今回は以下の様な方に向けておおくりします。
・速弾きがうまくならない人
・速弾きには才能が必要なのかについて気になる人
・話しのネタが欲しい人
今回の話題は「速弾きやギターピッキングの才能の正体!ギター独学の限界を決めかねない3要素!」という話です。
「速弾きが上手くなるためには才能が必要か?」という議論は、速弾きに興味がある人の間で長らくなされてきているおなじみのものですよね。
結論から言えば、「そりゃあ速弾きが上手くなるために才能は必要だ」って話です。
どんな物事についても、各人によって「向き不向き」はあるのですから、ギターであっても同じことです。ただ、「速弾きに必要な才能って一体どんなものなのか?」について具体的に触れている人は、少ない気もします。
そこで、今回は速弾きの才能について少し分析してみたいと思う次第。
- 本記事では「速弾き」の速度に関する基準は、「BPM240以上」とする。
なお、ギター教室に通うべきか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事が参考になるかと。特に、「オンラインで全部完結させたい!」という人にはオンラインレッスンのパイオニアであるTHE POCKETがおすすめです。
では、ゆるりとおおくりします。
右手のピッキング速度ってなかなか簡単には上がりませんよね?事実、わたしも一時期かなり悩んでいました。
しかし、試行錯誤の末にある練習方法を思いつき、それを実践して比較的短期間に速度が一気に向上。さらに、今では開始当初の2倍以上の速度になっています。
そこで、ピッキング速度を徹底的に追求したい人は、わたしがピッキング速度の限界を2倍以上に引き上げた少し独特な練習方法を試してみてはどうでしょうか?
音楽的才能と速弾きの才能って多分全然違う
音楽的な才能と速弾きの才能ってあまり関係がないと思います。
実際、速弾きはあまり得意でないけども、アドリブ力や作曲力、リズム感がずば抜けているギタリストは世界に沢山いますよね。中には速弾きも音楽性も頭一つ以上ずば抜けているモンスターがいるのも事実ですが、別に速弾きが得意でなくたって問題はないわけです。
なので、よく速弾きに傾倒するギタリストがやりがちな「速弾きがでいない人はギター下手だよね」みたいな極論は全く的外れですよね。それに速いフレーズの演奏の事をことさら「速弾き」と呼んで特別な分類をしようとするのは、ギターくらいなんですよな。
ピアノやヴァイオリンの世界にも速いフレーズは沢山あるわけですが、いちいち速いフレーズを演奏することを指して「速弾き」みたいな名称を付けたりしないんですよね。それに「速いっていうけどどこからが速いんだい?」て話ですし。
まあ、速弾きは音楽性の表現の中の一部であってすべてじゃないので、速弾きが上手いか否かはそこまで問題にならないって感じですよね。
なので、別に本記事で「速弾きの才能」みたいなものが自分に足りない気がしても、「そんなもんでギターやめる必要はない」って事は押さえておいてほしいです。
速弾きの才能その一:神経系
速弾きの才能を左右するその最たるものは、「神経系の発達上限」です。
筋肉を鍛えることで速弾きの上限速度が上がるとする説もあるにはありますが、おそらく速弾きの速度と筋肉にほぼ関係はないでしょう。
例えば、ピアノの世界では指が速く回る速度と筋力との間に相関がない事がすでに実証されているといいます。ギターのピッキング速度に関しても同様の結論が得られると思うんですよね。
そう、ギターのピッキング速度を最も左右する要因は神経の発達具合です。さらに踏み込んでいうなら、「指を動かす神経細胞の数が増える上限」でしょうか。
これまでにピアノに関する研究で、以下のような事実が分かってきいるといいます。
音楽の訓練を受けたことが無い人に比べ、指を素早く動かせるピアニストの方はより多くの神経細胞が活動している
ピアニストも練習により指をより速く動かせるようになる。そして指が速く動くなるにしたがって、活動する神経細胞の数が増加していく
これらの情報からかなり安直ではあるものの、
「指を動かす際に使用する神経細胞が多ければ多いほど指は速く動くのではないか」
といった推測ができます。
