今回は以下の様な方に向けておおくりします。
・単音弾きのコツについて知りたい人
・右手のピッキングがどうにも速くならない人
・ 右手のピッキングの基本をあらためて確認したい人
・話しのネタが欲しい人等
今回の話題は「ギターピッキングのコツと抱えがちな問題点についてまとめてみた」という話です。
今回は「右手のピッキング速度がなかなか速くならない人が抱えがちな問題」とその対策についてまとめてみようかと思う次第。特に右手のピッキング速度が上がらない初心者の抱えがちな問題には以下のようなものがある次第。
- 自分に合ったフォームが分からないし定まらない
- めっちゃピッキングが力んでいる
- ピックが弦にすごいひっかかる
- リズムが不均一
正直、本記事に目新しい内容はないかもですが、一般に「ピッキングの際に重要といわれること」を網羅的にまとめてみたので、自身がピッキングの基礎で忘れていた事項があるかどうかを確認する際に使ってみるといいと思います。さらに突っ込んだ内容については私のノートを参照のほどよろしゅう。
なお、ギター教室に通うべきか迷っている人は「ギター教室に通うべき人の特徴」の記事が参考になるかと。特に、「オンラインで全部完結させたい!」という人にはオンラインレッスンのパイオニアであるTHE POCKETがおすすめです。
では、ゆるりとおおくりします。
右手のピッキング速度ってなかなか簡単には上がりませんよね?事実、わたしも一時期かなり悩んでいました。
しかし、試行錯誤の末にある練習方法を思いつき、それを実践して比較的短期間に速度が一気に向上。さらに、今では開始当初の2倍以上の速度になっています。
そこで、ピッキング速度を徹底的に追求したい人は、わたしがピッキング速度の限界を2倍以上に引き上げた少し独特な練習方法を試してみてはどうでしょうか?
ギターのド初心者が抱えがちな問題点(BPM90~180)
まず、ギターを始めて間もない初心者や歴がまだ浅い人が、ギターのピッキングで抱えがちな問題点についてみていきましょう。
ギター初心者や歴が浅い人の多くが抱えがちな問題点には、以下の様なものがあるでしょう。
・自分に合ったフォームが分からないし定まらない
・めっちゃピッキングが力んでいる
・ピックが弦にすごいひっかかる
・リズムが不均一
では、上記のような問題点にはどうやって対策したらいいのでしょうか?
上記の問題点への具体的な対策としては以下のようなものが考えられます。
・右手の脱力を意識する
・右手はうちわを仰ぐような動きを意識する(手についた水を切るような動きとも)
・遅い速度から丁寧にピッキング速度をだんだんとあげていく
・オルタネイトピッキングをとにかく長時間持続させる練習をする
・とにかく練習をできるだけ毎日継続する
・自分なりのピッキングのフォームを確立する
以下順次補足です。
・右手の脱力を意識する
右手のピッキングに関して、非常によく言われることとして「右手の脱力」があります。
右手の脱力は、まぎれもなくピッキング速度や音質の向上にとって重要です。
右手の脱力ができるようになるとピックを軽く持つこともできるようになり、弦に負けるような感覚を体得できるのでピックが弦にひっかからなくなり音質もよくなります。
・右手はうちわを仰ぐような動きを意識する(手についた水を切るような動き、鍵を回す手首の動きとも)
ギターのピッキングに関して右手の脱力と並んでよく重要とされることには、「右手はうちわを仰ぐような動きを意識する」と言うものがあります。
手首の回転を上手く使わないとオルタネイトピッキングが速く弾けないのは、周知の事実ですしわたしも体感上納得です。
特に、BPM160 以降の速さを出そうとしたら必須な気がしています。
・遅い速度から丁寧にピッキング速度をだんだんとあげていく
いくら速く弾けても生音で「バチバチ」等と強烈な音が鳴っているようでは、さすがに音が汚すぎますしこんな状態では音に強弱はつけられませんしリズムコントロールも満足にできないでしょう。
そのため、一音一音を自分のオルタネイトピッキングの上限速度よりも、はるか下の速度から丁寧に丁寧に弾いていくという練習をするのもいいです。
一音一音を丁寧に弾くことで、ピッキングが安定してくるでしょう。
※必ずメトロノームは使う事。
・オルタネイトピッキングをとにかく長時間持続させる練習をする
オルタネイトピッキングを安定させるために、たまには「オルタネイトピッキング~分耐久」みたいに自分の限界以下の特定のBPMひたすらピッキングをして持久力を鍛えるのがおすすめです。
瞬発的に速くてもそれが続かないのでは、曲の中でまったく使い物になりませんものね。
・とにかく練習をできるだけ毎日継続する
ギターは練習すればするほどそれに比例してうまくなっていくような楽器とは一概に言えません。
しかし、「練習しない日が続くと怖いくらいに下手くそになる」のだけは紛れもない事実です。
ですから、なるべく毎日たとえ数分でもきちんと練習をするようにした方がいいですな。
ただし、ギターのピッキング速度の上限に関しては、体験ではある程度以上の速度まで行くと長期間にわたって練習をしなくてもあまり低下しない気がします。
とはいえ、、、練習しないと確実にのろくはなりますがね。
・自分なりのピッキングのフォームを確立する
そもそも自分に合ったピッキングフォームが定まらないと速くならないばかりかピッキングが安定しません。
そのため、なるべく早い段階で自分に合ったピッキングフォーム」を見つけておくといいと思います。
なお、ピッキングフォームはできるだけプロギタリストの講師と相談しながら決めるのがおすすめです。
