「友達に大の紅茶嫌いの子がいるんよね。なんでも、紅茶はどうにも飲む気がしないってさ。美味しく感じないらしいな。そんで、その子はコーヒーが大好きなんよな。うーん、紅茶党のわたしからするとなんでこんなにも好みがわかれるのか謎だわ。」
んー、それは感じ方の違いって可能性があるねえ。
紅茶を苦く感じる人が、コーヒーを同じくらい苦く感じているとは限らんしのお。
オニギリス!
紅茶党ギタリストで心理カウンセラーのオニギリです。
今回もよろしゅう!!
今回の話題は「紅茶好きはコーヒーが嫌い?紅茶好きかコーヒー好きかは遺伝子で決まる?」という話です。
今回は以下のような方に向けておおくりします。
- 紅茶好きとコーヒー好きの違いを味覚の観点から考えてみたい人
- 話のネタが欲しい人
当ブログの読者諸氏の大半が紅茶党であると思うのですが、「コーヒーなんてまずくてとてもじゃないけどのめん!」と思っている人ももしかしたらいるかもしれません。
そして、一方で「紅茶なんてまずくて飲めたもんじゃない」というコーヒー党の人達もいます。
あとは、「どっちもどっちやで」という人ですかね。
さて、何でこんなことが起こるんでしょうか?
これには「何に対してより強く苦みを感じるかが違っている」事が関係しているなんて話があります。
今回はそんなお話。
ちなみに、わたしはいつも以下の記事のように紅茶を入れている次第。
では、ゆるりとおおくりします。
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紅茶好きかコーヒー好きかは遺伝子が決めるのか?
「紅茶好きかコーヒー好きかは遺伝的に決まっているんじゃないか?」て話があります。
紅茶もコーヒーもどちらも苦い味がしますが、両者の苦みの元となっている化学物質は違うんですね。
こういった苦み物質を検知する際に重要なのが、美香各受容体の存在です。
受容体(レセプター)とは、外界や体内からの何らかの刺激を受け取って、情報(感覚)として利用できるように変換する仕組みを持った構造です。
つまり、コーヒーが苦いと感じるのはコーヒーの中に含まれるカフェインが受容体とくっついている証拠。
これは紅茶においても同様です。
ただ、コーヒーと紅茶の中に含まれる苦み成分には違いがありますし、受容体は物質と選択的に結合するため、「何の苦み成分に対しての受容体を多く持っているか」で苦みの感じ方が違ってきます。
そうした、「苦みの感じ方の違い」が紅茶とコーヒーの好き嫌いにかかわってくるって話になるんですね。
以下のオーストラリアのクイーンズランド大学による「イギリス人の37~70歳の男女40万人分のデータを分析しコーヒーやお茶の消費量と苦味物質の検出に関係している苦味レセプター遺伝子との関係を調べた」研究によると、以下のようなことが分かったそうな。
参考
https://www.nature.com/articles/s41598-018-34713-z
・カフェインを感じる苦味レセプター遺伝子を平均的な人に比べ多く持つ人たちは、コーヒーを1日に4杯以上飲む傾向があった
・ カフェインの苦味レセプター遺伝子が1つ増えるごとに、コーヒーをたくさん飲む率が20パーセント高まった
・カフェインに対して敏感な人たちは、お茶を飲む量は少ない傾向があった
・キニーネやプロピルチオウラシル(PROP)の苦味レセプター遺伝子を多く持つ人は、コーヒーよりもお茶を好む傾向にあった。
・ 平均的な人と比して、キニーネ/プロピルチオウラシル苦味レセプター遺伝子が1つ増えるごとに、お茶を1日に5杯以上飲む率が4~9パーセント高まった
ふむ、この結果からすると、「人は紅茶とコーヒーのうちより苦みを感じるものを好む」ってことになるようですなあ。
まあ、受容体が多いってことはそれだけ苦みを感じやすくなるってことであり、受容体が増えて苦みを感じやすくなるごとに紅茶とコーヒーそれぞれで飲む量が増えているわけですもんな。
まあ、要するに「敏感に感じ取れるからこそ味わいを深く詳細に感じ取ることができる」のかもしれません。
なので、キニーネ/プロピルチオウラシル苦味レセプター遺伝子が多い紅茶党の人にとってコーヒーは「なんか味気ないな」て感じなのかもしれません。