そして、指を動かす神経細胞の数の増えるペースやその数の上限は、かなり遺伝に支配されているのではないかと思うんですよね。
よって、「指を動かす神経細胞の数の増加ペースとその上限」がそれぞれ「速くて高い」のがギターの速弾きの才能といえそうです。ただ、あくまでも私の見ている範囲でいうと、多くの人はBPM240くらいの速度だったら行けるはずだと思っています。
というのも、多くの人は知らず知らずのうちに、日常の中でBPM240前後で速弾きをするために必要な動作の基盤となる動作を行っていると考えられるからです。
速弾きの才能その二:リズム感
速弾きにおいては、リズム感が非常に重要になります。
フレーズがある一定以上の速さになってくると、メロディーが聞き取りにくくなって来るので、メロディーの重要度が相対的に下がってくる気がします。
対して、フレーズが速くなってくるとアクセント等で適切にリズムを表現しないと、ただただ平坦な音の連続が聞こえるだけになってしまうので高度なリズム感が求められるってわけですな。
リズムも何も意識せずに無茶苦茶に弾いている速いパッセージなど、もはやただのノイズですもんねえ、、、。2022年6月に、リズム感を左右する69個の遺伝子の存在を示唆する研究が公表されたといいます。
ただ、リズム感は環境からも大きな影響を受けるとされているのようですので、リズム感の良しあしは決して遺伝だけでは語れないそうです。
なので、日ごろからリズムトレーニングをきちんと積見たいところですな。と言う事で、リズムトレーニングの一例を以下に数例あげてみます。
何か使えそうなものがあったら毎日の練習に取り入れてみてくださいな。
メトロノームを鳴らしてカウントに合わせて手拍子してみる
メトロノームを鳴らしてカウントの裏拍で手拍子をしてみる
自分でメトロノームのカウントに先んじて手拍子して見る(裏拍の位置にメトロノームのカウントが来る)
あと、まあ、、、わたしはめんどうだなってことですっぽかしてしまう事もままあるのですが、練習する際にはメトロノームを使うようにした方が絶対にいいですわね。
リズム感は才能とはいえ、努力で何とかなりそうですので頑張りたいもんです。
速弾きの才能その三:関節の柔軟さ
速弾きの才能の3つ目は、関節の柔軟さです。
指がどれくらい速く動くかでピッキング速度の上限は決まりますが、左手の指や腕首等の各関節の柔軟性が低いと複雑なフレーズが弾けなくなってしまいます。
特に、現代のテクニカルギターシーンでは、ストレッチフレーズがかなり多用されますので、指の関節が固いと本当に苦労しますよね。なので、速弾きの才能の一つに指の関節の柔軟性があると思うです。
ただ、あまりにも間接が柔らかすぎる場合は、脱臼しやすいというデメリットがあるそうな。
才能という言葉には、言い訳にも使えてしまえる怖さがある
才能という言葉は、非常に恐ろしい言葉であると同時に非常に便利な言葉でもあります。
人によるでしょうが、多くの場合「お前にはギターの才能がない」なんて言われると、かなりギターを練習する気をうしなってしまうものです。
また、練習していても自分の期待通りの進歩がみられないと練習が嫌になってきて、しまいには「もう自分には才能がないから練習しても無駄だな」と感じてギターを辞めたくもなるでしょう。
才能という言葉は、人のやる気をくじくための毒や自分があきらめる際の言い訳としても使えてしまうんです。
ただ、ここで注意したいこととして、
「いわゆる天才といわれる人達は、本人にとってそれが努力かどうかは別にして客観的に見たら例外なく尋常ではない努力」
をしている事があります。
例えば、ギタリストではないですが元IBF世界ウェルター級王者のメイウェザーさんは、練習に関して以下のような名言を残していますな。
お前らが休んでいるとき、俺は練習している。お前らが寝ているとき、俺は練習している。お前らが練習しているときは、当然俺も練習している。
メイウェザー
一見すると単なる根性論のようにも思えますが、そのくらい一流になるには莫大な練習量が必要だと言う事でしょう。
事実、バカテクギタリストのショーンレインさんやイングヴェイマルムスティーンさん等は、もう寝食を忘れるほどに一日中ギターを弾くといった生活を数か月にわたって続けていたなんて話もあります。