※フォームが正解かどうかの基準はおよそ「いい音が出ているか」でいいと思う。
人によって筋肉のつき方から骨格まで実にバラバラなので、自分だけでは中々正解はわかりませんからねえ。
なお、速度向上の基礎を固めるにあたっては、ギタリストの加茂フミヨシさん著の「R.A.S.式ピッキング 速弾き攻略のための究極メソッド」が役に立つと思う次第。
参考
参考
ギターピッキングの基礎完成(BPM200~)
では、次にギターのピッキングの基礎がおよそ完成した人が、ギターのピッキングで抱えがちな問題点についてみていきましょう。
本記事では「BPM200」をもって「基礎完成」としていますが、正直いうとここは人によりけりかと思いますね。
ギターのピッキングの基礎がおよそ完成した人の場合、ギターのピッキングで抱えがちな問題と言えばもう「速度の上限が上がらない」だと断言してもいいでしょう。
ギターピッキングの基礎がある程度完成した後の速度を上げる対策に関しては、およそ以下のようなものが考えられるかと思います。
・速弾きに適したピックを探す
・ピッキング角度の調整
・時には自分の限界を超えた速度でピッキングをしてみる
・メトロノームを使ってダウンピッキングを速くする練習をする
・ピッキングの手法を変えて速くなるか試してみる(サークルピッキングなど)
以下順次補足です。
・速弾きに適したピックを探す
ピッキングの劇的な速度アップになるとは思えませんが、速弾きに適したピックと言うモノは確実にあります。
速弾き向きのピックは、何といっても「先がある程度とがっている」のが絶対条件です。
よく速弾きに適したピックとして例に出されるのは、ジムダンロップのジャズⅢでしょう。
ジャズⅢは速弾きフリークスの方ならきっとご存じのはず。
速弾き向きのピックには、他にも以下のようなものがあります。
・アイバニーズHEAVY
・アリアプロツー0.8㎜
いろんなピックを試してみて、自分に適したピックを見つけたいものです。なお、わたしはピックボーイが一番使い勝手がいいと思っている模様。
・ピッキング角度の調整
右手のピッキング速度を向上させたいなら、ピックと弦との接触面をできるだけ減らし、同時にピックのふり幅を減らしてく必要があります。
そのため、ピックと弦との角度についてはきちんと気をつけるようにしたいものです。
ピックと弦との接触面を減らすという意味では、ピックを弦に平行気味にあてるのが最善ですが、完全に並行ではスムーズに弾けないので弦に対してピックをやや斜めする必要もあります。
各自、一番弦との摩擦が少なくスムーズに弾ける角度を見つける努力をするといいですな。
・メトロノームを使ってダウンピッキングを速くする練習をする
以外と意識ている人は少ないかもしれませんが、実はダウンピッキングが速くなるとオルタネイトピッキング自体の速度が上がっていきます。
具体的にいうと、BPM150の8分音符でダウンピッキングができれば、BPM150の16分音符が弾けるといった具合です。そのため、メトロノームを使って簡単なリフを特定のBPMで弾き続ける練習は効果的ですね。
※簡単なリフとは、例えば「6弦開放弦をずっとダウンピッキングで弾き続ける」といったものでよい。
徐々にBPMを上げて自分のダウンピッキングの限界を伸ばしていきましょう。
・ピッキングの手法を変えて速くなるか試してみる(サークルピッキングなど)
ピッキングの仕方には、実は結構いろんなものがあります。
例えば、親指の屈伸を使ったピッキング手法に「サークルピッキング」と言うものがあります。
サークルピッキングを文章で説明するのはかなり難しいので、サークルピッキングについて説明されているギタリストの西尾知也さんの動画を参考までに貼っておくとしましょう。
参考
人によって、ピッキング手法の向き不向きはあると思うので、現状のピッキング手法で行き詰っている人は他のピッキング手法を実験的に取り入れてみるのもいいと思います。
なお、自分のピッキング速度の限界を超えたい人は手前味噌ですが、わたしがギターのピッキング速度を上げた方法も参考になるかもしれません。
わたしがピッキング速度を上げた方法について気になる人は、リンクからどうぞ。
おわりに
この記事は「ギターピッキングのコツと抱えがちな問題点についてまとめてみた」と題しておおくりしました。
今回は一通りギターの基礎が完成するまで、または基礎がある程度完成した後に陥りがちな問題についてまとめてみましたが、自分がうっかり忘れていた事項はあったでしょうか?
ギターって上達するまでほんっとうに時間かかるんですよねえ、、、。てか、日々の練習が地味すぎて中々続かないって人も多いと思います。
何を隠そうわたしが全然最近練習ができておりませんからねえwww余計に下手くそに拍車がかかっております。
本当はユーチューブに演奏動画とかあげてみたいんですけどねえ、、、。まあ、お互いギター頑張りたいもんですな。
ちなみにギターが自学自習でもうまくなるのは、数多くのプロギタリスト達の経歴等を見ていると自明なのですが、やはりなるべく短期間でうまくなろうと思ったならきちんとプロギタリストの講師にならった方がいいです。
それに早くからならっておけば、変な癖とかつかないで済みますしねえ。
ギタースクールのTHE POCKETは、オンラインで完結するうえ講師にはオンラインでのレッスンを効果的に行えるような人材が厳選されているので、まずは無料受講をしてみるといいと思います。
では!
参考記事等
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