ばすことを目的としたものですから、ノイズがどうとか言わなくていいです。音なんて汚くて結構。
- 届かない人は、24フレットを23、22フレットなどにしてもいい。
なお、このフレーズは故モンスターギタリストのショーンレインさんを参考にしています。しかも、気のせいかもしれませんが、このフレーズ弾いていると少しづつ指の届く範囲が拡張している気がします。知らんけど。
ちなみに、手の開く範囲を拡張したい人は以下の記事が参考になると思います。
参考
ちなみに、わたしはストレッチ系のフレーズを練習していたら自然と親指と小指が大体平行になるようになった模様。
やっぱ、練習は裏切りませんわ。
左手の指のトレーニング
ここまで少し極端な練習が続いてきましたが、ここからは割と常識的なものとなります。まず、常識的な基礎練習の一発目は、左手の指の力を鍛えるものです。やることは非常にシンプルで、
「任意のポジションで左手人差し指と中指でトリルが終了したら、人差し指と中指は押弦したままにして今度は薬指でトリルし、最後に薬指を抑えたままにして小指でトリルする」
というだけです。
左手の各指は、「弾くフレットしか押さえない」のが常識であり原則ですが、今回は左手のトレーニングが目的ですので、指の可動域をどんどん制限してわざと各指に負荷をかけていきます。
各トリルは「現状の自分の限界速度まで」やりましょう。
小指とかマジで地獄ですww
そして、小指のトレーニングと言えば、以下のフレーズもおすすめですね。
パット見ただのクロマチックの上昇下降です。当記事をお読みのあなたにとって、こんなものへでもないでしょう。ただし、「各指は次の押弦までそのまま押弦しておく」のがポイントなんですね。
このフレーズでは、最初は通常のクロマチックフレーズ同様「人→中→薬、、、」と押さえていくのですが、各指は次の動作まですべてそのままにしておくんですな。
きちんと弾けている場合は、上昇下降いずれの場合もとなりの弦移動時に音がにごるはずです。これはめっちゃ小指が鍛えられます。結構、やってみるとキツイです。
リズムのトレーニング
リズムの練習に関しては、最近意識し始めたばかりなのであまり大したことはやっていません。ただ、「拍と拍との間の時間感覚の理解を深める」という目的で
「メトロノームを四分音符で鳴らして各拍の音の後に任意の音を鳴らす」のと「メトロノームの音の前に音が一つなっている仮定で任意の音を発音してリズムをとり続ける」
という練習は意識的にやっている感じです。まず最初の練習は、図示すると以下みたいな感じですな。
〇●〇●〇●〇●・・・
〇:メトロノームの音
●:自分が弾いた音
んで、次のもうひとつ目の練習は図示すると以下の通り。
●〇●〇●〇●〇・・・
〇:メトロノームの音
●:自分が弾いた音
「なーんだ、弾く位置が違うだけじゃんww」て思うかもしれませんが、最初に自分が弾き始めるって地味にきついです。
何となく、個人的に単純にメトロノームに合わせて弾いているよ時りはリズム感がよくなっている気がします。まあ、プロから見てどうなのかはわかりませんが、そんな気がするって話です。
カッティング系の基礎練習
- 目標テンポ:150
- アプリの表記の都合で、二拍三連が表記できていない点は注意。三段目は二拍三連である。
前述したとおり、わたしはカッティングはてんでダメです。その最たる理由は、「そもそもコードを知らないしカッティングの練習をほぼしたことがない」からですよ。
はい、なんか元も子もないというか「できるできないを言い出す以前の話」ですねwすいません。とまあ、それもあって最近改めて初心者という意識でカッティングの基礎連を始めたわけです。
最近わたしは、一つの任意のコードで最初に3連で弾いてから普通の16分、32分、2拍三連とリズムだけを変化させて弾く練習を集中的にしていますね。
正直、なかなかスピードの変化に対応するのはきついですが、まあまあ役に立っている??ような気がします。とはいえ、ただの思い付きなのでどのくらい有益かは不明です。
なお、32分音符に関しては、すべての弦を弾くと非常にノイジーだし速度があがらないので3~4弦を狙うつもりでカッティングした方がいいと思います。
より詳細に言うと、初動は「4弦と3弦をダウンで弾いたのち3弦を振りぬかずに即座に3弦と4弦をアップで弾く」という動作を意識し、その後もその動作を継続すればいいでしょう。
実は、わたしは最初はできるだけ全弦を弾こうとしていたのですが、それだとスピードがなかなか上がらない(32分だとBPM 120位からなかなか上に行かない)し音が非常に汚かったんですよね。まあ、教訓って感じです。
※:ギターの名手であるガスリー=ゴーヴァンは実際に2~3本の弦で弾くことを推奨している。以下の動画では3~4弦でカッティングをしているように思われる。
一応、コードを弾いて音自体は出るのでリズムのコントロールとその変化に対応する目的で上記のような練習を気が向いた時にやっている感じです。中々、うまくいかないですけどねえ、、、。
特に個人的に要注意なのは32分弾いた後にくる3連ですかな。いきなり遅くなるのでものすごく失敗しやすい模様。あと、そもそも二拍三連もリズムが取りにくいっちゃ取りにくいですけどね。練習しかないですな。
そして、コードチェンジの練習は、カノン進行を使って少し練習している感じですかね。
正直、すごく眠くなりますが、、、、、やると決めたからにはコードもやらないといけないですな。
おわりに
この記事は「ギターの基礎練習」個人的に最近やってるギターの基礎練習まとめてみた」と題しておおくりしました。
今回は個人的に最近取り組んでいる基礎連フレーズについて紹介してみた次第。
まあ、、、どのくらい役に立つかは不明ですが、自分の練習に取り入れて意味がありそうだと思う人はどうぞ。わたしは正直くそ下手なのでもっともっと精進したいと思うところ。
特に、弦とびフレーズの速度と精度にはこだわっていきたいですなあ。さてさて、目標テンポまで行くのに何年かかる事やら。
では!
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