これはコーヒー党の人が紅茶に対して感じる場合も同様でしょう。
ちなみに、こういった苦みレセプターによって好みがわかれるって話はコーヒーと紅茶に限らず、様々な食品の好き嫌いに関係しているんではないかって話があります。
最近では、味覚感受性と食品嗜好との関連性についての欧米で報告されている研究には、例えば以下のようなものがあるんだとか。
・PROP tasterは,キニーネや塩化カリウムの苦味も強く感じる
・PROP味覚感受性の高い人は生ほうれん草や生ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜を嫌う
んー、面白い内容っすね。
ただし、この手の研究は日本人を対象として行われたものが、ほとんどないらしく日本人に関しては何とも言えないようですな。
そういえば、わたしはキニーネが含まれているニガウリ科のゴーヤは大嫌いです。
当たっているかもなあ、、、。
そして、,「PROP non-tasterは嫌いな食品数が少ない」とか「PROP感受性の強い super-tasterは緑黄色野菜を嫌いな人が多い」なんて話もあるそうな。
うーーん、自分はどうなんだろうか?
せやなあ、、、好き嫌い多いかもしれん。
ただ、緑黄色野菜に対して「苦いから嫌い」って思ったことはないかも。
食感が嫌いなものは割とあるけどね。
ちなみに、プロピルチオウラシルの苦さを感じやすい人は、飲酒量が少ない傾向もあるらしいですな。
、、ということは、紅茶党の人の方が酒好きが少ないって話になるのかな??
知らんけど。
ただ、個人的には納得かな。
わたしゃ、酒は一滴も飲まんから。
で、総括すると以下みたいなことが紅茶党員については言えそう。
「紅茶等は飲酒量が少なくて好き嫌いが多い傾向がある」
、、、ふぬ、、、、なんだかなあ、、、、。
紅茶党でもコーヒー党でもない人たちはどうなん?
世の中には紅茶等でもコーヒー党でもない、いや「お茶等でもコーヒー党でもない無党派層」というのがいます。
要するに「お茶もコーヒーもどっちも好きじゃない」とか「別にどっちでもいい」といった人たちですかな。
まあ、「どっちも好き!」て人もいますけど。
こういった人たちを先ほどから出てきている受容体の話で分類してみると面白そうですよね?
なので、勝手に推測してみると、無党派層の人達は「カフェイン受容体もキニーネ/PROP受容体のどちらも少ない人」と「カフェイン受容体もキニーネ/PROP受容体のどちらも多い人」で2極化しそうな予感がします、、、。
まあ、そもそもどっちの受容体も多いとかどっちの受容体も少ないなんてことが、どれほどあることなのかわかんないですけどね、、。
あとは、性別での違いなんかを調べてみるのも面白そうよね。
レセプターに着目すると、男女それぞれの紅茶等とコーヒー党の数が推定できたりしてな。
なんか、面白そうだ。
おわりに
この記事は「紅茶好きはコーヒーが嫌い?紅茶好きかコーヒー好きかは遺伝子で決まる?」と題しておおくりしました。
んー、紅茶とコーヒーのどっちが好きかは割と遺伝子で決まっているのかもしれませんね。
もちろん、遺伝子だけで決まるってことはないのでしょうが、紅茶とコーヒーの好き嫌いには遺伝子が大きな影響を与えているのには変わりなさそうです。
実際、わたし自身は基本的に紅茶党ではありますが、まあコーヒーもそれなりに好きですからね。
正直、厳密にいうなら「割と無党派に近い紅茶党」かもなって思いますな。
少なくとも、「紅茶原理主義者」みたいな過激派ではないっすね。
まあ、紅茶が好きでもコーヒーが好きでもいいので、人生楽しんでいきましょ。
参考
https://www.nature.com/articles/s41598-018-34713-z
https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi/67/1/67_1_15/_pdf
では!
参考記事等
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