天才は才能だけにしてならずって話ですわね。
速弾きに関しては才能がどうかも確かに重要ですが、速弾きの上達はかなり練習という環境要因に左右されるものです。なので、やはり多くの人たちが言うように「才能の有無になんて悩んでいるくらいだったら練習しよう」というのが結論でしょう。
ただし、やみくもな練習が上達をおくらせると言う事はありうるので、常に「なぜ自分は~が上手く行かないのか?」といった自己分析を徹底的にして仮説を立てて検証していくという姿勢で練習をしないといけないと思います。
実際、わたしも長い事「ただ何となく弾いてそれでいいや」で終わらせてきてギターがめっちゃ下手くそなので「自己分析と仮説設定とその検証」の必要性はすごく感じている次第。
とはいえ、人によっては「自分だけでうまくなろうと思ってもそもそも練習のモチベがわかない」なんて人もいるはずです。
例えば、わたしもその一人でして、「友人と一緒にバンドをやろう」とか「いついつに~で~の曲を演奏する」みたいな目標設定しないとあんまり練習する必要性にかられないので日々何となく適当にギター弾いて遊んで終わりになります。
まあ、ギターをガチでやっている人からしたら、「おまえ、そこまでギター好きちゃうやろ、、、なめてんのか?」て話ですけどこれが本心です。
と言う事で、わたしのような人に対しては、「ユーチューブやサウンドクラウドなどで人に聞かせる前提で何かを期限を決めて練習する」というのがおすすめですな。
わたしもこのまま適当にギターで遊び続けて、「何となく右手が少し速く動くだけの人」で終わるのもしゃくなのでこれからは演奏を人に聞かせる前提で練習していこうかなって思っているところです。当たり前ですけど、目標や課題が設定されない練習になんて意味はないですからね。
常に、「なんで自分は~ができないのか?」といった自己分析を徹底しつつ、きちんとした目標設定をして練習していきたいものです。
ただし、「自分だけでは自己分析なんてできないし、そもそもモチベが維持できない」という人は、ギタースクールに通った方がいいですね。
とはいえ、未だコロナの猛威は収まらないので、出来ればオンラインで完結した方がありがたいという人も多いはず。
そんなオンラインで受講を完結させたい人は、オンラインレッスンでも効率的に効果をあげられるよう厳選された講師陣が多数在籍するオンラインレッスン専門ギター教室のTHE POCKETが適しているでしょう。
コロナ禍になってからオンラインレッスンの必要性を感じて導入したギター教室は沢山ありますが、THE POCKETに関しては当初から一貫して10年間にわたってオンラインレッスンにこだわってきたので品質が違うのです。
なので、オンラインでギターレッスンを完結させたい人に関しては、THE POCKETを利用するのがいいわけですな。とはいえ、いきなり本入会するなんて少しギャンブルすぎますよね。
実際に、レッスンを受けてみないと自分に合うかどうかってよくわからないものです。
と言う事で、まずは、25分の無料体験レッスンを受けてみて、自分に合うかを見極めるのがおすすめです。
ちなみに、わたしがこれまでギターに関してある程度本気で取り組んだのって「右手のピッキング速度を上げる」と言う事だけですね、、、他はめっちゃ適当です。
と言う事で、右手のピッキング速度に関しては、何がしかの示唆は提供できると思うので、ピッキング速度の向上に悩んでいる人はわたしのノートを参考にしてみてもいいかもしれません。
ま、気が向いたらどうぞ。
おわりに
この記事は「速弾きやギターのピッキングの才能の正体について少し考えてみた」と題しておおくりしました。
今回は速弾きやギターのピッキングの才能について少し考えてみましたが、正直どんなに才能があるとか言っても練習量が少ない限りその才能が花開くことってないわけです。
天才といわれる人はまず間違いなく全員人並外れた練習量をこなしているんですよねえ。なので、才能があるとかないとかを気にするよりも練習量を何とかした方がいいのではないかってのが個人的に思うところですかなあ。
、、、て、日ごろから全く練習しなくて下手くそな奴が言っておりますwwま、、、今回はそんな感じです。
では!
参考記事等
参考
紅茶ランキング